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ずっと死のうと思ってました。

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生きる事がとても辛くて、死のうと思ってずっとこつこつと計画を進めてきました。

同時に自分以外の人間を憎んでいました。
こいつらは死にたいなんてこれっぽっちも思った事がない、安楽な人生を生きているんだと思って妬んでいました。
親しい友人、職場の同僚、すれ違う人々に至るまですべからず憎んでいました。

でも違ったんです。
みんな同じ苦しみを抱えている事に気づきました。
みんな私と同じように、悩み苦しみながら日々を生きていると気づいたんです。
生きる事は苦しいんです。

自分を恥ずかしいと思いました。ずっと惨めなのは私だけだと思っていました。
でも苦しみは皆がそれぞれ抱えている事に気がついて今は人々に対する憐憫の情でいっぱいです。

なぜ生きる事はこんなにも苦しいのに、最後に待つのは死しかないのに、人は生きようとするのでしょうか。生きなければならないのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お釈迦様も一切皆苦と言われましたように、生きることは苦しいことばかりです。
ですが中には楽しかったこと、嬉しかったこと、笑ったこと、ありませんでしたか?
その僅かな楽しみの為にたくさんの苦しみに耐えているのではないでしょうか。
また、最後に待つのが死しかないとありますが、私は死は最後ではないと思っています。死後は極楽浄土に往き生まれ、仏道修行をして仏に成る予定です。南無阿弥陀仏とは極楽浄土に往き生まれるための合言葉。この世で生き別れ死に別れした人達とまた極楽浄土で再会する為の合言葉です。だから毎日お唱えするのです。
そのように考えて、生死の悩みから離れ、今できる事に専念して生きてくれたらと思います。
南無阿弥陀仏

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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