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病気が治ってきているのかもしれません。

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有り難し有り難し 16

ちょっとだけ日常生活に支障がある病気を持っています。私にとっては怖い病気です、生涯のものではないそうです。
今2年目です。
薬は後々の妊娠とか依存のこととかも考えて頓服だけにしています。
正直、いつ治るとか数値でわかる病気ではないのでこのまま治るのかな?という不安や病気になってしまったストレスや葛藤でいっぱいでした。

ところが最近は不安よりも楽しい事を考える時間が増えてきたのです。

病気の症状事態はまだ治っていないのですが、心が全然違います。
前は早く病院に行って早く治したい!だったけど、今は病院よりも遊びに行きたいとまで思っています。

前まで悲観的だったのに、将来の楽しみやこれからの期待まで出てきました。

病気になる前よりも主人との関係も良好で、親も私の事を前より理解してくれています。
考え方も自分の拘りみたいなものや自分を縛り付けていた考え方などが見えてくるようになっています。

友達関係もちょっと傲慢な態度を取るようになった子はいたものの、ある意味距離を取る良い機会になったし、それよりも前より親身になって話を聞いてくれる子が居て、その子の事を尊敬したりと色々と面白い事がありました。

なんかここ最近こんな感じである意味戸惑っています。拍子抜けみたいな…

幸せって気持ちが体の真ん中からじんわり感じる瞬間があって、なんか、前まで悩んでた事が嘘のように思える時もあります。

病気は治っていないので油断はしてはいけないけど、なんか…誰かに共感して欲しくて質問してしまいました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それ、すごく大事です。

そうです。
そうなのです。(拍手)
「ダメだ」と思い続ける人や、「どうせ」と思う人は、その認定や判断、審判を下しちゃう人が結局本人だから、絶対によくならないのです。
私はお医者さんによってお薬漬けにされちゃって取り返しがつかないことになる前に、自分自身の中の薬師如来・薬師の働きに気づいていただきたいと皆さんに願っています。
その働きとは、体が病気であっても心が2倍、3倍、X倍でそれ以上に苦しんでしまう思考のカラクリに気づいて「なーんだ、病気だ、病気だって、人は自分を病気というけれど、仮に病気であっても病気であったことも知らずにものをみたり聞いたり生活して何でもなかった時のアタシは(仮に人が病気と言おうが)病気でも何でもないアタシじゃん。むしろ、病気の思いに縛られていたのがアタシじゃん。(思いで自分をネガティブに扱っていた)」という気づき、発見があると、仮に病気であってもへっちゃらなのです。というより、誰が病気か病気でないと審判・審査するのかって、結局、本当に本当に深い意味では自分しかないのです。反対にお医者さんでも病気でなくても病気にされちゃう人も多いです。だって、病院に行った時点で設定が患者さんですから。
ウチでやってる坐禅会(現てらこや)では、心の病が治ったり、快方に向かっている人がおられます。カラクリは簡単です。
「自分が自分の想念(思い・考え・イメージ)に騙されないようになれた」からです。
私自身も、かつて「シニテー」と思うほど病んでいました。
そういう時って、心が超ネガティブなろくでもないことを考えたり遠くへ行っちゃっているのです。地に足がついていない。思考の世界へフライとして山を越えはるか遠くへ行ってしまっているのです。
ですが、本当に明晰な心は地に足着いたところにあります。表現を逆にすれば思考の峠を3センチだけ越えたところにあるのです。人間は人間が思考していない状態を思考で知ることができないだけです。使っているツールの大半がスマホでもPCでもなく、自分の思考ですから。その思考する0・5秒前の本来の自己に目覚めることが肝要なのです。お釈迦様もそこに目覚められて悟りを得られました。
あなたが今こうして目覚められつつあるところが「あなたがあなた自身の思考に染まっていない」状態です。
思考って、単純に今の現実にはないところへ行かせちゃう働きなだけなのです。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございます。
共感してもらえて嬉しいです!よかった!!『違いますよ。』とか言われたらどうしようとか思っちゃいました笑

私は思考の世界に迷い込む事がよくあると思います。
でも最近戻ってこれるんです。
前は思考の世界に迷い込んでいるという自覚すら無かったです。
でも、いろんな人が通る道なのかもしれないですね。だから、みんなアドバイスをしてくれるんだと思います。
私だけじゃないって思えるのも心強い。

確かに、ネガティヴに色々考えすぎて病気に色々なオプションを勝手につけていたかもしれません。

ここ数年病気だからって考えてやりたい事をあまりやらなかったんですけど、これからは病気だけど楽しんでやろうと思います!!不思議と最近は楽しそうな情報が目に付くんです。

ちょっとスッキリしました。
ありがとうございました。

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