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この度転職することに。

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転職することになりました。
このご時世に3社から内定をいただきました。
転職会社を通したりして。
自分でも、自力で動きました。
一ヶ所転職会社で紹介された職場を見に行きましたが…見学に行った時に凄く違和感がありました。
怖いと感じました。
自分がそこの職場で、やれるイメージがもてませんでした。
自分そこは辞退したいのですが…転職会社の人が強制してきます。
その転職会社の人には本命の所が受かったとは言ってませんが…「自力で近くの職場応募しました」と話すと「勝手な事をしないでください」と言われてしまいました。
自分は本命の所で働きたいとは思ってます。
そこでだったら自分は頑張れると思いました。
ただ断るのはどうしたらいいのでしょうか?
本当の事が言えずに苦しいのです。
素直に喜べない自分がいます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

職が定着しないのではなく心が定着していないとみる

心がそこにいながらそこに居ない、でしょ?
そこに居ても、すぐ他の方向へ向かったり、浮足立つ、思いの世界に毎回フライトする自分の心の癖に気づくべきだと思います。
何かをみては、なにかに難癖をつけたり、他の事考えたりするということがあるのではあるということであって、問題は外部にあるのではなく、毎度毎度、そういう心の反応が生ずる自分の方にあると思っておいた方が良いと思います。
悩みとは毎回そっちを解決するのではなく、外の事を変える考え方を塗り替えるのではありません。
あなたがどこに行っても毎回心が浮つく、ざわつく、その過剰反応な自身の心をこそほんとうはあらためる。
それがあなたの仏道修行なのです。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

こんにちは。お久しぶりです。

 3社も内定が出たのですね。良かったですね。
 これはあなたの人生です。私の人生でもなく、転職会社の人の人生ではないです。ですからあなたのことはあなたが決めればいい話だと思いますよ。
 転職会社を使うに当たり、他社と交渉をして良かったのかどうか規約があればそれを確認し、あなたに非がなければ、理由をきちんと説明して思う会社に行けば良いと思いますよ。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

質問者からのお礼

自分が悪いのでしょうか?
本命断るべきなんですか?

ありがとうございます☺️
自分の道に進みたいと思います。

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