hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

地獄に堕ちる者にも一分の理があるのではないでしょうか。

回答数回答 2
有り難し有り難し 29

24歳頃、地元で配達のアルバイトをしていました。
そんな時、町中で見知らぬ女子学生に大声で罵倒されるということがあり、一体何が起こったのか理解できないまま、周囲の人たちから好奇の視線を向けられる恐怖に震えることになりました。
その後、その女子学生には、二度ほど遭遇することになり、一方的に罵声を浴びせて逃げていかれることの繰り返しだったために反論すらできず、いつしか私は病院から追い出されるような経験もしました。

何もしていないのに、どこの誰かも分からない人間の言葉を否定するすべもないということは、人生を壊されたまま、不当な苦しみに耐えて一生を送らなければならないことなのです。
私は、もう疲れてしまいました。

少し話はそれますが、私は生まれつき色白で、日に焼けても赤くなるだけで、すぐに元に戻るのですが、そんな私の顔を見て多くの若い人が「キモい」といいます。
実にお手軽な言葉ですね。
人の心を思いやることもなく、自分の気分次第で他人を踏みにじっては悦に入る。
醜い心をさらけ出すような言葉を吐きかけながら、恋だの愛だのを貪欲に求める姿は、果たして人間と言えるのでしょうか?
私は、そのような人達を「通り魔」と呼んでいます。
私が心を切り裂かれたあのとき、確かに心は血を流していたように思えたのですから。
今の私は、何とかして親にお金を返すことだけを願って日々を暮らしています。
仕事には就けず、情けないことに賭け事や宝くじ等です、愚かすぎて泣けてきます。
守株待兎でしたか、私のような愚か者を表す言葉がありましたね、でも私は責められるべき人間なのでしょうか?
最近の私は、体の不調にさいなまれ、一層愚かな行為を繰り返すようになってしまいました。
パチスロなどの馬鹿なことをして、何とか日々の糧を得ようとしてはいますが、もとからあのようなことで金を得られるわけもなく、どんどん追い詰められてきています。
私は、自分がもう長くは生きられないのではないかと思っています。
体の不調はもとより、薬を飲み続けることにも疲れ、障害を隠しても仕事に就けないことで収入もなく、心も疲れはてました。
私は死んだらきっと地獄に堕ちるでしょう。
私がいくらかでも早く地獄から抜け出せるように拝んでいただけましたら幸いです。
長々と駄文を連ねましたことをお詫びいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の心、信念を強くすること。

白い嘘つきさん、こんにちは。

 女子中学生の罵倒の件、それは辛い目に会いましたね。世の中には人を見た目で判断する人がいます。腹が立ちますね。でもそんな人に拘る必要はなかったのです。あなたが正しくまっとうに生きているのであれば、逃げる必要も説明する必要もありません。人生は理不尽なことばかりです。だからこそ、逃げても意味がないので、そんなことを気にしない力を身につけなければなりません。そのために必要なことは自分の心を、信念を強く持つことです。その方法の一つが真面目に生きること。仕事をすること。さらにもっと強く生きるためには仏教の信仰を持つことです。

 あなたはそれに負けてしまい、だんだんとギャンブル等に逃げてしまっているのですね。それでは何の解決にもなりません。今回、ハスノハに相談したのも、そんな自分と戦いたいという気持の現れだと思います。
 人生のやり直しはいくらでもできます。年齢は関係ありません。今からが人生の勝負なのです。幸せな人生を送るために、心の弱い自分と戦いましょう。

 まずは自分は変われるんだという誓いを立ててください。そこから新たな人生は始まります。ギャンブルはすぐに止める。暇な時間がギャンブルに手を染めてしまいますので、何かをする人生を初めてください。まずは家の大掃除です。たぶん、部屋は散らかっていると思います。そこから初めてください。そして、本をたくさん読んで心の栄養を与えてください。仏教の本が一番良いでしょう。

 てんかんの障害は辛いですが、受け入れてくれる仕事もたくさんあります。ハローワークに行って探してください。どうしても生活ができなくてお金がない時は、役場の福祉課に行って相談してみてください。生活保護の手続きも含めて相談してください。絶対にサラ金などでお金を借りてはいけません。抜け出せなくなります。どうしても生活ができなくなれば、私のお寺の寺男になればいい。毎日の飯ぐらいは食べさせてあげます。人生を捨ててはいけません。

いつでも相談にのります。まずは自分が生きる力、やり直す力を始めるのです。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email...
このお坊さんを応援する

南無阿弥陀仏は、罪業を斬る利剣

「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)と念仏を口に称(とな)えれば、過去の罪業はリセットされます。
南無阿弥陀仏は罪業を斬る利剣。
能常念仏者能力懺悔人。常に念仏する者は、常に懺悔(さんげ)する人である。

善人は善人ながら、悪人は悪人ながら、生まれつきのままで、ただ「南無阿弥陀仏」と称えてください。
臨終の瞬間には、阿弥陀仏が迎えに来てくださり、阿弥陀仏の力によって極楽浄土に往生させてもらえます。

だから安心してください。
大丈夫、あるがまま、おたがいさま。
誰もが罪を背負っています。
しかし、阿弥陀仏は、どんな罪人でも見捨てないのです。
合掌 十念(四・四・二の十回の念仏)
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶ
なむあみだぶつ
なむあみだぶぅ。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

おはようございます。
真夜中に書き連ね、明け方に投稿した私の告白に教えを下さいましたことに深く感謝いたします。
私自身も、生き方を改めることには取り組みたいと考えておりました。
強くありたい、そう願う気持ちはいつも確かに心の片隅にあったのです。
私は2年前に生活保護を抜けた身なので、再び保護を申請しても認めてもらうのは難しいかもしれません。
でも、住職様の教えを心の支えにして、なんとか生きるすべを探してみたいと思います。
再び相談をさせていただくかもしれませんが、その時にはよろしくお願いいたします。
この度は本当にありがとうございました。

願誉浄史様、お礼の言葉が遅くなりまして申し訳ございません。
迷惑をかけ続けている家族への償いが、私の生の終わりまでに成し遂げられるのかは分かりませんが、残りの命を、私なりの全力で生きてみたいと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ