仏壇について
仏壇についてお聞きしたいことがあります。
曹洞宗の本尊は釈迦牟尼仏様ですよね。
それなのに、祖父に聞いたら阿弥陀様だと言います。
蓮の上に立っておられます。
阿弥陀様を信仰しているからだと言っていたのですが、そんなことありなのでしょうか!?
祖父もうろ覚えのようなのですが、曹洞宗なのに本尊様を勝手に変えてしまっていいのでしょうか?
それとも、祖父が知らないだけで釈迦牟尼仏様なのでしょうか?
それとも曹洞宗ではないのでしょうか?
それとも祖父は間違えたのでしょうか?
頭の中がハテナです。
教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
帰依三宝
はい、たしかに変です。各宗派にはそれぞれメインテキストとしている経典があり、その内容に基づいて各々の荘厳が展開されています。読経をする我々坊さんとしては、読んでいるお経と関係のない仏像が置いてあると、正直ちょっと変な感じがするのは否めません。
しかしながら、私の経験上、理屈に合わないからといって軽率に撤去してしまったり据え変えてしまったりするべきではないと思います。
姿形は違えども、おそらくあなたのおじいさんはずっと昔から今そこに安置してある仏像を大切にされ、それを通して仏法僧の【三宝】に帰依してこられたのでしょう。仏教にはたくさんの宗派がありますが、誰がどこから入ってきても、この【帰依三宝】に辿り着くこと。肝心なのはその一点だと思います。
いくら体裁を整えても、宝石の入っていない宝石箱を一生懸命自慢するように仏壇の豪華さばかりを自慢するだけの人もいれば、御本山の指定の通りに飾ればそれでなんか救われた気になってしまい歩みを止めてしまう人もいる、むしろ私はそっちのほうが問題だと思います。
一番大切なのは、
あなたのおじいちゃまの心の泰安を維持し、妨げないことだと思います。
そして、できることなら、それをきっかけにおじいちゃまとあなたが仏教について語り合えるようになるといいなぁと思います。
質問者からのお礼
帰依三宝ですか!なるほど!
その通りですね。
ありがとうございました。