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SNSでの評価に心が左右されてしまう

回答数回答 2
有り難し有り難し 36

以前Twitterでのトラブルがあり、何度かこちらでご相談させて頂きました。

本当にありがとうございます。

Twitterはもう利用せず、小説や絵を通して交流するSNSツールを利用しています。

小説を通してたくさんの評価や感想を頂けるようになり、それが大変嬉しいのですが……

徐々に評価に心が左右されるようになり、評価が少ないと自信をなくしてしまいます。

私は小説ですから、どれだけ頑張って書いても、絵ほど評価が頂けないことも、段々ストレスに感じてきました。

小説を書くのはとても好きなのですが、目先の評価に心が左右されてしまうのが、嫌でたまりません。

卑屈になり、絵に対するネガティブな感情を抱くようになっています。

こういった嫌な感情と、どう向き合っていくべきなのでしょう?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ロック魂 芸術は評価のためにやってはいけない

私の尊敬する井上貫道老師が言っておられました。
お近くに有名な芸術家の方がおられるそうで。
「人は褒められると、またそれと同じようなものをやらなければいけないと思うようになり、それが為に作品がつくれなくなる」と。
要は一度、世間から受け入れられる大作・名作が誕生してしまうと、それに縛られてそれを越すものを作ろうとするにもなかなかできないものです。
前作がヒットしすぎて他の道が切り開かれなくなってしまうという心理はアーティストにはあるものです。
お笑い芸人も一発当たるとしばらくそのネタでやっていくものでしょうが、そのキャラに縛られてしまうと他の活動ができなくなってしまうようなものでしょうか。
日本のギタリストの「CHAR」さんもデビュー当時は「アイドル」として、いわゆる世間に迎合した媚び媚な甘いイメージで事務所の描いたイメージで売り出されたそうです。
ある時、それに嫌気がさしてそのキャラをぶっ壊してジミヘンソウルたっぷりなこてこてロックに転向しました。
その時の女性ファンたちはそのイメージがあまりにも壊れたために悲鳴を上げたことでしょう。ですが、アーティストとしては爆発して花が咲いたといっていいのではないでしょうか。
私の尊敬する天才ギタリスト、ウリ・ジョン・ロス様はジミヘンに傾倒し、ジミヘンを敬愛するあまりジミヘンの愛人と同棲するまでの勢い。アルバムのジャケまで描いてもらい。スコーピオンズというバンドでもそこそこ売れていたのですがソロデビュー。自分でギターを弾きながら歌に挑戦したのですがひどいと酷評。https://www.youtube.com/watch?v=llJKwvcP5qQそれでも思い切りの良さがありました。酷評を浴びながらもウリはさらに進化してウリからキュウリ、ハヤトウリになり(嘘)ついに自らギターを考案。バイオリンのような高音が出るスカイギターを制作。その頃からプレイスタイルも変わり、純粋に音楽に身を捧げてついにギターの神がおりてきました。https://www.youtube.com/watch?v=gNGhZrouA0U
2:20からの超絶神ギターは神懸かるどころか仏がかってしまい白目ものです。ウマいとかを通り越して昇天もの。大勢のギタリストたちはギターの夢をあきらめてしまいました。
是非ウリもキュウリも超える大物になりますように祈ります。

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おきもち

周りに振り回されることなく

拝読させて頂きました。
私の友人も小説家ですけれどもやはり大変長く書いているようですね。
なかなか評価は上がらないのが実情でしょうからね。
とはいえ別に評価される為だけに書いているわけではないでしょうからあまり周りの人たちの評価特にネット中などの評価ばかりに振り回されることなく己れの志すもの書きたいものを継続して書いていくことにかと思います。

あなたが素晴らしい作品を作っていかれて心も充実なさり日々お健やかに生きて頂きますようにと心よりお祈り申し上げます。

頑張ってくださいね!

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

丹下覚元様

ご回答、ありがとうございます。
評価され、誉められた事が嬉しいあまり、それを求め書くようになっていました。
一度評価を得てしまうと、それを保つ、超える為に努力をするようになり、趣味として楽しみたい気持ちが少しずつ失われていくように感じていました。
そういった事に囚われず、趣味を全力で楽しめる人間になりたいと思います。
本当にありがとうございます……!

Kousyo Kuuyo Azuma様

ご回答、ありがとうございます。
インターネットの世界では、小説が軽視され、差別されているような空気があります。
全ての方々ではありませんが、そういった価値観などに疲れておりました。
その矢先、評価を得た事で、それを保とうと空回りするようになっていたと思います。
そういった事に囚われず、好きな事を好きなだけ書けるようになりたいです。
本当にありがとうございます……!

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