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心の波を穏やかにしたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

はじめまして。よろしくお願いします。
ご指南いただきたくメールを送ります。

現在30代女性です。過去にあったことが現在と未来を邪魔して、前向きに穏やかに生きることが出来ません。

学生時代に2度性的暴行を受け、自殺未遂を4度起こしました。
前向きにならなくては、と死ぬのは明日にしようまだ頑張ろうと思い直しここまで来ました。

大人になれば、強くなれば、家庭を持てば・・・と様々な方法をとりましたが、今もまだ毎日のように過去にとらわれ苦しめられています。

心の波が穏やかな日と荒れている日が半々です。特に何をしたというわけでもなく、心が振り子のようになり、自分自身のこととはいえ理解が出来ずにいます。

荒れてしまったとき、どうしても前を向けない卑屈な気持ちになったとき、自分を汚く恥ずかしい存在だと思ったとき、どうしたら前を向いて心穏やかにいられるようになりますか?
どうしたら、人を許せる気持ちになれますか?

病気として扱うのが妥当かもしれませんが、心の持ち直し方を知りたく思います。どうか皆様のお声を聞かせてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去は変えられない・・・忘れるしかない。

本当に辛い経験をなさいましたね・・・。良く頑張って今まで生きてこられました。仏様が褒めていますよ。
〈死ぬのは明日にしようまだ頑張ろうと思い直し〉・・・素晴らしい考え方です。今後もこの態度で一日一日を頑張りましょう・・・。
❝過去はやり直すことはできないが見直すことはできる❞と言われます。あなたの場合、過去の出来事は「忘れる」しかありません。時間はかかりますが、記憶は段々薄らいでくると思います。昔から「日にち薬」と言って、辛く悲しいことは時間が経って「忘れる」しかないのです。
「過去を見直す」とはどういう事でしょう?。あなたに起こった、苦しい体験は、ひょっとしたら「あなたを強い人間にしよう」とした《試練》だったのではないでしょうか・・・。事実、あなたは今日まで頑張ってきた「強い」人間だと思います。
〈今もまだ毎日のように過去にとらわれ苦しめられています〉・・・無理もありません。大変な出来事だったのですから・・・。それを乗り越えるのは、あなたが言っているように〈死ぬのは明日にしようまだ頑張ろうと思い直し〉という心構えしかないように思います。〈荒れてしまったとき、どうしても前を向けない卑屈な気持ちになったとき、自分を汚く恥ずかしい存在だと思ったとき〉「南旡阿弥陀仏」と称えて下さい。仏様が「大丈夫だよ」とささやいてくれるはずです。
なお、あなたのご宗旨によって「南無妙法蓮華経」でも「南無大師遍照金剛」でも「南無釈迦牟尼仏」でも「アーメン」でも宜しいかと・・・。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ご指南いただき、ありがとうございます。
いつかは必ずこの苦しさから抜けられるよう、1日1日を踏みしめて生きていきます。
考えの方向は間違っていない、日にち薬が傷を癒す、過去は見直せる。よくよく心においておきます。
苦しい時にはお言葉を思い出し、前を向きたいと思います。ありがとうございました。

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