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この世に未練はない

回答数回答 3
有り難し有り難し 52

自分は 重度のうつ病になって三年ほどたちます、 地獄のような苦しみで何度も自殺を考えました、

しかし、良くなることを諦めず三年いろいろな事を前向きにやり、良くなることを信じてやってきました、しかしもう疲れました、 精神も限界を超えています、自分でも本当によくやったと本当に思います、

自分は小さい頃から母親からいじめを受け人間を否定され 幸せを感じたことがあまりありませんでした、しかしひとつの夢があって その夢があったからこそ生きていけました、その夢を自分の為にも そして親父のために叶えて 親父を楽させてあげたいと思いました、

しかし、子供の頃からうけた ダメージで鬱になり 今はその夢を追うことができなくなりました、
鬱を治してその夢をもう一度追うことを夢見てましたが、鬱がなおらず悪化して その夢を叶えたいと言う思いが もうなくなりました、

今は喜怒哀楽がでず感情が苦しく辛い地獄の感情だけ残りました、なんの欲求も希望もやりたいこともありません、
朝がこずこのまま死んでたらいいのにと思います

今は鬱にもう疲れ果てて自殺を考えてます
でも 親をうらんでませんし、誰も恨んでないですし、後悔もしてません 自分もよくやったと思います、本当によくやったと思います!
治ると思う事を調べて いろいろやりましたから
母親のいじめも耐えましたから

自殺したら 親父と兄は悲しむと思いますが、
天国で親父に会えたらいいと思ってます
親父の事が大好きで、昔からよくしてもらいました、

でも自殺をしたら 地縛霊になり 成仏できず ずっとその場にいると言われてるのですが本当ですか?

理不尽な事をされて自殺したひとや 鬱で苦しんで死んだ人は報われてほしいです、

僕はこの世に後悔や恨みはないので成仏して極楽にいけますか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたには、することがあります。

クッキー 様 相談ありがとうございます。

重度の鬱で、苦しんでおられ、お見舞い申し上げます。
その中でも、親を恨まず、後悔もないというのは素晴らしいことです。
たぶんそれは、自分で責任を負うこと考えているのでしょうね。

ならば、もう一つすることがあります。
恨まず、後悔しないのなら、今度は「許す」ということを
考えてみてください。

親を、母を許すのです。
他にも、友達を許す、先生を許す、学校を許す、社会を許す。
クッキーさんの過去を「許す」
ということを考えてみてください。
許すことは、虐めや、虐待など、人を傷つけることを容認することは違います。
どう許したら、いいのか考えてみてください
それを、わかって、自分の人生に自分で責任が持てると思ったら
それを、世間に、社会に伝えてください。
それが、クッキーさんのすることです。
鬱を意識してはいけません。鬱で気分が重たいかもしれませんが
本当の「許す」ことを考えてみてください。

自死をしても、何もいい事がありません。
「恨みも無いから後悔ないから」は関係ないのです
宇宙でたった一つの授かった命を、流れに逆らって断つことに
何もいい事はありません。
貴重な命です。喜びと安らぎと温かい心が宿っているのです。
それが埋もれて見えないだけです。
「許す」ことを探したら、喜び・安らぎ・あたたかい心が
なんとなく感じられ、一筋の光が見えてくるでしょう。
生きる光・命の輝きが!!
それが、あなたのすることです。試みてください。

参考書として読んで欲しい、本を挙げておきます
中島輝著『大丈夫そのつらい日々も光になる』
ジェラルド・G・ジャンポルスキー著『愛とは、怖れを手ばなすこと』
ウ・ジョーティカ著(魚川祐司訳)『ゆるす』
上記のどれでもいいですから、読んでみてください。
クッキーさん、あなたにはすることがあります。

一礼

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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拝読させて頂きました。
大変辛い思いをなさってこられたのですね。
あなたが今まで辛い過去を背負ってこられて一生懸命に生きてこられたことは本当に尊いことかと思います。
あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。

一度あなたが今まで背負ってこられたことをゆっくりと手放してみてはいかがでしょうか。
あなたを追い込み苦しめてきたことを手放し解放してみてはいかがでしょう。
あなたはあなたありのままの存在自体が尊いことなのです。
そして死自体についても手放してみて頂きたいと思います。
私達はこの世に生を受けてそして死に向かっているのです。
ですからそれは自然な流れの中であることです。誰が決めることでもなく自分が決めることでもありません。
自ずとそのように向かっていくことなのです。

しばらく心を休めて解放なさって下さいね、そして己れの心も身体も労わって頂き癒やして下さい。
それは少しずつ時間をかけてゆっくりと回復なさって下さい。

あなたは今でも沢山の方々に守られて生きていらっしゃるのです。そしてあなたは沢山の方々に導かれてこれからも正しく生き抜いていかれるのです。
いつの日にかあなたがその生命を全うなさる時が参ります。
そのときには必ずや仏様やあなたのご先祖様があなたを救い導いてくださいます。

どうぞそれまであなたはあなたの大切な人生を与えられた毎日を穏やかに生きて下さい。

あなたは責めも負いもないのですから。

あなたがこれから苦しみから解放されていかれて心も身体もお健やかに生き抜いていかれますようにと切にほど様やあなたのご先祖様にお祈り申し上げます。

必ずや仏様やご先祖様はいつ如何なる時もあなたをお見守りなさって下さいますからね。

どうぞ安心なさって下さいね。

再度拝読させて頂きました。
そうですね、ほんのちょっとずつ一息ずつ入れながら生きてみてくださいね。
もしかしたら何かほんのちょっと大切なものが見つかるかもしれません。
私は今日あなたとのご縁を見つけました。
またこれからもどうぞ宜しくお願いしますね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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とにかく、無理や頑張りは禁物です

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

無理せず、頑張ろうとされずに、という言葉も何度も聞いてこられたかもしれません。

しかし、今一度申しましょう。無理なさられずに、頑張ることも必要ありません。

そして、闘おうとされるのもよくありません。

その代わり、鬱と友達になってほしいと存じます。

鬱と自分を対等に見られて、鬱よ、と話しかけられてみて下さい。

冷静に鬱を見てほしいのです。

常に鬱と共にあるわけではなく、時に、僅かながらにでも、客観的に自分視できる時もあるかと思います。

その時に、鬱に話しかけられてみて下さい。きっと何かを教えてくれるはずです。何か、君と付き合うための良い方法も教えてくれるかもしれません。

そうして、いずれ鬱のやつが、こいつとおるの嫌やわと思うぐらいに、仲良くになってみられてみて下さい。

きっと、そうなれば鬱の方から貴方様を離れてゆくことになるのではないかと存じます。

鬱と離れるのが寂しくなるぐらいに、鬱のやつと仲良くなってみられて下さい。

鬱も、やっぱりお前と離れるのは嫌やというぐらいに。

そして、くれぐれも無理や頑張りは禁物です。

周りのサポートにも頼れるだけ頼って下さいませ。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

皆様 コメントありがとうございます、
もう 本当に生きているのに限界ですが 鬱と友達になり、 とっくに人も自分も許しているので、 あとほんと もう少しだけ生きてみようと思います、 南無阿弥陀仏

アズマ様、追記、ありがとうございます
精根尽き果ててますが、ほんとあと少しだけ、良くなると信じて生きてみます

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