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人は死んだらどうなるのでしょうか?

回答数回答 3
有り難し有り難し 37

よく人は死んだら魂が切り離されて天国か地獄に行く、とか三途の川だとか、自殺者は存命時よりも深い苦痛を味わうだとか色々言われますけれど、、、

結局人は死んでしまったら一体どうなってしまうのでしょうか?

分かる方、教えていただけたら幸いです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お釈迦様に同じ質問をした弟子が居ます

さととん さん こんにちは
シマダイッセイと申します

「人は死後、どうなるのか?」
実は、お釈迦様に同じ質問をした弟子が居ます

それに対してお釈迦様は答えます

 「たとえば、こう考えてみなさい。
  突然、あなたの体に毒の塗ってある矢が刺さったとする
  その時あなたは解毒剤を探したり、撃った犯人を捜す前に
  先ず、その矢を引き抜くだろう?」

…という答えでした。
有名な「毒矢のたとえ」と呼ばれるお話です

色々な示唆に富んだ話で、様々な解釈を引き出せるのですが

つまりお釈迦様は「死んだ後の事より、今を考えなさい」
と諭しているのです

毒消しの治療をするのも、誰が撃ったのかを考えるのも後にして
まず毒矢を身体から抜く。

有るかどうかも定かでない死後の世界を思うよりも、
生命ある今日・現在を生きることを考えなさい
というわけです

 …ここまで読んで頂いて、ひょっとしたら さととん さんは
  話をそらされた、はぐらかされた、と感じるかもしれません

もっともな話です。私もここで書いていて、そう思います

実は、お釈迦様は問答の答えをする時に沈黙して答えない事もありました
これは「答えなかった」のではなく「沈黙が答えである」という意味合いで
「無記(むき)」と呼ばれます

お釈迦様は数千人から数万人の弟子を抱えていました
お釈迦様の弟子たちは、その教えを正しく習得するために

弟子同志で質問をし合い、互いの間違いを正す
「問答」という事を日常的に行っていました

その教団を運営する中で、いくつかルールを設けたわけですが
そのルールの中に「決着がつかなそうな議論・問答は止めなさい」
というのがありました

 毒矢のたとえ に話を戻します

この毒矢のたとえの物語の中で、弟子の「死後の世界」の質問が
「あるかどうかわからない死後の世界」についてだったので
お釈迦様は「沈黙が答えである=無記」という返答をしたのです

 …長々と語ってきましたが、これは死後の世界に関する
  一面的なお話にすぎません

もちろん「お釈迦様は死後の世界は無い」とは言っていませんし
hasunohaの別のお坊さんの答えが、私のモノとは大きく違う
事もあります

是非、他のお返事もお読みになり、考えてみてください

  それでは、失礼します

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有り難し
おきもち

嶋田一成
副住職をしています 敬称略で「いっせいさん」と呼んでください。 カ...
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これからの人生を

拝読させて頂きました。
私達はこの世に生を受けて生きている中で様々なことを思いそして行いをします。
その中で善き心がけで善き行いをしていったならば苦しみないところに導かれていくでしょう、逆に悪しき思いや悪しき行いを繰り返して罪を重ねていくならばその悪業により深い苦しみを背負い続けることになるでしょう。
それは原因があり自ずと結果がそうなるからです。
どんなに黙って隠していたとしても悪しき思いや犯した罪は自分が覚えておりますし、誰かが必ずご覧になっておりますからね。
私達の考えの及ばない様々なつながりの中で必ずつながり続けているものです。

仏様がお教え頂きました仏教の教えは

あらゆる悪い行いはやめましょう
あらゆる善き行いを心がけ行いましょう
自分の心を正しく清らかにしましょう
それが仏のお教えです

そして仏様は必ずや私達を仏様の元に導いて下さいます。

自ら犯した罪を心から反省して誠心誠意仏様に懺悔し、そのような悪しき行いを慎むよう心から反省して、どうか仏様私をお救いくださいお導きくださいと心から仏様にお願いし、南無阿弥陀仏とお念仏おとなえなさるならば仏様は必ずや仏様は私達を救い導いてくださいます。

そして間違いなく仏様の極楽浄土に導いて下さいます。そこでは一切の迷いや悩みや苦しみはなくなります。
そして仏様からの教えを受けて真理を悟り成仏させて頂けるのです。

仏様は全ての方々を救い導いて下さいます。

あなたもどうかこれからの人生や生活を心清らかに正しく生きて下さいね。

あなたがこれからの人生を正しくお健やかに生きていかれますようにと心から仏様にお祈りさせて頂きます。

南無阿弥陀仏 合掌

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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仏さまに導かれる

さとさん、はじめまして。質問を拝読しました。

さとさんは、人が死んだらどうなるのかについて知りたいのですね。

仏教では十三仏信仰があります。
人が亡くなると旅に出るといわれています。旅に出るにあたり、1人旅でどこへ向いて歩いていけばいいのか、何をすればいいのか分からないので13人の仏さまが導いてくださるといわれています。

故人は初七日に不動明王と出会います。炎を背負った不動明王に守られて一週間を過ごします。
二七日に釈迦如来と出会い、仏教入門を許されます。

以降、詳しくは書店で十三仏信仰や供養の本、私の新刊『人を想うこころ』に書いていますのでご覧ください。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ