回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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成仏の目的
”僕は仏様のような優しくて広い心になりたいです。”
あなたもですか!? じつは私もなんです。
”それにはどのようなことをすれば良いでしょうか?”
四諦八正道を地道に実践し、完成させることができれば成仏できるそうです。一番手っ取り早いのがお念仏を唱えることです。
”それをしていれば天国へ行けますか?”
あ、これが目的ですか? なんだか順番が逆ですねー。
仏様のような優しくて広い心になるために天国(正確には浄土)に往生します。
天国に行きたいから仏になるのではありません。仏になるという事さえも私利私欲の為だったとなってしまっては、ちょっと本末転倒かもしれませんね。
なぜ、仏様のような優しくて広い心になりたいのか?
それは他者を支え、励まし、慰め、癒やす為ではありませんか?
困っている人のチカラになる為ではありませんか?
泣いている人のそばに身を添わせる為ではありませんか?
争っている人たちの間に入って見事に仲裁する為ではありませんか?
仏となって下さいね
拝読させて頂きました。
仏様の慈悲と智慧を体得なさって頂きますように心からご精進なさって下さいね。そして他者を正しくお導きなさって下さるお心をお持ち下さいね。
そうなさっていかれればあなたはいずれ仏となられます。そして天国にいる以上に完全円満なる浄土にいかれることでしょう。
どうぞこれから正しくご精進なさって下さいね。
「ラムリム」
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
仏様のようになる、つまり、成仏・悟りへと至るための仏教修習につきましては、体系的・系統的・階梯的にまとめられたものとして、後期インド仏教におけるアティーシャ大師に始まる「ラムリム」というものがございます。
その中でも、チベットのツォンカパ大師による「ラムリム」が集大成として優れてございます。
「菩提道次第論」と「菩提道次第大論」となります。
実は、先月に「菩提道次第大論」の最終訳も刊行されましたので、両方とも日本語訳・註釈を学ぶことができるようになっております。
どのように仏道を歩めば、私たちでも悟りへと至れることができるのかが詳しく示されておりますので、もし宜しければ読解と共に、実践のためとしてもお役立てを頂けましたら幸いに存じます。
川口英俊 合掌
あなたが仏になりたいなら。
是非とも仏になるよう目指して下さい。仏になるということはすべてのものが仏に見えるということです。善人も悪人も仏に見えなくてはならないのです。その覚悟を持ってください。後、天国は行けるかどうかは分かりません。恐らく極楽浄土の事を言っていると思いますが、私の知るところではありません。
只、言えることはこの世を天国、極楽浄土にしてみませんか?あなたが仏になりこの世を極楽浄土にする。何て立派な使命でしょうか?期待しております。私も是非協力いたします。