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今までの行いについて

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はじめまして

かなちゃんと申します。

自分の今までの行いから、将来報いがくるのではないかと考えてしまいます。

その行いとは、

ある人を降格まで追い込んでしまったことです。ある人とは前職の上司です。前職ではその上司と反りが合わず、お互いの関係性がパワハラにまで発展してしまいました。

今になって思うと、私自身も前職への適性が低く、職場の足手まといになってしまっていました。疲れて外見も気にしなかったり、無理に明るく振る舞ってみたり、人をいらだたせる行動も多くとっていました。

その時は上司の暴言がつらく、自分の問題は棚上げして周囲に直訴してしまいました。

その結果、上司は降格することになりました。

今思うと、仕事への適性が低く入社年度も若い自分が、直訴などせずさっさと辞めれば良かったと思っています。嫌な思い出が多過ぎるのと、移動先の職場にも馴染めず、結局耐えきれず転職いたしました。

環境は変わりましたが、未だに昔のことを思い出します。自分のいたらなさに対する後悔も感じます。

さらに、あの上司と何かの形で出会ってしまったら、とか、夫と同じ部署になってしまったら(本社とグループ企業なので、可能性は低いですが億分の一位の割合でありうる)、などついつい妄想してしまいます。

正直終わったことなのですが、上手い心のやり場が見つかりません。

どうしたら良いかアドバイスを頂けるとうれしいです。

宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒りがテーマ

自分を中心としたものの見方による怒りがあなたのテーマかと。
坐禅をしてわたくし目線を第一優先する心を除去されるがよろし。
あなたのルールや条件付けのない世界を知ることです。
その上司が格下げになったのは他にも問題があったからでしょう。
暴力、ハラスメント、暴言はどのみちペケですけん。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

丹下覚元 様

ご回答ありがとうございます。
自分中心のものの見方がテーマと言われ、はっといたしました。

過去に苦しんで来た多くの事柄に、似たような部分があるきがします。
癖になっているのかもしれません。

少しずつ改めていけるよう努力いたします。
ありがとうございます。

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