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在家が真言を唱えるのは越法罪でしょうか?

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これも気になっていることなのですが。

在家信徒は、光明真言以外の真言を唱えてはいけない。どうしても唱えたい時は、お寺から伝授を受けることと書いてある本がありました。
ネットでも聞いたことがあります。

逆にお坊さんの書いた本やブログに、様々な真言を公開し、唱えることを薦めている本もあります。

またネットで、「一般向けの本で公開されてる真言は問題ない。しかしお坊さんがご祈祷等で唱える専門的な真言は良くない」と言う意見もありました。

本当のところ、どれが正しいのでしょうか? 在家が光明真言以外の真言を唱えて良いのでしょうか?
またお寺さんで配布しているパンフやお札、授与している教本に真言が書かれていることがありますが、これは伝授されたと考えてよろしいのでしょうか?

お願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

真言の意味するところの「法」の授かりがあるかどうか

分かりやすく言いますと、
「専門の調理人の要る食材(たとえばフグ)」と「スナック菓子」の違いでお考え下さい。
ネットで出回っている真言の訳が悪いわけではありませんが、同じ真言でも扱い方が大事なのです。
重要な仏像一つにしても、扱う人によってはネットオークションで売ってしまう人さえいるのです。
こういっちゃなんですがネットは所詮ネットなのです。
このhasunohaが料亭であるとして一万円払っても、高級料理の味わいは楽しめません。
せいぜいお品書き、コースメニューの献立表が記されているとしても、これを読んでも体験も直接指導もないのですから、本当にその真意を授からずして伝授した、授かったとはいいがたいものがあります。

たとえば禅語でも一期一会という言葉を、出会いは一度っ切りという俗説的な意味で理解したところでそれは四文字熟語を勉強したに過ぎないレベルなのです。
本当に真言、禅語を授かるということは、そこに仏法が無ければまったく別物になってしまうのですから、王道の授かりとして真剣に仏法を求められることをお勧めいたします。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下覚元(たんげかくげん)様
形式よりも、仏法を理解しているかどうかが大事と言うことなのですね・・・
お答えありがとうございました。

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