亡くなった祖母のことを思い出し、耐え難く、辛い
はじめまして。
私は大のおばあちゃん子でした。中一の頃に父が病気で亡くなり、それからは別々に住まなくてはならなくなりました。この世で一番大好きな大親友でした。父が亡くなったため、祖母が亡くなる前の何週間も毎日1人でお見舞いに行きました。父がいたら家族や親戚でお見舞いにも来られたし、そう思うと辛くて仕方ありませんでした。父方の親戚は優しいですが、母と仲が悪く、父が亡くなってからは、祖母の死の間際まで付き合いが途絶えていました。
祖母が亡くなった時、祖母はもう辛さから解放されたとほっとしました。けれど命日から四年経った今月突然、辛すぎた当時のことを思い出したり、祖母に会いたくなったり、悲しすぎて耐えられなくなってきました。あまりにも悲しくて寂しくて、何も食べられなくなり、体重も8kgも減り、目が覚めるとうんざりします。
思えばこの4年間、信じられないくらい平気で過ごしてこられました。でも四年も経った今、堪え難いほどの悲しみに襲われ、生きていくのも嫌になりました。
母は祖母のことが大嫌いだったので、お葬式にも行っていません。だから誰にもこの気持ちを話せずにいます。誰かに聞いて欲しいのに、こういう話ができる友達もおらず、彼氏も夫ももちろん子供もいません。
優しい親戚のおばさん(父の従姉妹)や、隣の家の親戚のおばさん(母方の祖父の奥さん)、祖母の友達などは、祖母のことをとても気にかけて優しくしてくれたので、聞いてくれるでしょうが、こういう気持ちを話しても、迷惑だと思うのです。ただ誰かと祖母の思い出話だけでもしたいのです。
とにかくこの気持ちを和らげて、今までのようにそれなりに生きて生きたいのですが、悲しすぎて耐えられません。
祖母は最期は認知症でしたが、最期まで私のことはわかり、私が結婚することを願っていました。いつも私のことを想ってくれていました。だからもう味方が誰もいないような気分です。
いつも心配してくれていた祖母のためにも、幸せに生きて生きたいのですが、あまりにも辛く、どうすればいいのかわかりません。なぜ子供の頃に父が亡くなったり、私の人生はこんなに辛いのでしょうか?
どうすれば少しでも楽に生きていけるようになるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今ここに、おばあちゃんは還ってきています。
はじめまして。亀山純史と申します。
さおりさんが四年間、普通に過ごしてこられたのも、そして四年も経った今、堪え難いほどの悲しみに襲われているのも、今ここに、亡きおばあちゃんが還ってきているからでしょう。おばあちゃんは亡くなってからずっとあなたに対して、「心配しなくてもいいよ。」と働きかけてくれているのです。あなたはこの四年間、おばあちゃんのその想いの中に守られていたのですが、そのことを意識することなく生活を送っていたのです。そして今、そのおばあちゃんからの「心配しなくてもいいよ。」という働きかけに、あなたは気づいたのです。ですから、今あなたはおばあちゃんを思い出し、堪え難いほどの悲しみに襲われているのです。でもそれは、ここにおばあちゃんが還ってきていることを感じているからこその悲しみなのです。おばあちゃんに、「おばあちゃん、どうもありがとう。私はこうやって頑張っているからね。」と、声をかけてあげてください。
浄土真宗の開祖である親鸞聖人の御遺訓〈ごゆいくん〉として伝わるものに、「一人居て喜ばは二人と思うべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、その一人は親鸞なり。」という文言があります。おばあちゃんも、いつもあなたのそばに還ってきています。
以上が私からの回答です。少しでも、さおりさんのお役に立てれば幸いです。
今もあなたは守られていますからね。
拝読させて頂きました。
あなたが大好きなお祖母様を思い出して深く悲しんでいらっしゃるお気持ちはお祖母様に届いていますよ。お祖母様はいつでもあたたかくあなたをお見守りなさってくださっておられますからね。
あなたのその思いをお祖母様へのご供養のお気持ちに変えて下さい、あなたがお祖母様を思い出して下さることをお祖母様はきっと喜んで下さいます、あなたが悲しい思いをなさっていらっしゃるのを共に悲しんで下さいます。
どのようなことがあろうともあなたとお祖母様とのご縁はこれからもずっと続いて参ります。そして必ずお祖母様はあなたに寄り添い、あなたを支え導いて下さいますからね。
そしてお祖母様はあなたや皆さんの幸せをいつも願い続けていらっしゃることでしょう。
生きていく中で辛く悲しいことはあります、それでも私達は大切な方々とつながりながら生きているのです。
どうぞこれからの人生を自信持って生きて下さい、あなたは必ずお祖母様に守られて幸せに生きていくことができるのですからね。
あなたやご家族の皆さんがお祖母様やご先祖様に見守られながら共に仲良くお健やかに生きていかれますようにと心からお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
お二人とも温かいご回答ありがとうございます。おかげさまで、哀しみや辛い気持ちは徐々に消え、また、楽しかったことを思い出せるようになりました。辛すぎて、悲しすぎて、もう立ち直れないのかとも思いましたが、楽しい思い出として祖母のことを思い出せるようになりました。今日は祖母の誕生日です。祖母のことを思い出しても、もう悲しみや辛さを感じるのではなく、楽しかったことを次々に思い出せるようになりました。
私が祖母のことを思い出すのを喜んでくれる、悲しんでいることを一緒に悲しんでくれる、そうだったらとても嬉しいです。祖母との縁は、これからもずっと続いていくとのお言葉、とても心強いです。亡くなってもこれで終わりじゃない、いつでも側にいてくれるのなら、安心して生きていけるような気がします。
四年間何事もなく過ごしてこられたのも、四年も経った今、堪え難いほどの悲しみに襲われているのも、祖母が還ってきているからだ、とのお言葉、そうなのかもしれません。今まで四年間も平気で過ごしてこられたのは、本当に不思議だったのです。祖母に守られていたから四年間も何事もなく過ごしてこられたのだと思いました。
祖母がいつでも一緒にいてくれるのなら、こんなに心強いことはありません。これからも、辛いときには祖母が一緒にいてくれるから大丈夫だと思いながら生きていきたいと思います。楽しいことは一緒に楽しみ、嬉しいことは一緒に喜んでくれていると信じています。
温かいお言葉本当にありがとうございました。