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職場の安全祈願中の物音

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

はじめまして。質問させていただきます。
本日会社の安全祈願がありました。
神主様に来て頂いて社員皆で直立不動のままお経やお説教を聞いていました。
お経が始まって少しした頃から後ろの奥の方でコツコツと大きめに靴を鳴らしているような音が終わるまで聞こえてました。
こんな時に無礼だなと思い周りを横目で確認しても誰もそんな素振りはなく全員黙ってお経を聞いていました。
私も試しに足を踏み変えてみたのですが、しっかり力を入れて地面を踏むでもしないとそんな音量は出ませんでした。(寧ろ全く聞こえない)
その後同僚とその音について話していたのですが、やはり神様の歩く音だったのでしょうか?
因みに安全祈願をした場所で普段作業している時はそのような音を聞いたことはありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不思議なこともある

はじめまして。ご相談拝読しました。

世の中不思議な事はあるものですね。あなただけでなく同僚の方も聞いておられたのですね。
何の音だったのでしょうね。

しかしよく考えてみると私たちは日常で聞こえる全ての音を一つ一つこれは何の音でどうなっているかを完全に理解し把握しているわけではないでしょう。普段は意識していないだけで何の音かわからない音もきっと日常から聞いていることと思います。

そうした神聖な行事中だから余計にそうした音が気になってしまったということもあるかもしれません。

人は自分の理解の及ばない不思議な物を見聞きすると何とか自分の理解の内に納めようと想像の範囲でオカルトめいたものと結び付けて考えてしまうこともあります。

わからないものはわからないままにしておく勇気を持ちましょう。不思議な物は不思議なままに。
人間の思い計らい(思議)の至らない(不)こともあるものです。

余りに気になるようでしたら安全祈願中の物音について安全祈願していただく…というのも本末転倒です。

引き続き何か起こったり、不安がとれないようでしたらまたいつでもご相談ください。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
昨夜病気療養中の同僚が亡くなりました。
その同僚が最期皆に会いに来たのかなと社員皆解釈しております。

今朝もその部屋で朝礼をしましたがコツコツという音は聞こえませんでした。

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