おみくじの意味を教えていただけますでしょうか。
先日引きあてたおみくじが、引く前に光って見えました。 すると、今の私にぴったりの内容だ!と直感でも思いましたが、わからないところもありますので、どうしても知りたくて、質問させていただいております。
全文
「このみくじに会う人は、心正しく才智ありといえども、人に知られず世に用いられざりしが時にあいて、心のままに立身出世する形なり。本歌を味いてさとるべし。何事もおのづから成就すれども、急ぐときは却ってわざわいあり」
お忙しいところすみませんが、なにとぞ宜しくお願いいたします。
甘いもの、やめられません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。こんな感じだと思います。(勝手な解釈有り)
このみくじに会う人は、(このおみくじを引いた人は)
心正しく才智ありといえども(心が正しく、才能にも恵まれてはいるが)
人に知られず世に用いられざりしが(その才能が人に知られたり役に立ったりすることはないが)
時にあいて心のままに立身出世する形なり(ご縁によって思い通りに出世するであろう)
本歌を味いてさとるべし。(「本歌」をよく読んで理解しなさい)
何事もおのづから成就すれども、急ぐときは却ってわざわいあり (何事も自然にうまくいきます。あわてると失敗します)
「本歌」とは、おみくじの冒頭にある短歌の事です。
ご質問には書かれていませんが、ネットで調べると、そのおみくじには
「梅の花 それとも見えず 久方の 天霧る雪の なべて降れれば」
が書かれていると思います。柿本人麻呂の句です。
「雪が一面に降り積もっているので、梅の花(と雪の)区別が付かない」といった意味でしょうか。
この句を読んで『宝鏡三昧』というお経の「銀椀に雪を盛り、明月に鷺を蔵す」という言葉を思い出しました。同じように見えても本質は違う、という意味です。
周囲に混じって才能はかくれてしまっているが、あなたの本質である「梅の花」はちゃんと咲いている。ご精進なさい。きっとうまくいくときがある、という感じでしょうか?
おみくじは、占いです。あまりにめりこみすぎませんように。