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負の感情について

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有り難し有り難し 15

とにかく他人に負の感情を向けてはいけないという事を第一に生きています。
誰かに負の感情を向けそうになったら、何もかも自分が全て悪いからなのだと自分に負の感情を向けて、溜まりすぎたら適度に自傷(※傷が残らない程度です)する事で心の平穏を保ってきました。
しかし、ここ最近は負の感情を他人へ向ける事を抑制出来なくなってきています。自分に向けようとしても他人が憎いという思いが強すぎる状態です。
いったい何故なのでしょうか。また、どうすれば他人に負の感情を抱かずにすむのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無理しすぎないように

ご相談拝読しました。

勝手ながら心配しております。そしてもう少し具体的にお話を聞かせていただきたいなあとも思います。
是非この一回の質問で終わらずに継続して二度三度どご利用ください。回答僧もたくさんいますので色んな考えに触れ、そして実践する事で何か開けるかもしれません。

また、お選びいただいたカテゴリからや、検索を利用して他の沢山の方の似たような悩みにも触れてみてください。

さて、負の感情についてですが、怒りや悲しみや憎しみという感情は生じてしまえば相手に向けようが自分にむけようが、どちらにしても自分の心も蝕むものですのでもちろん歓迎すべき感情ではないでしょう。
しかしながらその感情が起きているという事はある意味では、そうしないとあなたの心を保てなかったという本能からの防御反応でもあります。つまりはその時に必要な感情という事ですね。

人間には根本的に「思い通りにしたい」という思いがあります。この思いが叶わない時に負の感情が起きやすいとは思うのですが、あなたが他人に抱いてしまう負の感情とはどのようなものでしょうか?また、「負の感情を他人へ向ける事を抑制出来なくなってきています。」とのことですが、その感情の向け方というのはどのようなものでしょうか?
暴言等が出てしまうのか、態度で示すのか…。

「他人に負の感情を向けてはいけないという事を第一に」とのことですが、あらゆるケースでそれが徹底されなければいけないものでもないでしょう。

少し力を抜いてみませんか?

自傷についてはもちろんオススメはしませんが、それをしないともっと苦しいという事もあるでしょうから無理には止めません。
ただ自傷以外の方法の模索も併用していけるといいですね。カラオケとか…紙を破るとか…運動とか…何か発散法があると良いのですが。

私としては負の感情を抱かないようにするよりも、抱いてしまった負の感情と上手くお付き合いできるようになるといいのかな?と感じます。
あらゆるケースであなたが我慢すればいいというものではありません。時には相手に自分が不快に感じていることを伝える事も大切でしょう。

では、またお待ちしています。違う話でもいいですし、もう少し具体的にでも構いません。
是非また質問してくださいね。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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❝人生は苦なり❞

お釈迦様は❝人生は苦なり❞とおっしゃいました。「苦」とは自分の思い通りにならない、という意味です。更に❝独生独死独去独来(どくしょうどくしどくこどくらい)❞)・・・所詮人間は「一人ぽっち」だよ、という事。
それを耐え忍んで(我慢して)、一瞬一瞬を一歩一歩少しづつ歩いて行きなさい。キット「生まれてきて良かった」と思える時が(たとえ一瞬でも・・・)必ず来る、とおっしゃっています。
〈負の感情を他人へ向ける事を抑制出来なくなってきています〉・・・チョット心配ですね~。そんな時は《決してしゃべらずに、深呼吸して、ユックリと息を吐く練習》を心がけて下さい。最初は1分間、できるようになったら2分間、次に3分間・・・という具合に・・・。
なお、お釈迦様は❝自帰依法帰依(じきえほうきえ)❞と言って、自分を拠り所にし、法(教え)を拠り所にせよ、ともおっしゃっています。ネット等で検索して、勉強してみて下さい。〈負の感情〉を抑えるヒントがあるはずです。合掌

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