過度な心配性ゆえの苦しさと将来への不安
こんにちは。
バカバカしい悩みかもしれませんが聞いてください。長文になります。
私は、小さい頃から異常な程に心配性で、少しでも怖い、不安だと思う事に対しては、悪い方向に徹底的に深く考え込んでしまいます。また、とても内気で、人に悩みを相談できるような性格でもなかったので、いつも1人で抱え込んで苦しんできました。今もそれは変わりません。
今でこそ、高校・大学で必死に努力して消防士の内定をいただきましたが、中学を卒業するまでは、外の世界と家族以外の人間がとにかく怖かったので、学校へは行かずに過ごしていました。自分の事しか考えない人間と同じ空間に身を置くのが怖かったからです。
この性格のせいで、楽しく過ごす同年代の人とは真逆に、友達、学業、時間、あらゆる物を蔑ろにしてきました。
ここからが本題になります。
私が今不安に思う事が将来についてです。
今22歳で今後50年は生きるとして、その50年の間に何が起こるかは当然分かりませんよね。その期間に起こりうる様々な事を考えると不安に押し潰されそうになります。
不安定かつ物凄い速さで変化する世界情勢を見てると、何かの拍子で今のような安定した生活基盤など簡単に崩れてしまうような気がします。
科学技術が発達して生活が豊かになればなるほど、競争社会に置かれた心は貧しくなっていく気がします。
近い将来に大きな地震が起きるという報道も気になります(仕事柄、殉職の可能性がある事に関しては覚悟しています)。
大国間の争いを見てると、近い内に戦争に巻き込まれるんじゃないかという不安も湧きます。
将来私は、両親のように子供を育て、祖父母のように孫の面倒をみるような人生を送りたいと夢見ていましたが、上記のように起こるかも分からないまだ見ぬ事が気がかりで、この時代に子供を育てるのは子供のためにも諦めた方がいいのかなと考えています。変な考えかもしれないですけど。
それでも、明日事故で死ぬ可能性だってあるというような事を考えると、先の事に怯えるよりも目先の事を楽しむ生活をしたいです。まずは、このいろいろな事に怯えて目の前の事に集中できない自分を変えたいのですが、1度このような思考に嵌ったら抜け出せずに長い間考え込んでしまいます。どうしたらいいのでしょうか。変な質問ですみませんが、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ええやん
怖いという感覚は悪いことじゃないんです。
怖くないということはある意味、防衛本能のようなものがちゃんと機能していないわけですから。人は怖がることができるから対策できるんです。
ぶっちゃけ、そういう感覚を持っていらっしゃる人が消防士さんでいてくれて嬉しいですよ、私は。
さて、物事にはタイミングというものがあると私は考えています。
私は大学受験で失敗しましたが、その分、大学でめちゃくちゃ勉強しました。大学で得た引き出しは今、お坊さんとしてお話をするのにとても役立っています。
逆に私の友人は中高一貫で文字通りのガリ勉ガリ勉あんどガリ勉やって常に学年一位を走り続け、カッコつけて東大行かずに京大行きましたが、その反動で大学入ってからは1ミリたりとも勉強しなかったそうです。
物事にはタイミングがあるんです。
そうした時に、この前、林先生の初耳学で「小中学校の友人なんてクソみたいなもの」というのを紹介していました。元ネタはこれのハズ。ぜひ読んでみて下さい。
http://president.jp/articles/-/23291
ぶっちゃけですね、これから戦争や災害が起きようとしている時に、消防士の同僚と人間関係を作っていけるって、モンの凄い贅沢なことですよ?私に紹介しろって言いたいくらいです。
これから消防士になったら、同僚や先輩後輩を大切にしましょう。きっとそれがあなたの『タイミング』なんです。もう充分失敗したでしょ?同じ失敗するのが怖いでしょ?だからこそ、あなただからこそ、できる。お坊さんはそう思いますぜ。
小中学校の時のあなたは過ぎ去った過去です。高校大学のあなたでさえ、もはや過去です。今のあなただって1秒後には過去です。諸行無常なんです。その過去を今の問題にしてしまっている自分がいる…そういうとこを知りましょう。
あと、家族に関しては私は逆だと思いますよ。不安定な時代になるということは、政府機能や自治体がダメージを受ける時代になるということです。そうした時に、最後に頼れるのはやはり家族親族、地域の繋がりではないでしょうか。
家族は社会の最小単位の1つです。社会とは、ヒトという種の生存戦略です。
質問者からのお礼
大慈さま、
お忙しいところ、ご回答していただきありがとうございます。親身なご指摘のおかげで、自分の不安や悩みが凄く軽くなりました。
もう過去は過去として割り切ります。それと、おっしゃる通り、もう同じ失敗はしたくないので物事の「タイミング」を大事にしていきます。
避けられないものに怯えるよりも、こういう時代に消防士として働けることをプラスに捉え、何が起こっても対応できるように精一杯努力していきます。