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娘の事と食欲

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

何度もすみません。もう少しお付き合いください。
今の食欲は、最近のものではありません。
娘が自死し、お通夜、お葬式、その時もずっと
私は食べていました。
泣いては食べ、泣いては食べ。
普通なら、食事も喉を通らないはずの状態で、私はその場の誰よりも食べていたのです。
私達家族は、娘の最後の姿を見せてもらえなかったので、どうしても信じられませんでした。
間違いないではないか、棺の中は別人ではないか。娘が幼い時からお世話になっていた歯医者さんが娘だと鑑定してくださったので、間違いないと理解していたけれど、やっぱり、いやいや、これは違うはずという思いが消えることはありませんでした。
もしそうなら、私が娘を見つけてやらなければ。私がしっかりしないと。倒れてる場合じゃないと。そんな気持ちでした。
お経をあげてくださっている住職さんの後ろ姿に、娘は死んでない、そんなお経は要らないと
何度心の中で叫んだことか。
それでも、二年以上が過ぎました。
いつまでも、娘のせいにしては、叱られてしまいます。このへんで、異常な食欲を手放したいと思います。
凡人より、意志の強そうなお坊様たちは
どのように食欲、「欲」を手放しておられるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お釈迦様は満腹のお腹を抱えた王様に言いました。
「満腹になるほど食べてはいけませんよ。」
王様はその言葉通りに食べる量を減らしました。すると日に日に肌艶は良くなり、体は引き締まり、力がみなぎってきました。王様は思いました。
「やはり、お釈迦様の言うことは正しかった。」
あなたが食べるのは単なる欲ではなく、すでに依存している状態でしょう。
依存は大きなストレスによって起きます。
ですから、あなたの場合は仕方のないことです。
しかし、これからは、ご主人や息子さんの為にも、あなた自身の為にも、生きていかなければなりませんよね。
その為に、これからも生きる為に、健康になる為に、食べる量を減らしましょうね。
ご主人の為に、息子さんのために、娘さんの供養の為に、そして自分自身の為に、これからも生きなければならない、と、ご自分に言い聞かせるのですよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

三宅聖章様、ご回答ありがとうございました。
そうですか、私のは欲ではなく、依存だったのですね。全然気づいていませんでした。
お腹がいっぱいにならなくても
必要な量だけ、食べればいいんですものね。
生きるために食べていたつもりでしたが
身体にどれだけ、負担をかけてしまったか。
本当にバカですねえ。
これからは、しっかり生きるために
自分に言い聞かせてみます。
ありがとうございました。

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