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人見知りについて

回答数回答 2
有り難し有り難し 37

5歳の娘がいます。
内気で人見知りがあります。
娘が3歳の時に発達相談で、性格の範疇だけれども場面緘黙だね、と言われました。簡単に言うと内気のかなり強いもので、家以外の場所では話ができなくなる感じです。
しかし、1年経過したら大分表出できるようになり、発達相談も卒業できました。
今でも幼稚園のお友達と外で偶然会った時に、お友達が手を振ってくれても親が促さないと手を振ることもできませんが、そうやって背中を押してあげるとできるし、幼稚園でもお友達と遊んだりしているようなので、成長と共に自信もついていくと良いなぁと思っています。

それよりも、母親の私の方が人見知りが激しいのです。人見知りというより、人とどう接して良いのかわからない感じです。場面緘黙のサイトを見た時も、娘より私のことだと思いました。
娘と同じ年の頃はもっとひどく、幼稚園で遊ぶこともできず、高校生になるまでひどいものでした。

大人になり、どうにか折り合いがつけられるようになり仕事でもコミュニケーションに問題はないと思います。(たぶん)
ただ、根本には残っていて娘の幼稚園のお母さん方など、失敗が怖い相手だと上手く接することができません。
園の行事で集まった時など、声をかけてもらえると普通に話はできますが、自分から話しかけることができません。
皆さんが仲良くおしゃべりしているところには、入ることができないです。別に無理に入らなくても良いし、入っていないお母さんもいるだろうとは思うのですが。。。

そういう輪に入れない自分が情けなく感じてしまいます。そして、その事が娘に影響するんじゃないかと思ってしまうのです。
こんな調子で子供の時から、人間関係を上手く築くことができず、緊張したり舞い上がって変なことを言ってしまい、後で落ち込むことを繰り返しています。落ち込むと何十年も前の失敗を思い出して、さらにへこみます。

20代30代の頃は、「わかってくれる人だけ分かってくれれば良い!」なんて、妙な自信があった時もあったのですが、娘ができてからは娘に嫌な思いをさせてしまったら、、、と自信喪失です。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

保護者、という立ち位置でいいのですよ◎

子どもの保護者、という立ち位置でいいのですよ◎
無理して、みんなと仲良く、でなくて良いのです。

私もそうです(^^; とくに保護者内で、共通の友達もいません。個人的に連絡先を知っている人もいません。もぅ、子どもも中学になりますが、小学校生活も、特にそれで不自由ありませんでした。何かあれば、学校に連絡すれば用は済みましたしね。

保護者としての節度ある振る舞いで充分だと思いますよ。子どものお友達のママさん達にも、いつもありがとうございますと笑顔で挨拶する程度でしたが、あちらもそうでしたし、互いに不快なことも 不自由さもありませんでした。

人見知りや、場面緘黙では、公の場は しんどいかもしれませんが。子どもさんにも、無理を強いらず、気が合うお友達ができたら嬉しいなぁ〜くらいで、仲良くしなさいと 頑張らせないほうがプレッシャーもないですものね。
保護者間でも、今は 働いておられる人も多いですし、そんなプライペートを言い合わなければならないような場面もありません。
会釈、挨拶、を笑顔でなさって、声をかけられたら、いつもありがとうございますと接しておけば、印象はとても良いですよ。

子どもは、それでも、自分で居場所をちゃんと見つけていきます◎ 大丈夫ですよ。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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挨拶・声掛けしましょう…すべてはそこからです。

 あなたは臆病で神経質なんですね…。
 私は繊細で真面目です…。
 偉そうなことを書いてしまい、申し訳ありません。実は(私とあなたの)同じような性格を言葉を換えて表現しただけのことです。
 この性格の根本のところは一生変わらないと思います。変えることは不可能ではないかも知れませんが、その為の労力・時間は今の自分の性格を受け入れることに充てた方が合理的です。
 もちろん、他のお方と仲良くしたければそうすれば良いのです。最初は上手くいかないかも知れません。またほとんどのお方とは表面的な会話で終わってしまって、それ以上の関係には進まないでしょう。
 それでも、挨拶・声掛けを続けていけば、必ず人は、いえあなたが打ち解けてきます…友人関係が生まれることでしょう。
 でも、その関係もふとしたことで、それこそ大切な娘さんをめぐる問題であっけなく、またとても後味悪いままに終わってしまうかも知れません。
 それでも、友人関係を紡いでいきたいなら、行動を起こすべきです。
 仏教では「善友」は「法友」であると説きます…仏法を喜ぶ同士こそが真の友だということです。逆を申せば、感情にのみ左右される友人関係はそれだけ結ぶこと、続けることが難しいということです。このハスノハにだって友人関係のお悩みがそれこそ山のように、いえ「人の数だけ」掲載されています。
 それでも、人間は社会的動物ですから、独りより仲間を求めるのです。これは自らが生き抜いていくための本能です。
 どうか、「人間関係なんてそんなもの。どうなるかわからない」という冷静さを忘れずに、周囲の方への挨拶・声掛けを続けていきましょう。
 あなたを決して独りにさせない仏様が一緒だから心配要りませんよ…思い切ってこちらからコミュニケーション取っていきましょう。

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おきもち

質問者からのお礼

中田様
小林様

気持ちがとても楽になりました。なんとなく分かっていることでも、モヤモヤしたりしている時に後押ししていただけると、ものすごくありがたいです。
本当にありがとうございます。

また、同じように考えてしまうことがあるかもしれませんが、また読み返して力にしたいと思います。

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