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これからの人生に不安を覚えます。

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国文学、特に平安時代の文学を研究している大学院生(修士課程)です。

タイトルの件、昨今の世情故に今後の人生に不安を覚えて仕方ありません。

教育業界は少子化の影響もあり、衰亡の一途を辿っています。特に実用的な社会科学を除く文系学問は社会的にもその必要性を問われ、大学の文学部系統は徐に廃止されてきています。
そのような中で、国文学という学問を研究している自分の将来に希望がもてません。
ただでさえ厳しい学究の世界。定職に就くことができるのか、普通の生活を送ることができるのか、ふと不安になると夜も寝れません。
幸い、多くの先生方から研究を評価していただいたり、大学OBOG方々から応援していただいているのも事実です。しかし、やはり不安の方が強く、考え込んでしまいます。
多くの研究者と違い、私の家庭は決して裕福ではありません。将来的には父母の面倒を私が見なくてはならないという責任も感じます(私は1人っ子なので兄弟がいません)。しかし、それも可能かどうか……
テレビやネットで大学院や奨学金などのニュースを見る度に不安を覚えます。
しかしながら、やはり私自身としては国文学で身を立てたい。ここまでやってきたのだからほんの何%かもしれないけれど、チャンスを捨てたくないという思いも強くあります。
学問は贅沢、そんな言葉も耳にします。
でも、その贅沢をやめたくないのが本心です。将来へ歩んで行くうえで、心の支えになるようなお言葉をいただきたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

好きなことに打ち込みましょうよ…それしかありません。

 あなた程に学問していない僧侶が答えますのは甚だ失礼かと思いますが、ご参考までに申し上げます。
 あなたがそこまで打ち込むことの出来ること(国文学)を見つけたのは、本当に素晴らしいことです。今までも本当に真剣に学び、研究されていらっしゃったのでしょう…そうでなければ、そこまで打ち込めません。ある意味、そこまで打ち込めるものがあることは周囲からすれば羨望の的とも言えます。
 ただ、実際の生活としては就職・生活の不安がおありなのですね…確かに非常に専門的であるが故に就職は非常に狭き門であることはお察し致します。
 でもまずは、その狭き門に挑戦するしかないでしょう。大学や博物館などの学究機関での仕事に就くことです。これはもう、専門を極める、あるいは強力な先生(教授)の下で学べるように自らを持っていくしかありません。
 これはもう、出来る出来ないというよりはやるしかないです。
 これで回答は本来終わりですが…でも、必死にやったけれども思っていた研究職に就けなかった。そういう事態もあり得ます。
 学校の先生には失礼な表現で申し訳無いのですが、あなたに対しては中学や高校の先生などの道もあることをお伝えしたいと思います。
 そしてそれらの道に進めなかったならば…どうでしょう、そのときには…もう学問を趣味にしませんか。もちろんあなたのご希望、ご専門に出来るだけ近い職種に就くことに尽力しましょう…。
 もう、こればかりはわかりません。五輪出場だって、出来る保証もないのに、唯それだけを目指して人生の全てをかけて挑戦した結果です。メダルなんて世界中でその内の3人しか手に出来無いのです。
 やってみましょう…好きなことに打ち込みましょうよ…結果は後から付いてきます。
 好きなことに打ち込んでいる姿は本当に素敵です。あなたが本懐を遂げられますことを応援しています。そしてそんなあなたを仏様が支え続けて下さいます。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

大変ありがたいお言葉ありがとうございました。
先日、論文も発行されたところです。
ご院さまのお言葉にあったように、今はとにかく国文学の研究にうちこむことに致します。
ここまで、特に挫折するようなことが無かったのも、何かに守られているから、というような気が致します。
何か夢中になれることがあるというのは、人間にとって至上の贅沢なのかもしれません。
ならば、最高に贅沢をしようと思います。
ご院さまのお言葉で心が楽になりました。書中を以て御礼申し上げます。

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