子供のこと
10歳の娘についてです。
娘は生まれた頃から癇癪がすごく、幼児時代も友達との争いが多く、私はよく叱っていました。加えて下の子の誕生や身内の介護で、自分自身にますますゆとりもなくなり、娘が何かいけないことをすれば、始めは穏やかでもどんどん厳しい口調で注意することが多く、当時の自分なりに必死だったという思いもありますが、もっと穏やかに娘と向き合うべきたったと、後悔しております。
小学生になり、癇癪も落ち着いてきたのですが、中〜高学年になり、自分の意見を主張するようになりました。
そしてここ最近は、娘は友達のお母さんがいる時に 私や友達のお母さんに対し激しく口答えをします。
先日も、友達と娘が外で遊んでいるところを友達のお母さんが見かけ、「危ないから ここはダメ」と注意してくれたところ、娘は『私達だけじゃありませんよ!!〜(他の友達)が先に遊んでいたのです!』など強く口答えしたようです。
また、母子で集まった時、私が「寒いから上着をきたら?」など言っただけでも「暑いの!!」と怒ったような口調が返ってきます。
しかし家で家族しかいない時は、ここまで激しい口調ではなく、私が娘に注意したいことがあり、「部屋で2人で話そう」と言うと嫌がります。「どうして?お母さんがこわいの?」と聞いたら『少しだけこわい』との返事がきました。
幼児時代にたくさん叱ってしまったせいで、信頼関係が築けていないのではないかと、心配です。
また、目上の人である、友達のお母さんに口答えするという行為について、私は自分が子供の頃には友達の親には緊張して挨拶すら精一杯だったので口答えするなど考えられません。やめるべきだと私は思うのですが、それに対し娘は「思ったことを言っただけだ、本当にそう感じたから言った」と言います。
長くなりすみません。
いただきたいご意見は、
1、娘との向き合い方(信頼関係を築く方法)
2.友達の親に口答えするという行為について、どう思われますか。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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たぶん注目
こんばんは。私もほぼ同じ世代です。まったくね、「他所の親に口答え」なんて、昔はしませんでしたね。けど、今は私もされる事があります。お寺の庭で近所の子が遊んでいて、池に砂を投げ入れたりとか、塀を乗り越えて出入りしていたりしますので。
重大な時にはきちんと処罰します。「これこれの人がいたので、当分お寺の庭で遊んではいけません」と。大人の役割は大きく分けて二つあります。一つは褒め励まして、物事に立ち向かう後押しをする事。もう一つは「これ以上はダメだよ」と限度を教える事です。
これらは、是々非々で「両方しなければならない」です。「褒めてくれることもあり、叱られることもある」という人の話しか、聞かないですし効きません。
これが片手落ちだと、だんだん「見つからないように行動する」パターンが身につくのは想像できますね。「褒めてはくれないが、叱るときはしかる」人に、何か言おうとは思いませんよね、私たちでさえ。あなたの感じておられる、「信頼関係がない」とはこの状態でしょう。けれど、そうなった過程にはあなたのメリットもあったはずです。「子どもに付き合って時間を取られる…ことから逃れる」という。下の子の世話や介護が、これに当たるのではありませんか?
で、現在「ゎざわざ大声で、目立つ行為がある」というのは、「私に付き合ってよ」のメッセージではないかと推測します。実際彼女の生活の中には「テストで結構いい点取ったよ」もあるかも知れませんが、それは注目を得られないと感じているのでしょう。
なので、私からのオススメは。
お嬢さんのために時間を使ってあげてください。恐らく反射的に何か指導とか批判したくなるでしょうけれど、それは封印。使っていい言葉は「すごいね」「なるほど」「面白いね」の3つ。「またお母さんに話したいな」と思って終われば成功、そうでなければ失敗です。
さて「口答え」ですが、現場を目にしたら「あのお母さん、きっと嫌な気持ちになったと思うわよ」位は言っても良いと思います。しかし他人の子どもですから、そのお母さんにとっては「危ないことを注意した」で大人の責任としては十分だと思います。子どもに口答えされてカッカしていたら、それこそ大人気ないです。「あんな子の親」としての自分の評価が下がるのを恐れるなら、あなたがきちんと謝ればいい。「言って下さってありがとうございますlと。
自分が欲しかった言葉をつぶやいてみる。
うみ様こんにちは。拝見させていただきました。
癇癪については「どうすれば」とついつい感じてしまいますよね。ただ、まずは癇癪は「自然なこと」と考えてみましょう。大人になるための通過点ですよね。こうやって子供さんのことで悩んでくださる優しいお母さんがいて娘さんはとても幸せ者だと思います。
娘さんとの向き合い方については、うみさんとうみさんのお母さんとの関係にも関わりがあるのではないかなと推測します。「こうしなければ」というのではなく、娘さんは「あの頃」のうみさん自身です。娘さんの年頃の頃、母さんにどんな言葉をかけてほしかったですか?どんな態度で接してほしかったでしょうか。自分自身の心の中の声を聞いてみてください。そして自分が欲しかった言葉を娘さんにかけてあげてください。娘さんの行動に自分の母を重ねるのではなく、娘さんはあの頃の自分。娘さんを救うことは過去の自分を救うことです。そして今のうみさんにはそれができるのです。
友達の親に口答えするのは、「自分を主張」しているのだと思います。「良い悪い」ではなく、その背後に不安があるのではないでしょうか。そしてその事で困っているのは実はうみさん自身なのではないですか?相手の親からどう見られるのかと。娘さんはそれがわかっているのです。困らせているのです。なぜでしょうか?それは「お母さんの言うとおりにはならない。私には私の人生があるの。それでもお母さん私を愛してくれる?」って聞いているのです。
言動が正しいか正しくないかももちろん大切だとは思いますが、感情に注目してみていただけたらと思います。「嫌だった」→「そう、嫌だったのね」とオウム返しで「ジャッジせず」感情(エネルギー)を吐き出させると安心し態度が変わってくると思います。「北風と太陽」のお話の「太陽作戦」で接してみてはいかがでしょうか。
応援しております。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
いただいた回答 どちらにも、ハッとさせられた面や なるほど、など色々 考えさせられ、大変参考になりました。
いただいた言葉を胸に、向き合っていきたいと思います。
またこちらでお世話になることがあるかと思いますが、よろしくお願いします。
ありがとうございました。