早く人生を終わらせたい
死にたいと言うわけではないのですが、生きていくことは本当に大変なことで、特に将来に希望や欲望もないので、早く人生が、終わらないかなあと、最近よく考えています。
平均寿命から見ると、あと、40年以上生きていかなくてはならないと考えると、ゾッとします。
勉強も頑張ってそれなりの資格も取って、仕事もバリバリやったし、子供も産んで育てる経験もした。家も建てたし、浮気で苦い経験もした。
これで、もういいんじゃないかと思ってて、これ以上生きていくことが辛いし、きついし、何もないと思います。
生き急げるものなら、そうしたいです。
残りの人生をどう過ごすべきなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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そんなあなたに四住期
古代インドにこんなライフステージがあります。
1、学生期→師のもとで学ぶ時期。
2、家住期→家庭を築き子供を育て、一家の祭祀を執り行う時期。
3、林住期→森林で隠遁生活(修行生活)をする時期。
4、遊行期→住所不定の托鉢生活をする時期。
ぼちぼち1〜2の生活に区切りを付けたい…その感覚はあながち間違いでもないのでしょう。だいたい一度しかない人生、1つの生き方えお貫くというのも1つの生き方ですが、せっかくだから色んな生き方したいというのも1つの生き方です。実際、お釈迦さまだって後者の四住期だったのですから。
だからって山に入ってアウトドア生活しろって意味ではありません。古代インドの人たちだってホンマモンの森林に住んだわけではなく、竹林精舎や苦行林のようなそれ専用に環境を整えた場所に行ったわけですから。そう、つまりお寺。
お寺って、何をする場所か?何もしない場所です。本当の意味で何もしない。
生きるって何だろう?その問いを追わない。
自分って何者だろう?自分をするということをしない。
そういうことをしない。見えたら見えたまんま、聞こえたら聞こえたまんまで何もしない。
現代人にはそういう時間が無さすぎるんです。小学校入った頃からなんでもかんでも教え込んで詰め込めで、自分という器にモリモリ盛れるだけ盛れば立派な人生みたいな風潮になっとりますが、そうじゃない。
息だって吐かねば吸えない。飲食だってオシッコしゃーしゃーウンチぷりぷりしないと次を食えんものです。家庭も仕事も知識もスキルも全部放ってしまう。自分という存在でさえ放ってしまう。
その時、誰も何もしなくてもおのずから雨が降ってきたり、雲間から陽が出てくるような自然の働きとして、生きる力が出てくるんです。
と言っても我々は古代インド社会の住民ではありませんので、よっしゃ!仕事辞めて家庭も委任して出家するど!と言われると困っちゃいますが、仕事や家庭の合間縫って週一でも隔週でも月一でも季節ごとでも何でも結構ですから、坐禅会みたいなお寺のイベントにいらして下さい。楽しましょうぜ。
質問者からのお礼
ありがたいお言葉をありがとうございます。
そうですよね、人生すべての時間が同じ価値観とかじゃないですよね。
少し考え方の癖を見直してみます。