他人を見下す癖
常に他人を見下してしまいます。
職場でも無意識に横柄な態度や言葉が出てしまい、反感を買われる結果を招き自身で居心地悪い関係を作ってしまいます。
戒め改めようと誓っても綻びが出てしまい、逃げるように転職を繰り返しました。
人を信頼することができず常に顔色を伺い、友人関係でも些細なことで傷つくことを恐れ自ら関わりを断ち続け、無縁状態です。
職場や公共の場であっても人の嫌な部分を見たくないため、極力人との関わりを避け生活する毎日です。
通院し服薬しておりますが、未だ自分自身を理解したり感情をコントロールすることができず明日も将来も不安でどうしたらよいのかわかりません。
自分に自信がなく、趣味や生きる喜びもなく殻に閉じ籠ることで安心を保っております。
如何に未熟で自己中心的な思考なのかと自身に辟易しておりますが、ただ歳を重ねるばかりで危機感を感じ堪らずご相談させて頂きました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そのままのあなたでいてください。
別にあなたの性格は変えられませんのでそのままでいてください。あなたの性格が嫌いな人もいますが好きなのともいるはずです。そしてあなたの性格が必要とされるときもあることでしょうむやみに我慢すると身体に悪いですよ。
ただ、あなたの性格にあることを加えましょう。一日一善といいますが、一日10分ほど人を見下す行為をやめることもいいと思います。布施行に無財の七施を実践してみてはどうでしょうか?
1.眼施(がんせ) 常に温かく優しい眼差しを施すこと
2. 顔施(がんせ) いつもニコニコ笑顔で接すること
3. 言施(ごんせ) 優しい言葉をかけること
4. 身施(しんせ) 自分の身体を使い奉仕すること
5. 心施(しんせ) 心配り・気配り、思いやりの心を持つこと
6. 床座施(しょうざせ) 座席を譲ること
7. 房舎施(ぼうしゃせ) 家や部屋を提供すること
7番目は中々難しいですが、他のことならできそうではないでしょうか?今日は10分偉そうな態度が出ずに布施行が実践できたと自分を褒めましょう。これらを少しずつでも実践すると「あの人は偉そうな性格だけど、根はいい人かも・・・。」と言われるとかもしれません。
人は色々な場面で衝突するものです。しかし、何かある度に仕事を変えるのではなくて、どんなに居心地が悪かろうが続けることが大切です。逃げ出すことはいつでもできます。しかし、続けることはいつでも出来ません。どんな性格の人だろうが、批判に晒されても生きていかねばならないのです。もう少し今の仕事を続けてみませんか?そこから見える風景もあると思います。
変われますよ
世の中人や物事を、自分勝手な物差しで優劣、損得、白黒、善悪、好き嫌い、上下などつけているのでしょう。
それらは全てあなたの考えの中だけのルールであり、真実、仏法とは異なります。
あなたのルールに合わないことを悪とし、どうにかしようとすることは、ワガママな行為です。
あなたがお気付きのように、周りの人を苦しめるだけでなく、何よりあなたが、思い通りにならないことにイライラ苦しむことになるのです。
それらのことはあなたの中で起きていることですから、あなた次第であなたは救われます。禅を学び実践してください。あなたの中の謙虚さがあなたを救いますよ^ ^
質問者からのお礼
温かいお言葉を頂き、心より感謝申し上げます。
これまでの言動は取り返しがつかないと理解しております。
現状から目を背けず向き合い少しずつでも信頼を取り戻すべく改めようと思います。
これまで誰かに干渉されることもなく、自分自身で考え都合良く解釈して生きてきたと思います。
非常に気楽な人生でしたが、孤独でした。
今回ご相談させて頂き、気がつきました。
誰かに甘え、導き、叱って欲しかったのかもしれません。
いいくらい歳を重ねて、恥ずかしいことですが...
この度を期に、素直に反省し改めようと誓う良いきっかけを与えて頂きました。
ありがとうございます。
今後は謙虚さを身につけるために七施を実行したり、禅に触れ人生の軌道修正ができたらと思っております。
まだまだ迷うこともあると思いますが、困ったり悩んだ際はまたご相談させて頂けましたらと思います。