両親との関係・自分の気持ちをどうすればいいか
ご覧いただきありがとうございます。
質問は両親と良好な関係を築きたいのですが、嫌悪感がありどうしてもイライラしてあたってしまいます。これから両親に対してどのように接すればいいのか教えていただきたいと思います。
私は29歳の会社員(女)です。
同じ年の主人と昨年結婚して実家から車で20分程のところでアパートを借りて住んでいます。
就職してから社会を知るようになって大好きだった両親に対する嫌悪感が生まれてしまいました。
私は反抗期がなかったので今頃遅い反抗期が来たような気分です。
何故、嫌悪感を抱いたかというと父のお金に対する考え方と母の父への態度です。
例えば、父は昔に母の意見を聞かずに起業して自己破産し、父の実家に家族で移り住みました。
そこで父と母は仕事を掛け持ちして私たちの為に働いてくれました。そこはすごく感謝しています。ただ、またどこかで借金をしたらしく常にローン地獄のようでした。
そんな中、私が社会人・妹が大学生の時に父は仕事を突然辞めて、また起業したのです。そしてまた失敗。
借金がある、家族がいる、母に迷惑をかけている(父の実家に住むことになり嫁姑関係は最悪です。)そんな状況の中で仕事を辞めて起業をするという感覚がどうしても理解できません。
他にも祖母の年金も使い込んでいるようです。
それに対する母も父に何も言わず(父に意見をいうと逆ギレします。)離婚もせずにいる母に対しても理解できません。私なら離婚して関係を断ちます。
ただ、父と母のおかげで私も妹も奨学金を借りてではありますが、大学を卒業し上場企業に就職して結婚することができました。
お金の面というよりも、道徳面(本人達が守れているかはわかりませんが。)や何事も応援してくれたということが大きな力になって今、姉妹共幸せであるということは本当に感謝しています。
感謝もしているし、大好きではあるのですが
どうしても父や母の常識の無さには理解ができません。両親は仲の良い夫婦ですが、言い方が悪いですがバカなんじゃないかと思ってしまいます。
もう少し頭の良い行動が取れないか、と思ってイライラしてしまう自分がいます。
良好な関係は続けたいのですが、この蔑んでいる気持ちをどのように整理すればよろしいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人間として成長する過程で、感じること
高校生、大学生となると、親との趣味嗜好の違いから、距離を置きたくなるものです。私が大学生の頃、父親と買い物したり一緒に食事したりするのが段々嫌になりました。正直、父親のセンスのズレに気恥ずかしくなることがありました。但し、歴史は繰り返します。私の子供たちも私のファッションセンスにはかなり批判的だと思いますし、意見交換すること自体がもはや無理だと思ってます。ゆきだるまさんが今後子供さんを産み、子供さんが成長していけば、私と同じようなことを感じることがあると思います。
こういう点に関しては、蔑みでは無いと思います。趣味嗜好の違いです。あまり気にしなくても良いと思います。
問題は「起業の失敗」「ローン地獄」のことですね。ペーパーテストでの失敗ならば、テキストを読み問題集で応用力を鍛えれば、或る程度克服可能です。しかし、現実の事業となると、これはなかなか難しい。何度も起業されるということは、働く意欲を持っておられるということですね。意欲はあるけれども、成功には至らない。ペーパーテストのように頑張って予習復習を行い、「傾向と対策」に努めれば、相応の結果はついてくるでしょう。
ビジネスとなれば、なかなかそうはいかないですよね。ゆきだるまさんも社会人となって、仕事の上での学習能力の高い人が居ることも低い人が居ることも見聞していると思います。企画力営業力交渉力が高い人もいれば、低い人も居ると思います。社会人となり、ビジネス経験を重ねることで、これらのことを実感されておられると思います。まあ、毎年数千社の企業が倒産している訳ですから、一度二度の失敗だけですべてを評価できるものでは無いと思います。
ビジネスのスキルには個人差がありますから、同じ社内での営業成績に個人差があって当然です。成功する起業家が居る一方で、失敗する起業家もそれなりに居ると思います。失敗から学習して、起業段階の準備を工夫したり傷口を大きくしないように早めに撤退したりして欲しいですよね。そういうことが良く見えるようになったのは、社会人となり経験を重ね、人間として成長したからだと思います。
世の中には完璧な人間は居ません。誰しもが何らかの欠点を持ってます。傷口を広げないよう、家族みんなでお父様の暴走を抑えましょう。
質問者からのお礼
お言葉ありがとうございます。
「働く意欲がある」という言葉に少し心が軽くなりました。
よく考えれば父も仕事のセンスがないだけで頑張ろうとしていたのだと思います。吉田さまの言葉で父が昔「苦労かけてる分お前らには楽させてやりたい」と言っていたのを思い出しました。頑張る方向が間違ってしまったとは思いますが、家族のことを少しでも考えてくれていたんだと思うと気持ちが楽になりました。
父は現在、脳梗塞になり少し半身不随になりました。還暦も超えてもうさすがに暴走はできないかと思います。これからは大人しくしてくれているだけありがたいと思って暖かく見守りたいと思います。
本当にありがとうございました。