回答 1
有り難し 22ご覧頂き有り難う御座います。
私は生まれてから、良い人であろうと生きてきました。
良いというのは人によって千差万別かとは思いますが、私の場合は理性的であり、規律に従い、品をもってといった感じです。
幼少期は背中に物差しを入れられ背筋の矯正や、飲み物を飲むときの目線など色々と仕込まれました。
幼稚園の時には既に敬語で、同級生には気持ち悪がられ先生方には好評。その後の学生生活も同様です。
最後の大学では先生が評価を下げられたくないという理由で同じゼミの生徒を卒業出来るよう手をかけたりと、人に良いように利用されてきました。
社会に出てからは、はじめの仕事は中々に過酷で刑務所と同じような生活でした。
その後、転職をし役職につきましたがこれも損な役回りを押し付けられただけで、15時間労働があったり、朝の4時に会社を退勤し、その日の10時には仕事という日もある状態です。
現在、不眠と鬱が重なり仕事の日数を減らしていますが手取りは10万ほど。
私は何がいけなかったのでしょう。
私が愛した人は、もう一人の私が愛した人に取られ、それでも笑い。
寂しさを埋めるため見ず知らずの人に体を許し体温を頂いて。
救われる事はないのだと分かっています。救われる為の行動をしていないのだから。
救われる者はそうなるべくしてなっていて、成功する者もまた然り。
なら、私は何故、何処で間違ったのでしょう。
それとも間違ってはおらず、これが私の正解なのでしょうか。
皆様は私はおかしいと思いますか？
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
私はおかしいとも思いませんし、間違ってるとも思いません。
そして、正解とも思いません。
質問からすると「理性的な良い人であるよう頑張っているのに、現実は仕事が過酷で、年収が低く病気で、恋愛もうまくいっていない（から自分は間違っている）」と。
この価値観があなたを苦しめているように思えます。
年収は高く、恋愛は失敗せず、何の逆風のない人生が正解ならば
お釈迦さまは出家しなかったでしょう。なんせ、王子さまでしたしね。
そこに幸せの本質はなかったのです。
そしてお釈迦さまは「一切皆苦」「諦め」を説きました。
これを日本語の字のままに受け取るとなーんかネガティブですが
その意は「思い通りにならないことは思うがままにならないこと」
「それをきちんと理解して、肯定していくこと」です。
本当の幸福は、人生の苦難に直面した時に近づいてきます。
ですから、あなたはおかしくないし、間違っていないんです。
見方を変えると、自分の人生において試される時が来たんです。
「背筋の矯正」「敬語」など規律を厳格に守っていたのですね。
仏教でも「戒律」という厳しい規律がたくさんありました。
ですが私の宗派では、戒律の厳守が幸せ（悟り）に結びつくものではないと考えます。
救われる事がないと思っているなら
「ちょっと会社に使われすぎて疲れすぎてるぞ」
「利用されると思うくらいなら良い人じゃなくていいんだぞ」
「もっと自分を大事にしてやっていいんだよ」
と、カインドさんの中に、自分を一番に大切にしてくれる仏さまを作ってあげてください。
そして今はお体をお大事にしてくださいね。
最後に、私は「利用されてきた」を「誰かの役にたってきた、救ってきた、善行を積んだ」に変えてほしいなぁと思いました。
ご回答有り難う御座います。
気持ちが楽になりました。
本来の私としては、出会った人々や、見た景色、出来事も幸せと受け取ろうとする気持ちが強かったのですが…
最近、どうも大人に対して抱いていた気持ちと現実に打ちのめされ落胆し苛立ちつつも、こうして出会えたことに幸せを感じようとする自分の心の板挟みになっていました。
あるがままを、あるがままに受け入れる。変に幸せなことだと思うのではなく、今は一先ず感じたままに自分の中に入れてみようと思います。
誰かの為になっていた、結果としてはそうかもしれなくて頭では分かりつつも誰かにそく言ってほしかったのかもしれません。
本当にありがとうございます。
久々に心が温まりました。
