安楽死は罪でしょうか
はじめまして。
我が家のねこさんが猫エイズを発症し、今にも消えそうな命に向き合っています。
治す方法のない病のため、先生も積極的な治療はこの子にとって辛く、苦しいだけなので進めませんと…。
発症したらどうなるのかは分かっていたことなので、それは私も同じ思いです。
殆ど食べることもできず、殆ど動くこともできない子。
もう楽にしてあげたいとも思ってしまいます。
でも安楽死という選択をすることは見ているのが辛い、可哀想、と思っている私が楽になりたいからなんじゃないかとも考えてしまいます。
安楽死という選択は、私が殺すことと変わらないのですよね。
やっぱりしてはいけないことなのでしょうか…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その子とともに
拝読させて頂きました。あなたにとってその子は家族ですものね。共に愛情深く一緒に生きてきたのでしょうから、その子が苦しんでいる姿を見るのは辛いことでしょうね。
あなたのその思いを心からお察しします。
その子の病いの治療法がないならば、或いは状態として難しいのであるならば、治療ではなく苦しみを緩和させる処置はありませんでしょうか?その子の苦しみをできるだけ取り除いてあなたと一緒にいることのできる時間を有効になさってはいかがかと思います。
おそらくはともに過ごすことができる時間は限られています。その限られた時間をゆっくりと苦しみなくともにお過ごしなさって下さいね。
その子はあなたとともに生きることを心から喜びきっと安心するでしょう。そして限られた命を円満に過ごすことができるでしょう。
そしていずれその子は旅立っていかれます。その時必ずその子が苦しまずに安心して仏様に導かれ仏様の元に生まれて下さいますようにと仏様にお願いなさりお念仏おとなえなさって下さい。
私もその子の為に仏様に願いお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
仏様は必ずその子を正しくお導きくださいます。そしてその子は仏様の元に生まれて安心するでしょう、そしてこれからもあなたを片時も忘れずに見守り続けてくれるでしょうからね。
その子とあなたのご縁はこれからもずっと永遠に続くのです。
その子はいつ如何なる時でもあなたに寄り添いお見守りくださいます。
どうか今ひと時ひと時を大切になさって下さい。そしてこれからもその子とのご縁を大切になさって下さいね。
あなたがその子とともに思いやりながら大切な人生を生きて頂きますようにと切にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azumaさま
ご回答いただきありがとうございました。
本日、愛猫は永眠いたしました。
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
安楽死ではなく、家族で見守る事にし、最期は一番好きだった息子の腕の中で逝く事ができあの子も嬉しかったと思います。
今はとても悲しく辛いですが、あの子と出会え、一緒に過ごした時は私たち家族の宝物です。
Kousyo Kuuyo Azumaさまの優しいお言葉に感謝いたします。
ありがとうございました。