夫婦の距離感について
夫婦二人暮しの主婦です。
夫は数年前にうつ病を患い、仕事が辛いようで毎日思いつめたような顔をしています。会話もほとんどなくこちらも気を使うので毎日ヘトヘトです。
何度か休職や転職もしています。年をとるほど転職活動も初出勤もしんどくなるみたいです。あと何回転職するんだろう、そもそももう働けないんじゃないかとか、不安な気持ちに取り憑かれて私も仕事や家事が手につきません。気分転換をしようとしても夫が苦しんでいるのに自分だけ楽しもうなんて!と罪悪感でいっぱいになってしまいます。自分が楽しいと夫にさらに辛いことが起きるのではないかと、妙な因縁があるのではと疑ってしまうのです。
離婚は考えずなんとかお互いの寿命まで添い遂げたいのですが、どのように寄り添っていけば良いでしょうか?
どんな言葉をかけても良いのか、もしくはそっとしておくのが良いのか、お知恵をお貸しください。
夫の仕事が長続きしないことへの怒りと不安。 老後の心配 うつ病の夫にどう付き合うか、日々の迷い。うまく対処できない自分への怒り。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
添い遂げたいなら自分を大切に
ご主人がうつを抱えておられるのはお辛いことと存じます。ご心労のことかとお察し申します。
さて、短い時間だけ他者と合わせて暮らすのはそんなに辛くないかもしれません。しかし、長く暮らすとなると、相手のことばかりでなく自分の生活も大事にしないと続かなくなってしまいませんか。いま最も怖いのは共倒れになることではないですか。ご主人の仕事が不安定なら、あなたが安定した収入を得ないといけない。そうすると、あなたが精神的にも身体的にも健康でなければいけないことになります。ご主人がしんどい思いをしているのだから自分も耐えなければ、というお考えは素晴らしいと思いますが、それではいつか共倒れになり、最額の結果を招くことにつながるかもしれません。
ご自身の健康を保つことが、まずは大切かと思います。私がやってみてよいと思うのは、軽い運動です。やり方にもよりますが、お金もかからないし、いつでも、そして一人でできます。きっかけは高血圧でした。運動(といえるほどのものではありません)を始めてから、10キロほど体重が減り、血圧が下がりました。それからストレスが軽減されたと実感しています。これは医学的も正しいようです。甲子園球児を目指すわけではないので軽い運動でよいので続けてください。心身両面に効果があらわれ、その分だけご主人にも優しく接することができるようになるかもしれません。
私が言いたいのは、どうあっても運動せよということではなく、あなたが自分自身を大切になさり、健康であることがご夫婦の関係においても大切である、ということです。
気分転換は必要だと思いますよ。できればご主人と一緒に気分転換できたらいいですね。旅行とか、例えば、お寺や神社巡りなんかもいいと思いますよ。今は御朱印を集めるのも流行っているようですからどうですか?
今年は花見には行きましたか?まだ桜も少しは残っていると思いますから、ご夫婦で出かけてみてはどうでしょうか。
心の病をすぐに完全に直すことはできなくても、今のままでも出来ることをやりましょうね。
質問者からのお礼
早速のご回答ありがとうございます。今仕事から戻ってお返事を読ませていただきました。
了教寺 藤岡俊彦さま
今最も怖いことは共倒れです。仰る通りです。去年の春頃から精神的には限界を感じていますが、体の方は頑丈なようです。
体を動かすことは得意ではありませんが、近所に大きな公園が沢山ありますので少し歩いてみようと思います。
夫がいない時間にも不安に襲われて身動きできない時があるのですが、そんな時こそ外に出てしまったほうがいいのでしょうね。不安にばかり目がいってなかなか自分自身のことと向き合えていませんでしたが、お返事いただいたことを心に留めて少しでも今からでも前向きになるよう心がけたいと思います。
ありがとうございました。
圓常寺 三宅聖章さま
主人が元気だった頃は沢山お寺巡りをさせていただきました。おかげさまで御朱印も沢山集まりました。
今は恐ろしくて私からは話しかけることもできないのですが、、、。
先週の日曜日主人から誘われて近所の桜を見に行きました。家にいるのが辛い時は一人で見にきていたそうです。涙が出ました。近くに川があるのですが、よく死なないで帰ってきてくれた、、、と、ホッとしました。
今のままでも出来ること
この言葉を心の中でずっと唱えることにします。
ありがとうございました。