他人の言葉の裏を読んでしまいます。
40代前半の主婦です。
子供の頃から相手の顔色ばかり伺って来ました。
どうしても他人の言葉の裏の裏を読んでしまいます。
その為友達もほとんどいません。
みんな私の事を惨めな人だと思っていると思います。
私の事を面倒な人だと思っています。
仕事が出来ないので、職場では確実に馬鹿だと思われています。
どれも思い込みかも知れませんが、実際にそう思われていた事もあります。
高齢出産で子供を授かり、周りのお母さんたちよりおばさんです。
いつか子供にも嫌われそうです。
でも私一人なら生きる事を止めたかも知れません。
母になった事は良かった事かとも考えます。
苦しいです。
疑う事を知らない幸せそうな人がうらやましいです。
どうしたら前を向いてがんばれるのか、何かヒントがほしいです。
どうぞよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子育てを負担と感じるとか、励みと感じるか
裏を読むことは決して悪いことではありません。世の中、すべての人が裏表の無い善人だらけなら苦労しませんよね。実際には、表の顔と裏の顔を使い分けるひとも少なくありません。「面従腹背(表面では服従するように見せかけて、内心では反抗したり裏切ったりすること)」を地で行くような人は居ます。周囲の人を無条件に信じきったり、自分の手の内をすべてさらけ出したりするのは、要注意だと思います。ですから、裏を読むことは決して悪いことではありません。
但し。いろいろな関りを持ち、交誼交流を続ける中で、周囲の人々の人間性の善し悪しも結構見えてくると思います。みしまさんのことを褒める一方で、他の方々には三島さんの悪口を言う。そういう人は結構いますし、そういう二枚舌に振り回されないように情報や他人を行動をキャッチするアンテナを張る必要はあります。
そういうアンテナの精度を高め相手の安全度を判定する能力を高めるよう努め、心許せる人には心許して付き合ってきましょう。
子育てはあなた一人で行うものではありません。あなたと旦那さんとで行うことです。子供が欲しくても授からず、そのことで悩んでいる方も多いんです。子供が授かったことに感謝し、生まれてきたことを喜び、「よくぞ、生まれてきてくれた。ありがとう。」という気持ちで子供さんを育てていきましょう。
自分と夫でこの子を一人前に育てていかねば、という気概を持って、育てていきましょう。「俺がやらねば、誰がやる」という言葉がありますが、みしまさん御夫妻が強い気持ちを持って強い責任感を持って子供さんを育てていきましょう。親が真剣な気持ちで子育てに取り組めば、親に感謝することは有っても、親を軽蔑するようなことな有り得ません。
子供を育てることは決して負担や重荷だけではありません。子供を育てることを通して、親も人間として成長します。子育ては親を人間として成長させてくれます。子育てを喜びとし、子育てを励みとする。そうなるように頑張りましょう。
完璧な人はいない
何をもって完璧と見るかは別として、人には必ず短所と長所がありますよね。そして、実はその短所って長所にもなります。長所だって短所にもなるのです。
《例1》
『俺は背が高いから、高い所の物も簡単に取れる』(長所)
『でも、周りからお願いされる事も多くて面倒くさい』(短所)
《例2》
『僕は背が低いから、見上げてばかりで肩がこる』(短所)
『でも、肩こりに悩む人を助ける整体師になれた』(長所)
とまあ、一見すると短所でも、時間が経ったりご縁が繋がっていくと、ある日突然見方が変わることもあります。
仏教は物事の本質を見る目を養っていきます。
「私」という煩悩の色眼鏡を外して、あるがままを見て、聞いて、受けとめる心を養っていきます。
つまり、短所と思うから辛いのです。そして辛くしているのはあなたなのです。
だから、それを止めるのもあなたなのです。
短所も長所に変えられます!
海援隊の『贈る言葉』の中には、
「人は悲しみが多いほど、人には優しくできるのだから」とあります。
その通りです。
それだけ苦しんでいるあなたにこそできる「優しさ」があるのです。何も恥じる必要はありません。
辛い経験を沢山されてきた事と思いますが、その経験が今のあなたを作って、支えて、励ましてもくれるのです。
過去は消すことが出来ません。でも、見方を変えることは出来ます。
過去無くして現在無し。現在無くして未来無し。過去を否定すると未来をも否定していくことになります。
過去を受け止めていくことが大切だと思います。
南無阿弥陀
質問者からのお礼
吉田様
お礼が遅くなり申し訳ありません。マイナス思考が災いとなり、子育てにも良くない事が多いと思います。
考え過ぎず精一杯がんばりたいです。
他人との関わり方はまだまだ難しいですが、信じ過ぎず、心許せる相手に上手く相談出来たらいいなと思います。
誰しも嫌う人はいますよね。そこは割り切ってもいいのかもと思いました。
ありがとうございました。
緇川様
よく耳にする曲の中にもヒントがあったのですね。
私の悲しみは自業自得ですが、もしかしたらそれらの経験が誰かの役に立つ事もあるのかなと思いました。
そもそも悲しみもまた、見方を変えればそうではなくなるのかも知れないのでしょうか。
過去を引きずり、今が楽しいと思えない事の繰り返しですが、過去を受け止めて行けるようがんばりたいです。
短所を長所にと思えるように見方を変えたいです。
がんばります。
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。温かいお言葉、ありがとうございました。