hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

楽しみではないんです。

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

いつもお世話になっております。
またご相談があります。
只今3人目妊娠中です。4歳、2歳、男の子子育て真っ最中です。
3人目は予想外の妊娠でした。正直、喜べませんでした。子どもは二人で十分だと思っていたし、次も男の子だったら体力的にも、経済的にも厳しいと思っていたからです。なので、中絶を希望して産院へ行き中絶をする書類などを貰っていました。夫婦で決めました。
しかし私の大好きな祖母が末期の肺がんで余命1ヶ月と言われ、祖母失うことになる、お腹の子の命も無くなる。一気に二人失うことになると主人はそう言って赤ちゃんを産むことを私に説得してきました。
私も1ヶ月近く悩み、産むことを決意して、祖母に赤ちゃんが出来たことを報告しました。涙を浮かべて喜んでくれました。
でもその祖母は報告した2週間後に亡くなりました。とても悲しかったです。今でも思い出すと涙が出ます。
ここから本題なのですが、、、毎月の妊婦健診が楽しみではないのです。
周りからの見えない女の子コールにやられています。
私は絶対男の子だと思っています。でも周りは女の子コール。辛いです。
妊婦健診に行くのが億劫なっていて、明日行く予定なのですが気持ちが重いです。そろそろ性別もわかる頃です。安定期に入りました。
大好きな祖母は喜んでくれましたが、周りは女の子を期待して、きっと男の子だとみんなガッカリするでしょう。
私自身とても精神的に弱い性格の持ち主であり、色々考えてしまいます。きっと祖母の死がなければ、病気がなければお腹の子は下ろしていたと思います。なので祖母には感謝しています。決意させてくれたのですから。
また産むと決意したのだから、周りを気にすることはないと思っているのに気持ちが揺らいでしまいます。
情けないです、本当に。二人の母なのに、こんな気持ちで。
気持ちを強くするためには、揺らがないためにはどうすればいいのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ただのわがままな意見

プレッシャー感じちゃいますよね。何にも言わなくても、考えているうちになんだか、「ねばならない」と思い込んでしまうものです。
お寺の世界でも、あととりだとか言って男の子を望む雰囲気は未だにあるように思います。しかし、それは人の考えです。ただの個人のわがままの範疇ですよね。人によって価値観が違うことは、真実とは程遠いものです。

男女は一切関係なく、命が宿っていることの喜びしかないでしょう。願うならば、母子ともに健康にということであり、その先のことは願うことでもない。人間の欲望、エゴの話です。賢い子供になってほしい、医者になってほしい、ジャニーズに入ってほしい、周りや大人は勝手ばかりです。

そんなことに振り回されてはなりません。損得抜きに、心からおばあちゃんが喜んでくれた。そのことが真実でしょう。

おばあちゃんはあなたに周りに惑わされない真実の目を体で教えてくれたのでしょう。見失ってはなりません。

お身体をご自愛いただきお過ごしできることを願います。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ