怨憎会苦について
こんばんは。
質問させてください。
職場でどうしても相容れない方がいます。
人の噂話や悪口雑言が酷く、
私のことも事実ではない事を吹聴されました。
モヤモヤと一日中考えてしまう事が多く、
拘泥してしまう自身の未熟さにも嫌気がさします。
気にしないようにしても気にしてしまいます。
気にしないように努める事に拘っているのかもしれません。
あの人に会いたくない。またある事無い事吹聴されたらどうしよう。
あの人、退職したらいいのにといった、このドロドロした感情とどのように向き合えばよいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怨憎会苦は常についてまわるが、防衛力を高めることも必要
般若心経の一節に「遠離一切顛倒」という部分があります。「一切の顛倒(てんどう)から遠離(おんり)する」と読み下せば、何となくわかると思います。「すべての間違った考えから、離れる」という意味です。私は、般若心経を理解する上で、仏教を理解する上で、この一節はとても重要な言葉だと思います。顛倒(てんどう)とは「理に反すること。ものごとの道理からはずれた考え」という意味です。世の真理をきちんと理解しないで、道理とは逆さまの考え方をしている。そういう状態のことを言っています。世の中が無常であるのに、常と考える。一切は皆苦であるのに、楽と考える。同様に、無我を我、不浄を浄と思うということを言ってます。それだけ、普段の私たちは大きな勘違いの生き方をしており、得ることが出来ないものを得ようとしています。
四苦八苦について同じことが言えます。四苦八苦は完全になくすことは出来ません。四苦八苦は生きている限り必ずついて回ることです。「一切皆苦、そういうもんなんだ。」と受け止めることは必要です。
嫌な会社な上司やブラックな取引先と関係を断ちたいと思っても、仕事を辞めればもっと困るし、取引先を失えば会社が潰れることもあります。嫌な同僚が居て、不愉快なことを言われる。そんな人たちがいる職場なんて本当に嫌ですね。多くの人々が怨憎会苦の中にいながらも、苦しみに耐えて生きているのです。
別に「言われっ放しで、我慢しなさい。」と言うことではありません。防衛力を高めていくことも必要です。強くなることも必要です。おどおどしたり、優柔不断な態度であったりすれば、いじめや嫌がらせのターゲットになりやすいと思います。相手の言うことに、いちいち反応して赤くなったり青くなったりしては、まずまず相手は図に乗ります。
くだらない噂話はさらりと受け流しましょう。言われなき誹謗中傷に対しては、水掛け論にならないように録音等の証拠や証人を確保した上で、毅然とした態度で立ち向かいましょう。無理して喧嘩する必要はありません。しかし、降りかかる火の粉はきちんと払わなければ、大火傷します。
正しい生き方を続ければ、たくさんいい人にも出会うはずです。生きてきてよかったということも必ずたくさんあります。
拝読させて頂きました。
あなたがおっしゃるようなことは本当にありますね。いわれない事根拠のない嘘を吹聴されて噂話を流し人を蹴落とすような方はよくいます。あなたがそう思われるのも無理からぬことと思います。
あなたのお気持ちを心からお察し申し上げます。
私も以前会社員の際にはそのような扱いを受けたことがあります。いつの間にか私の悪い噂話を流されていつの間にか周りの方々からの陰口を言われる様になり、ある日会社の人事部から呼び出されて様々な悪い話を人事部長から聞かされ問い詰められましたね。
当然根も葉もないこともあれば些細な口論がいつの間にか大きな話に発展していて勝手にクレームの様になっていたり、果ては部下と不倫関係に有る等いろいろ言われました。
聴いていて本当に頭に来ましたがしっかりと自分なりに説明をしましたね。
全てがクリアになった訳ではありませんが、やはり私を目の敵にしている社員からの嫌がらせであることがわかり、その方はいつの間にか子会社に行かされてしまいました。
本当に嫌な思いをしましたね。
ただ思うのはそのようだからこそ自分はできるだけ冷静に説明して、人に理解してもらうように努める事かと思いますし、理解者や支援者は必ずいると思います。そして先ずは出来るだけ自分の心をそのような悪しきことに振り回されないようにしっかりと落ち着いていることや毎日の生活や仕事はしっかりと粛々と進めることかと思います。
そしてその様な悪しきことに流されない自分であることが大事かと思います。
あなたどうかご自分を大切になさって頂いてそのような愚かな者に振りまさされず悪しき噂などに流されないで下さいね。
そしてできるだけ清らかに毎日を生きて下さいね。
いずれ時が過ぎていく中で悪しきことや愚かな者はその自分の悪事によって報いを受ける時が参ります。
今ではないかもしれませんが、自ずとそうなるでしょう。
ですからどうかあまり気にせずに心穏やかにできるだけ過ごして下さいね。
あなたがこれからの毎日を心身ともに穏やかに豊かにお過ごし頂きます様にと心から仏様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。
必ずあなたを見守り応援して下さる方がいますからね。どうか安心なさって下さいね。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
何度も読み返しております。
腹正しい辛い悲しいといった感情に流されず、毅然とした態度をとれるよう、精進したいです。
アドバイス本当にありがとうございます。