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逃げ癖?は治せるか。治したい。

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

自分は医療系の職の道で挫折した。
精神的な負担、恐怖感と試験に受からないという屈辱で、
10年以上かけて情熱を失った。

やめてすぐ、派遣の仕事などにすぐ飛び込み、
母親から逃げ癖が出なければいいけどと言われながら、
がんばった。

しかし、上昇志向が満たされない仕事、
人に直で役に立つ実感がないことなど、
いいわけはいくらでもできるだろうが、

これにも意欲を失っていった。

いま、資格を短期間でとって、
医療福祉分野で人の役に立とうと
日々勉強しているが、
就労していないことはひっかかる。

一日のほとんどを仕事にとられてしまうのを恐れてもいる。
しかし、自分のハンデでもあるプロフィールにある
病気を理由に閉じこもっているのが実態かもしれない。

実家暮らしでなんとかなってしまう安心感の中、
自室中心の生活に満足してしまっている。

楽したいという原理で動いてしまっている。

いま、体調を崩して弱気になっていることもあるが、
ラクしたいというこの気持ちは、
将来の「資格を取って働く」という夢から離れてしまっている。

病気のせいと思っているが、
人に言われて動くのが嫌で、
父母に命令されると反発心を持ってしまうし、
言いなりになると、非常にストレスである。

地域活動センターという居場所的な公的サービスの
試験利用をしているが、
せめてもの抵抗である。

福祉的な催しごとに参加したりもしている。

ストレスに弱い、過敏な自分が情けない。

どうか、一喝してくださいませんか。

ストレスと戦いながら勉強していますが、
それ以上にがんばっている人がいると思って、
自分をあきらめたく、そしてラクに暮らしてしまっている自分が
堕落しそうで怖いです。

自分が情けない。誇りが持てない。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

決して逃げることなく

拝読させて頂きました。
喝、というよりはあなたにぜひ逃げないで素直にお向き合いなさって頂きたいなと切に願います。
私達はどこにいようと何をしていようと決して自分からは逃げられません。まして神仏やご先祖様の目からも逃げることは決してできません。
自分だけ怠けようと楽しようとしても誰かが見ています、自分が見ています。そしてその報いは必ず受け取ります。

別になんでもかんでも苦行を積むことが正しい訳ではありません。
自分のできる範囲でできることを真摯な姿勢でお勤めしていくことが善いのです。

個人的にも社会的にもあなたにはこれから様々な未来の出来事が訪れてくるでしょうし、様々な出会いがあるでしょう。
そしてその中であなたが出来ることはこれからも沢山あるでしょうし、可能性も膨らんでいくでしょう。

どうか決して逃げることなく真摯に素直なお気持ちで様々なことに挑戦なさっていって下さいね。

あなたのこれからの未来、沢山の出会いの中であなた自身が進んでお向き合いなさり進んでご精進なさり、心豊かに充実した毎日を過ごしていかれますようにと切にお祈りさせて頂きます。

どうぞ頑張って下さいね。あなたを心より応援してますね!

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

いままでの仕事は、いずれも社会経験のためと思い、飛び込んでいたことを思い出しました。

その中で資格をとってやりたい仕事がでてきたのでした。

仕事をしてないと、国賊のように言う人もいますが、
親の介護のために離職する人も多いと聞きます。

あずま僧侶さまの回答で、
救いの中にいるような心地です。

ぼくには社会的肉体的にもハンデがあって、
いま働いていないこと自体を
悪と捉えなくていいんだと思えました。

父が70近くなって、言葉足らずで
家庭内でしょっちゅうもめます。

その仲裁、付き合いがいまのしれんであって、
さらに勉強もする、
ぼく、がんばってました(笑)

スタート地点、いや、歩いてた道に心が戻れた気がします。

ありがとうございます。

体調を崩して勉強が進んでなかったので、
自己嫌悪だったかなと
思います。

紆余曲折、いろいろ言われますが、
自分の人生を歩む、
がんばっていきたいです。

連日の質問にお応えいただき、ありがたいです。

仏の救いとでもいうのでしょうか。

ご縁から救いがつむがれる。
ハスノハは美しい場所ですね。

僕は一神教の基督教の求道者ですが、
遠藤周作

いままでの仕事は、いずれも社会経験のためと思い、飛び込んでいたことを思い出しました。

その中で資格をとってやりたい仕事がでてきたのでした。

仕事をしてないと、国賊のように言う人もいますが、
親の介護のために離職する人も多いと聞きます。

あずま僧侶さまの回答で、
救いの中にいるような心地です。

ぼくには社会的肉体的にもハンデがあって、
いま働いていないこと自体を
悪と捉えなくていいんだと思えました。

父が70近くなって、言葉足らずで
家庭内でしょっちゅうもめます。

その仲裁、付き合いがいまのしれんであって、
さらに勉強もする、
ぼく、がんばってました(笑)

スタート地点、いや、歩いてた道に心が戻れた気がします。

ありがとうございます。

体調を崩して勉強が進んでなかったので、
自己嫌悪だったかなと
思います。

紆余曲折、いろいろ言われますが、
自分の人生を歩む、
がんばっていきたいです。

連日の質問にお応えいただき、ありがたいです。

仏の救いとでもいうのでしょうか。

ご縁から救いがつむがれる。
ハスノハは美しい場所ですね。

僕は一神教の基督教の求道者ですが、
遠藤周作

スマホの誤動作で、訂正中に二回お礼がはいってしまいました汗

割愛しようとしたのですが、

遠藤周作は日本には本当の基督教が根づかない

と、「沈黙」の中で神父に語らせてます。

日本の基督教には迷いを感じているのですが、
哲学、神学は、世にでてから語れ、
と誰かが言ってました。

夢を叶えて働いてから、
本当に必要なことが見えてくるかなと思います。(仏教か基督教かも)

いまできることを大切に、
腰を据えて向き合おうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ