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彼の「嘘」。自分の苦しみのやりば。

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有り難し有り難し 55

現在はメールのみのやり取りの彼氏がいます。
1年同棲し、彼の態度や発言からも結婚するものと思っていました。

もともと彼は自分に自信が無いという発言をするので
その度に励ましていたのですが
私が「こうしたらいいよ」と言うたびに
「別れるしかない」「必要ないならいなくなる」
と言って、謝りも、努力の意志も示さないのです。

彼の都合で遠距離になりました。
(彼の都合が事実であることは知っています
転居先で仕事が軌道に乗ったらまた一緒に暮らそうと
言われて信じていました。)
都合良く別れに持ち込んだ、という印象より
結婚する気がない、という様子で、
周囲の誰に相談しても、私と同じ意見なのですが
私からの話ではそう言わざるを得ないのかとも思い
私が必死で彼を信じたいのだと思います。

そして先ごろ、結婚を先延ばしにしていた最大の理由が
「言い逃れ」だったことが分かりました。
私と、家族に言っていることが違ったのです。

私の気持ちは、先ず謝って欲しいのです。
それで私の気持ちが戻るかはわからないのですが。

あのままかもしくは、もっと信じていたかった。
壊したのは私ということでしょうか?

自分の気持ちばかり取り戻したがっているとは思います。

彼はいつも貧乏だとか家庭環境を理由にしています。
私にはわからない苦労があったとは思います。

私には彼を幸せにできなさそうだという事実が苦しく
2ヶ月間毎日仕事が終わるとそのことに捉えられています。
彼は「拗ねる」ような返事しかしません。

家族には「別れた」と言い
私には「終わりにしたくない」と言っていて、
もうどこからどこまでが彼の意志なのかわからないのです。

私は何故まだ彼にメールをするのでしょうか。
私が正しいと示したいからなのでしょうか?
私が彼にできることはもうないような気はしています。
この苦しみを手放すにはどう考えればよいのでしょうか。
教えていただきたいのです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今日中に別れましょう!

「結婚しないことを選択している」のです。
結婚する気があれば、もっと積極的な動きがあるものです。
彼には結婚する気はありません。
それが答えであると思います。
期待しない方がいいでしょうし、今までの流れから惰性や妥協で結婚するべきでもありません。
話をこじらせず、損得勘定を持ち込まずに、自分があれしてやったのに、これしてやったのに、のに、のに、のにがつくと愚痴が出るものですが、ノニ、ノニ、ノニでノニジュースにもなれます。奇跡のフルーツです。飲んで、女子力を高めて素敵な実りある出逢いを探しましょう。
これだけは最後っ屁として言うべきです。(屁ってなによ)「私を傷つけまいと(本当は自分が悪者になりたくないだけですが)ハッキリ本当のことを言わなかったんだろうけど、ずっと待たされ続けて私はとても悲しかった。謝ってほしい。」とだけはガッツリ、バッチシ、ザックリお伝えしましょう。
一番イイのは、直接会いに行くことです。
あなたの悩みのおおもとは、実物がすぐそばに居ないことで、自分の中の妄想彼氏がインインウツウツと沸いて、それに憑りつかれていることです。それは真実を見させないインナーな影ワールド。実りがありません。
ですが、会いに行けば未練になりましょう。別れた後帰ってくるのも切ないでしょう。
人生実物だけを相手にすることが大切です。相手にすべき実物がすぐそばにいない、せつない、苦しい、陰鬱になるならば精神衛生上も良くありませんから、ホナさいならしましょう、今夜中に。
あなたは今から二人の彼を振る必要があります。あなたの中のストーリーの中の彼は幻ですから、実物じゃないと見極め、まずはそっちからポイしましょう。ダラダラフラれるよりは、自分が意志を持って自主的にフることです。
アナタ自身があなた自身の未練モヤモヤを断ち切るためにも、あなたからバッサリ別れましょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

30代の焦り

それもあり彼に固執するのかもしれません。
いつまでも煮え切らないうじうじとした男は男ではない。
さっさと三行半を突きつけたらいい。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

あなたが決断すること

彼を変えようとすることは、難しいと思います。かれは自分に自信が持てずにいるから、あなたを愛することもできないのでしょう。

このまま待ち続けるのは希望が薄いようにおもいます。今現在メールのみのやり取りしかないのであれば、すでにかれがいない生活ができているわけです。お別れしても現実としての生活にはほとんど変化はないはずです。
あなたの頭の中で彼への思いをどう決着つけるかということだけでしょう。
このまま彼を待つか、次に行くか、あなたが決めることです。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

あの手この手

こんにちは。何だかはっきりは分かりませんが、カゴに囚われているように感じます。人間にとって一番の囚われは自分自身の過去との統一性ですが、それプラス彼のやり口によって、上手いこと捕まってしまっているようです。
まるで子どもがお母さんを思い通りに動かそう、関心を向けようとして行っているかのようです。
あなたは、彼の何かを待っているつもりなのかも知れませんが、いつポイされてもおかしくない、そんな状況に見えます。あなたから見た視界、あなたが感じる相談を読んでそう感じますから、恐らく貴方の中で結論は出ているのだろうと思いますよ。
あと考えられるのは、貴女が「自分を悪者にしたくない」という思いでしょうか。それこそが自分へのこだわりというもので、一人相撲です。その正義感を諦め、彼に心の中でゴメンねを言い、ケリをつけてもいいのです。その新しい目で、改めて今後を考えてはいかがでしょうか。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

回答を下さった方、ありがとうございます。

>30代の焦り
焦りはあります。

遠距離にならざるを得ない理由が発生した時に
彼の様子が変わり、それを指摘したところ
「嫌なら別れるしかない」
と言われました。

それ以来自分も彼を待たない生活を送ってきました。

それでも「いつか」と信じていたので
待っていたと同じかもしれません。

しかし「言い逃れ」がわかった時点で
別れようとは伝えてあります。
「そうしたいなら仕方ない」が返事です。
だから家族にそう伝えたのでしょうか。
(文章上「彼」と表現しています)

>あなたが決断すること
諦め半分でした。
曖昧にしておきたくなかったし、
彼が「そのうち戻る」と思っているのも嫌でした。

「嘘と捉えるなら嘘」
とも言われ、信頼感は無いです。

ただ
私は何をしてきたのかという悔しさ
彼と彼の家族の全てを否定するようで悔しいです。

>あの手この手
彼が私の気をひこうとしているということでしょうか。
逆でしょうか。
「悪者でも仕方ない」と
考えてみます。

彼にとっての「適切な距離感」と
私の「適切な距離感」が違う
それが明らかになり
どこから来てどこに向かうのかわからない憤りを
これからの暮らしに活かすしかないとは思っています。

残念だと思っている時点で私は結論を出していたように思います。

よくある話だとは思いますが、実際に回答をいただけてありがとうございます。

追記 丹下様
回答ありがとうございます。

私のもともとの性格もあり、すでに
「都合良く曖昧にされて挙句に欺かれて今は
怒りと悲しみしかない」
ことと別れるとは伝えてあります。

「気が済んだらいつでも来てください」
という内容が帰ってきました。
まあ笑いましたけど。
荷物は返してこないし

いつまでもこの人に私の心を貸しているのかと思うと
ただでさえ今まで費やしてきたのに
・・・またノニが出てきました。

「荷物持ってて何の意味があるんだろう」
「次の出会いに邪魔なのでは」
「戻ってくると思ったら大間違い」
というのも全て私の中のイメージかなあと
みなさんの回答をいただいて思い至りました。

気持ちの整理の道筋となりそうです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ