人を舐めた態度を直したい
私は人から貰ってばかりで、形だけの感謝・謝罪・反省の言葉を述べ、人を舐めた行動を取ってしまうことがよくあります。自己中心的で勝手なこの性格は、どう直せばいいでしょうか。
例えば、約束をドタキャン。何かをお願いしたのに、相手からの返答に対してなかなか返事を返さなかったり、内容が二転三転して相手を振り回す。助けて貰ったら、感謝の言葉を並べ立てるけれど、すぐにそのことを忘れて、恩返しをしない。期限を守らない、有言不実行。
不手際を許してもらうことが半ば当たり前になっています。これぐらい許されるだろうと、たいした迷惑じゃないだろうと考え、あまり悪いとも思わないのです。
でも、時々冷静になると、もしかして自分はあまりにも迷惑な存在なのでは、いずれそれがバレて愛想を尽かされるのでは…と怖くなります。
幸運にも、周りには優しい人が多く、まだ特に嫌われていないようです。
でも、例えば関わりの浅い人で、私が頼みごとをした人の中などには、私の自分勝手な行動に迷惑し、私を軽蔑してる人もいるかもしれません。
こんな性格を変えて、相手の状況をちゃんと思いやった行動をして、心から感謝できるようになるにはどうすれば良いでしょうか。
与えられた分を他人に返す、痛い目を見て学ぶ、などでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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気持ちに振り回されないように
楽をしたい。やりたくない。面倒。サボりたいなど、様々な感情はあると思います。しかし、そちらを握りしめ、流されて生きていたらどうしようもなくなります。そちらは、真実ではないということをまずしらなければなりません。
感謝や謝罪の気持ちは自然と湧き上がるものであり、意識してどうこうというものではありません。しかし、人は助けられて生きているのは間違えないことであります。一人でできないことばかりです。
そんななか、出来るだけ周りに嫌な思いをさせないことを選択しながら生きていけばいいのではないでしょうか。自分ではなく周りのことを考えて、仕事してみてはどうでしょう。気持ちは後から出てきますから、心配いりません。
そして、一つ一つの仕事を最後までやり遂げること。写経も書き始めたら書き終えるまできちんとやることが作法として言われることがあります。料理でも作って、食べて、洗い物して、片付ける、までが仕事と考え一つ一つ丁寧にやってみてください。先のことを考え、面倒だと思わず、今やっていることを淡々と丁寧にやるのです。そうした生活を送る中で、真実が見えてきますよ。
無理に感謝しなくちゃ、謝罪の気持ちを持たなくちゃとやっているうちは、今やっていることに向いてない様子ですから、きちんと目の前のことをやることです。先ばかり考えちゃダメですよ。