hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

海外の嫁ぎ先に持ち帰った両親の位牌と実家に残した仏壇

回答数回答 2
有り難し有り難し 57

昨年一人暮らしをしていた父が他界しました。
私は海外に嫁いでおり兄弟姉妹もいないので、三十五日の法要の際に、父と母の位牌を一つにして曹洞宗の菩提寺で魂入れをしていただき、海外の自宅に持ち帰りました。こちらではお仏壇も手に入り難いので、寝室の台の上に布を敷き位牌の横に遺影を置き、お花とお水は欠かさず供えて、朝晩手を合わせています。
空き家になった実家にはまだ仏壇がありますが、母が他界した際に父が用意したもので御本尊はお祀りしていませんでした。今は空の状態で扉を閉めてあります。
最近になって初めてお仏壇はお位牌をおさめるものではなく御本尊をお祀りするために置くものだと知りました。菩提寺の御住職は海外の自宅ではどういう形でお位牌をお祀りしても構わない、実家にある仏壇は御本尊が入っていなかったのであれば、ただの箱にすぎないので魂抜きも必要ないと仰っていましたが、そのお言葉を鵜呑みにしても構わないものでしょうか。
小さい頃から御墓参りは家族でよく行っていましたし、海外に住む現在も里帰りの際にには必ず御墓参りをしていますが、どちらかと言えば宗教的というよりは慣習的にお寺に行っていたので、仏教のしきたり等よくわかりません。私は宗教にあまりこだわりがなく、どこでも手を合わせて拝んでしまう方なのですが、私が位牌とお墓を管理し菩提寺とお付き合いしていく上で失礼に当たるのではないか気になります。
ご助言よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが手を合わせいく想いを大事に。ご住職に確認を。

お仏壇は、ご本尊様を安置するものです。では亡き人は?それは、ご本尊様がお救いくださったのだから、ご本尊様のお側にいらっしゃるのです。だから、ご本尊様に手を合わせていくことが、大事です。位牌にだけ、というよりは、ご本尊様を大事になさってほしいです。

ご実家のお仏壇には、ご本尊様も、何も安置なさっていないのであれば、ただの入れ物、箱と変わりません。

あなたが手を合わせいく想いを大事に。
ご両親や 先祖に、また あなたを護り導いてくださるご本尊様を支えに、生きていっていただきたいです。

菩提寺とのお付き合いがあるのなら、そのお寺の住職さまに、尋ねられたらいいのですよ。
聞くのが、恥、失礼と思わずに。一緒に、手を合わせていく生き方を考えていきましょう。
きっと、そうおっしゃってくださると思います。

ご両親が 亡くなり、心細いことも おありでしょうが。手を合わせる その先に、いつでも みんな、仏さまと一緒です。仏さまと一緒に、繋がっているのですよ(﹡´◡`﹡ )

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

その通りです

拝読させて頂きました。
菩提寺の御住職様や中田 師のおっしゃるとおです。
ですからあなたがご両親様のお位牌を身近におまつりして毎日ご供養なさっていらっしゃることは善いことです。
きっとご両親様もお喜びなさっておられると思いますよ。
どうかこれからもご本尊様である仏様やご先祖様そしてご両親様を清い心で朝手を合わせて拝んでくださいね。
あなたの思いは必ず届きますからね。

そしてどうか菩提寺の御住職様に分からないことはお聞きになってくださいね。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥、です。
迷ったらどうか聞いてみて下さいね。

これからもあなたはご先祖様やご両親様がいつも見守っていて下さいます。どうかこれからも自信をもって皆さんとお健やかに生きて下さいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
御本尊様を拝むことが大切なのだということがよくわかりました。
ただ御本尊様という存在が不意に私の日常に登場した感じなので、仏像や掛け軸という形で自宅に招き入れる心の準備がまだ出来ていない気がします。夫や娘たちにとってもお位牌に手を合わせることは受け入れられても、仏像を家に置くことには多少抵抗があるかもしれません。(特に他の宗教を信仰しているわけではありませんが…)
やはり菩提寺の御住職様に相談して、今後どのようにお寺と関わり両親の供養をしていくかを考えたいと思います。
誰にでも相談出来ることではないので一人で色々考えて悩んでいましたが、お坊様方のお言葉をいただき励まされました。
ありがとうございました。

「位牌・仏壇」問答一覧

親族ではない方のお仏壇

勤めている会社には、とある事情があり知り合いから頼まれてお仏壇と位碑と遺影があります。 運び込まれた時に、魂入れ魂抜きの概念がなかったようで荷物と同じ扱いで放置されていました。 お仏壇の持ち主の親族の方は、仲が良くなかったので仏壇もお墓も継がない、という考えのようで今後も魂抜き魂入れはしないようでしたし、お仏壇もしばらくこちらの事務所に置くようです。 定期的にお仏壇のお手入れや手を合わせに来るのかも聞いていないので分かりません。 私は霊が見えるとかではないのですが、親族の方がたまたま会社にいらした時に変な重たい空気を感じ、その時だけひどく体調が悪くなりました。 もしかしたら仏様が親族に何かを伝えたかったのかな、と考えてしまいました。 それからお仏壇のことが気になって仕方なく、放置していることに違和感があり、私は全く関係のない他人ではありますが、造花や(経済的に余裕がないため毎回生花を買えないので)、家で炊いたご飯を小さく丸めて冷凍しておき、出社したときにレンジでチンしてお供えしたり、お湯をお供えしたり、私ができる範囲のことだけにはなってしまいますが、やったほうがいいのかなと考えました。 でも、全くの他人がいきなりそんなことをしてきたら仏様は戸惑うのではないか、もしかしたら魂抜き魂入れをしていないのでどこかで彷徨っているのではないか、本当は親族に来てほしいのにあなたは誰だと思い怒らせてしまうのかもしれない、余計なことをしてもし私の家族に祟りがあったら困るなど、色々と心配もしてしまいました。 こういう場合は、どのようにするのがよろしいのでしょうか?全くの無知でお恥ずかしいですが、ご教授いただけると幸いです。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 11
回答数回答 2

仏壇の今後について

私は現在、叔父と祖母の位牌と仏壇を持っています。 お墓はなく、お骨は集合管理してくれる所にあります。 管理費などは曾祖母の息子さんがしていると聞いたことがありますが、10代のころに聞いた話です。                    本来は曾祖母から継いで母が持っていた仏壇だったのですが、私が手を合わせたりお花をお供えするのが好きなので、4年前 「それだったらあんたが持ていればいい」 と言われ、私のマンションに来て頂くことになりました。                     その矢先、母の部屋が大雨で水浸しになり、仏壇が駄目になり、こちらへ来るのと同時に小さい仏壇を買い、お性根入れをしてもらいました。 その半年後くらいに母と喧嘩をし、一切連絡を取らなくなりました。 プロフィールを読んで頂ければ分かるのですが、現在母・妹・弟とは疎遠になり、一切連絡を取っていない状態です。 そして2年前、私は現在のパートナーと一緒に住む事になり、仏壇と一緒にパートナーの家に引っ越しました。 そして昨年再婚し、名字が変わりました。 これが今までの仏壇の流れです。                    ここまでは良いのですが、今後、例えば私が急に倒れて居なくなった時、仏壇の行き場がなくなってしまいます。 旦那は神仏に興味が薄いので、何がなんだか分からないとよく言っています。                   いつ何があるか分からないので、今出来ることや、しなければならないことがありましたら教えて頂きたく質問を投稿した次第です。 仏壇の中にある掛け軸の文字から、宗派は浄土真宗大谷派です。                  お忙しいとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 19
回答数回答 1

仏壇からお供え物が落ちた

皆さま、新年明けましておめでとうございます。 早速の質問ですが、新年への日付が変わる瞬間に立ち会うため、十数年ぶりにて父方の祖父母宅で年越しを迎えました。 その後午前1時過ぎほどに空き部屋がないからと仏壇のある部屋で就寝。喉が渇いたためか目が覚めてしまい、スマホをいじっているときに、お供え物であるみかんがひとつだけボトリと触れてもいないのに落ちてしまいました。 三が日に起こる出来事は、これからの1年間を表すものと認識しています。何か私自身、それとも身内に対する何かの不幸な報せが来るという予兆かと少し怯えています。 勿論ご先祖さまが新年をお祝いにきた、とも考えましたが、性格上こうなると些細なことでも悪い方向に考えてしまい、元旦から考え込んでしまっています。 2023年は、一人暮らしを始めたり、私が発達障害と診断されたり、父方の祖父が肋骨骨折し肺気腫になったりと激動の1年でありました。 元旦の朝、スマホをいじっていた内容も治しきれない自分の悪い癖(関わらないでおこうと決めていたけれど関連の記事を閲覧してしまう)も出ていました。 ご先祖さまは何を伝えたかったのでしょうか? それともただ単に『ものが落ちた』それだけでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 11
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ