海外の嫁ぎ先に持ち帰った両親の位牌と実家に残した仏壇
昨年一人暮らしをしていた父が他界しました。
私は海外に嫁いでおり兄弟姉妹もいないので、三十五日の法要の際に、父と母の位牌を一つにして曹洞宗の菩提寺で魂入れをしていただき、海外の自宅に持ち帰りました。こちらではお仏壇も手に入り難いので、寝室の台の上に布を敷き位牌の横に遺影を置き、お花とお水は欠かさず供えて、朝晩手を合わせています。
空き家になった実家にはまだ仏壇がありますが、母が他界した際に父が用意したもので御本尊はお祀りしていませんでした。今は空の状態で扉を閉めてあります。
最近になって初めてお仏壇はお位牌をおさめるものではなく御本尊をお祀りするために置くものだと知りました。菩提寺の御住職は海外の自宅ではどういう形でお位牌をお祀りしても構わない、実家にある仏壇は御本尊が入っていなかったのであれば、ただの箱にすぎないので魂抜きも必要ないと仰っていましたが、そのお言葉を鵜呑みにしても構わないものでしょうか。
小さい頃から御墓参りは家族でよく行っていましたし、海外に住む現在も里帰りの際にには必ず御墓参りをしていますが、どちらかと言えば宗教的というよりは慣習的にお寺に行っていたので、仏教のしきたり等よくわかりません。私は宗教にあまりこだわりがなく、どこでも手を合わせて拝んでしまう方なのですが、私が位牌とお墓を管理し菩提寺とお付き合いしていく上で失礼に当たるのではないか気になります。
ご助言よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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あなたが手を合わせいく想いを大事に。ご住職に確認を。
お仏壇は、ご本尊様を安置するものです。では亡き人は?それは、ご本尊様がお救いくださったのだから、ご本尊様のお側にいらっしゃるのです。だから、ご本尊様に手を合わせていくことが、大事です。位牌にだけ、というよりは、ご本尊様を大事になさってほしいです。
ご実家のお仏壇には、ご本尊様も、何も安置なさっていないのであれば、ただの入れ物、箱と変わりません。
あなたが手を合わせいく想いを大事に。
ご両親や 先祖に、また あなたを護り導いてくださるご本尊様を支えに、生きていっていただきたいです。
菩提寺とのお付き合いがあるのなら、そのお寺の住職さまに、尋ねられたらいいのですよ。
聞くのが、恥、失礼と思わずに。一緒に、手を合わせていく生き方を考えていきましょう。
きっと、そうおっしゃってくださると思います。
ご両親が 亡くなり、心細いことも おありでしょうが。手を合わせる その先に、いつでも みんな、仏さまと一緒です。仏さまと一緒に、繋がっているのですよ(﹡´◡`﹡ )
合掌
その通りです
拝読させて頂きました。
菩提寺の御住職様や中田 師のおっしゃるとおです。
ですからあなたがご両親様のお位牌を身近におまつりして毎日ご供養なさっていらっしゃることは善いことです。
きっとご両親様もお喜びなさっておられると思いますよ。
どうかこれからもご本尊様である仏様やご先祖様そしてご両親様を清い心で朝手を合わせて拝んでくださいね。
あなたの思いは必ず届きますからね。
そしてどうか菩提寺の御住職様に分からないことはお聞きになってくださいね。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥、です。
迷ったらどうか聞いてみて下さいね。
これからもあなたはご先祖様やご両親様がいつも見守っていて下さいます。どうかこれからも自信をもって皆さんとお健やかに生きて下さいね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
御本尊様を拝むことが大切なのだということがよくわかりました。
ただ御本尊様という存在が不意に私の日常に登場した感じなので、仏像や掛け軸という形で自宅に招き入れる心の準備がまだ出来ていない気がします。夫や娘たちにとってもお位牌に手を合わせることは受け入れられても、仏像を家に置くことには多少抵抗があるかもしれません。(特に他の宗教を信仰しているわけではありませんが…)
やはり菩提寺の御住職様に相談して、今後どのようにお寺と関わり両親の供養をしていくかを考えたいと思います。
誰にでも相談出来ることではないので一人で色々考えて悩んでいましたが、お坊様方のお言葉をいただき励まされました。
ありがとうございました。