故人に対する考え方、供養のしかた
先日、手相占いをしてきたんですが、占い師の方に言われた事が納得できず、ここで質問させて頂きたいと思います。
私の父は浄土真宗大谷派で、3年半ほど前に亡くなりました。私は父の事が大好きで、亡くなったあと上手く心の整理がつかず、遺骨を少し手元に欲しいと、家族に相談しました。家族はお寺さんがOKならいいよ、と言ってくれました。その後お寺さんに相談したところ、"いいですよ"とお返事を頂いたので、私だけ少量の遺骨を手元に置いております。
占いをしていた時、たまたまその占い師さんも浄土真宗だという事が分かり、私が父の遺骨を持っているという話になりました。
そしたらその占い師さんは、遺骨を手元に置くなんてとんでもない、故人が成仏出来ないと言われました。また、手元に置いていいなんて言う坊さんも信じられない、そんな考え方をしているあなたもおかしい、あなたは何をやっても上手くいくはずがないとまで言われました。
私は今でも、自分のお寺さんを信じていますし、間違っているとも思いません。そもそも遺骨に魂は宿らないと聞いています。
それでも自分の信じているお坊さんを侮辱され、とても腹立たしく思っています。
実際のところ手元に遺骨を置いておく事は、良くない事なのでしょうか?
ご回答頂きたく、宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【棄恩入無為】そうはいうけど、、、
【棄恩入無為 真実報恩者】
あなたの未練を早く断ち切るためにも一日でも早く納骨すべきだ!!
という考えが、たしかにないわけでもありません。しかしながら、、、
”上手く心の整理がつかず、遺骨を少し手元に欲しい”
あなたは、大好きだったお父さんのご遺骨がまだ手元にあるから、今日も頑張れたんでしょう?そして明日もきっと頑張れるんでしょう?
「お父さん、今までありがとう。私はもう大丈夫。」
あなたが心からそう言えるようになったら、もう一度きちんとお別れをして手放せばいい。あなたを支えるお役目が済んだら、ご遺骨にもいよいよ土に還ってもらえばいい。たとえそれが何年かかっても、何十年かかったっていいサ。
そのかわり、あなたはお父さんに余計な心配をおかけせぬよう一日も早く心の整理をつけて、しっかりと地に足のついた生活を送りましょう。
”占い師さんも浄土真宗”
へぇ〜(笑)こっちの話のほうが驚いた。
ま、世の中にはいろんな人がいるもんですね。
納得できるまで、どうぞ。
宗教上の解釈は、それぞれ違うと思いますので、自分の信ずる信仰の上で納得して頂くことしかできませんが、ご遺骨が手元にあるから、故人が成仏できないということはありません。
成仏という定義も、それぞれ解釈が違います。
難しい話になりますので、まころさんご自身で納得できるように学んで頂ければと思いますが、まずは、故人に対する感謝やご供養される思いの方が大切で、ご遺骨もまころさんが納得できた時点で納骨されればいいと思います。
ちなみに私のお寺のお檀家の方で、わざわざ自分の手元に置きたいからと、お寺に預けてあったご遺骨を持って帰られた方おられますが、それは、故人への恋慕の心でしょうから、どうぞといいました。あれから12年も経ちました。どうなったのか分かりません。