本当は人と関わりたい
私は、今までを思い返すと、中学生の時、文化祭で一緒に周ってくれる人がいなくて、トイレに閉じこもっていたり、習い事では、なかなか友達ができなくて、2年通っても友達はゼロ。話しかけても無視されたり、年下の子にはいつもからかわれていました。
高校の部活では嫌なことをされることが多くて、ほぼイジメにあっていました。
イマドキのSNSやオシャレについていけなくて、ダサいなどからかわれたりして、、嫌な思いをしてました。
時間ができたら、1人になれる場所に行き、毎日逃げるように帰ってました。
私は、高校まですべて自分が正しいと思っていたし、周りにも普通に友達がいて充実してる人生を送ってきたと思っていました。
でも、振り返ると周りには友達がいなくて、周りの子に比べると、変わっている子だったと思います。どんどん人間関係に歪みが出てきて、年を重ねれば重ねるほど、自分の殻に閉じこもって、性格も歪んでいっている気がします。
今は、人のことをなるべく避けようとして生きてしまっています。
でも、同級生のSNSを見ているとたくさんの友だちと出かけていて、実はそれが羨ましいんだと思います。私もこんな風になりたかった…と思っている自分がいます。
本当はもう少し自分なりのペースで、色んな人と関わることができたら、どれだけ明るくなるんだろうかと感じます。
根本的な性格は変えることはできないと思いますが、自分を変えるにはどうしたら良いのでしょうか。アドバイスを頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
関わりゃイイもんじゃない。関わらなきゃイイもんでもない
まず人間関係が凄くないと負け組!みたいな強迫観念を捨てましょー。
お釈迦さまは「友達100作りましょう」とも「フォロワー100万人作りましょう」ともおっしゃっていません。一言たりともおっしゃっていません。お釈迦さまは「高め合える素晴らしい友と出会えたなら、それは何よりも素晴らしいことです。ぜひ一緒に行きなさい。しかし、足の引っ張り合いや馴れ合いにしかならない人しか出会えなかったなら、距離を置きなさい。1人でいた方がずっとずっとマシです。」とおっしゃっています。
イジメることに何の違和感も無いような連中と仲良くなれなかったことを悔やむのは間違いです。胸を張ってこちらから拒否ればいいのです、
ぶっちゃけ学校の先生が「みんな仲良くしなさい」と言っているのは、クラスが円満じゃないと教室をコントロールする先生の負担になり、場合によっちゃ先生の責任問題になるからです。
じゃあ「友達100作りましょう」ってどこから来たかと言うと、「食客三千」という言葉がありますが、富国強兵をして国を勝利に導くリーダーを育てるトコから来ています。
その意味で学校の先生がそう教えるのは間違っていませんが、それをさも幸せのためかのように刷り込んじゃあダメでしたよね。本来、「しんどい事だからこそ成し遂げられたら有能」という類のものです。
そのつもりでいれば、心に半分余裕が生まれるでしょう。
かと言って、人間関係を拒絶してオッケーよ…とは言いません。お釈迦さまは色んな苦行をしましたが、その中に「山にこもって人と会ったらダメ。存在を見られても聞かれてもダメ。究極の孤独を味わう苦行」というのをやりました。
そう、人のことをなるべく避けようとするのは苦行なんです。しかもお釈迦さまは「やってみたけど何の意味も無かった」と結論付けています。
結局、0か100かの両極端で考えちゃダメっちゅうことです。
まずは善い友人知人を求めましょう。お寺の参禅会や各種講もような、優しい人が集まりやすい場所に行ってみるといいかもしれませんね。それが上手いこといけば、心にもう半分の余裕が生まれてイイ方向に向かい始めるのではないかなと思いますよ。
善きご縁に恵まれます様に
拝読させて頂きました。
そうですね、私もあなたが善き友達や先輩や先生とご縁があればすばらしいなと思いますね。
今すぐ自分自身を変えることは大変ですからあなたが正しいと思ったり、関心出来るような方と少しずつでも交流なさってみて頂きたいなと思います。
キッカケは様々です。
学校でも、サークルでも、バイトでも或はいろいろなイベントでもあなたが興味関心のあることに少しずつ参加してみて、少しずつ交流していくことかと思います。
大慈 師がおっしゃるような神社仏閣の行事やイベントも良いと思いますし、最近では一般の方々向けのオープンな企画も神社仏閣で催されていますからね。
又最近は寺社コンも流行りですからね。
様子を見ながら参加してみて、周りの方々の様子を見ながら少しずつ少しずつ興味ある分野や人に会ってみて頂きたいと思います。
また茶道や書道等のお稽古事も善いのではないでしょうか?
あまり硬くならずに興味あることに気軽に参加しながらそこで人間関係を深めて頂きたいと思います。
注意する点はやはりしっかりと人を視る事です。世の中には自分の事ばかりの方もいますし或は人を利用することしか考えない輩もいます。
又反社会的な考えや組織で人を悪しき道に引きずり込んでいくものもあります。
そのような悪縁が世の中にはあることは念頭に入れて少しずつ善き人とのお付き合いを深めて頂きたいと思います。
最初はなかなか積極的にはいけないかもしれませんけれど少しの勇気を出してみて、タイミングを見計らいながら人とのお付き合いしてみてくださいね。多少の失敗はつきものです。決して恥に思ったりしないで気にせずトライしてみて下さいね。
善き師、善き友、善き伴侶に出会うことができることは人生の大きな宝となります。そして自分を成長させてくれる元になりますからね。
あなたがこれから素晴らしい出会いに恵まれて善き人たちとご縁を深めていかれ、日々心豊かに成長なさっていかれます様心からお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
お二人の回答を読ませて頂き、勇気をもらいました。
振り返ると私は、傷つくことが嫌で相手が心を開いて話しかけてくれるのに、私から心を閉ざしてしまうことがあります。
今まで、周りばかりいけないと感じていましたが、私にもいけない点があったのだなぁと気付きました。これからは、私らしく少しずつ人と関わっていきたいと思います。
そして、人間関係だけではなく、色んなことに対して恐れずに挑戦していきたいなぁと思いました。
本当にありがとうございました。