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悲しすぎて般若心経を唱えられない

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半年前に二十歳の娘が亡くなりました。
娘が元気で笑っていたときに時間を戻したい、生き返ってほしい、声が聞きたい、そんなことばかり思いながら毎日を過ごしています。
死んでしまったと言うことはわかっていますが、それを認めたくない気持ちがあります。
お腹が空いたらいけないと思い、毎日ご飯やお菓子・飲み物はあげています。
退屈しないようにと娘が好きだったゲームやぬいぐるみなどを、遺骨お位牌のまわりにおいています。(納骨はしていません)
けれども、お線香をつけたりお教を唱えることにどうしても抵抗があります。
死んでしまったと現実を思いしらされるようで…

そのような態度は娘を苦しめているでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご自分のお気持ちを大切に

はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。

半年前に二十歳という若さでお嬢さまが亡くなられたとのこと。
どれほどの悲しみ、苦しみ、寂しさ、切なさ、ありとあらゆる感情の渦中にいらっしゃるかと想うと、私も胸が締めつけられるように感じます。

ご自宅に安置したご遺骨に、食べ物やお菓子や飲み物、またゲームやぬいぐるみなどを供えて、一所懸命になさっているご様子。でも反面、お線香を供えたりお経を上げたりすることに抵抗があるとのこと。

これは、ご自身でも仰っている通り「死んでしまったという現実を認めたくない」という心の表れかと思います。私ごとですが、父を突然死で失った時、すでに僧侶であったのに、1年が経つまでは遺影を目にしながら手を合わせることすらできませんでした。また自分自身の中で「あ、受け入れられたな」と思ったのは、三回忌、丸2年が過ぎてからでした。

やや早かったとはいえ、突然だったとはいえ、還暦をすぎていた親の死ですら受け入れるのに長い時間がかかりました。
それが二十歳のお嬢さんともなれば、比較にならないほどのご心痛でしょうし、受け入れられない気持ちになるのも無理のないことと思います。

二十年間、愛情をかけて育んでこられたのです。二十年間、受け入れられなくたっていいじゃないか、と私は思います。いえ、何年経ってもその悲しみは「無くなる」わけではないのですから、お嬢さんに対する愛情とともに、ずっとお持ち頂ければいいのではないかと思います。

亡きお嬢さまは、一切の悩み苦しみが無い仏さまの世界に往って、いつも母である木綿さまを見守っていると私は信じます。木綿さまが悲しんでいる時も、涙を流している時も、もしかしたらテレビを見てフッと笑い声をあげてしまった時も、変わらずに見守ってくださっていると信じています。

回りの人は励ますような言葉をかけてくるかもしれませんが、どうか悲しい気持ちも受け入れられない気持ちも、ありのままに大切になさって頂ければと思います。

★追記
お礼文、拝読しました。
お嬢さんのために、無理のない範囲で、精いっぱいのことをなさってあげてください。
木綿さんのお気持ち、きっとお嬢さんに届いていますよ。

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有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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これからもお子様と共に

拝読させて頂きました。
大変辛いおもいをなさっておられることを読ませて頂きました。
その悲しみや苦しみやさびしさはあなたでなければわからないかもしれませんけれども、あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。

そしてお子様が必ず救われていきますように心穏やかに安らかになられますようにと心から仏様にお願いしてお念仏おとなえさせて頂きます。

南無阿弥陀仏なむあみだふつ

仏様は必ずお子様を正しくお導きなさってくださいます、そしてこれからは仏様の元で心から安心なさってくださいます。

そしてこれからもずっとあなたや皆さんをいつもいつもお見守りなさってくださいます。

あなたとお子様のご縁はこれからも永遠に続くのですからね。

あなたのそのお気持ちもどうかお子様にそのままお伝えなさってくださいね。あなたのお気持ちをありのまま受け入れてくださいます。そしてお子様はいつでもあなたと一緒にいらっしゃいます、あなたに寄り添ってくださいます、そしてあなたをこれからも支えてくださいます。

どうかこれからもお子様と共に心から分かち合いながら皆さんと共にあなたの人生を生き抜いてくださいね。いつもお子様はあなたと共に生きるのですからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
娘は苦しんだのだからもう楽になってほしいと思っています。
娘のために私ができることは何でもしてやりたいと思っています。

おっしゃっていただいたお言葉を何度も読み返しています。

ありがとうございました。

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