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天台宗への出家の仕方について

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

現在、天台宗への出家を目指しております。
天台宗への出家を目指す理由としては、
半分自殺も考えてもいたのですが、
天台宗の本を読んで、価値観が変わり、自殺を思いとどまりました。
よって、せっかく仏様にお助けいただいた命であれば、
仏様のために、残された人生を使いたいと考えるようになりました。
しかしながら、私の実家は仏教等の信仰はなく、天台宗の檀家でもありません。よって、出家するにあたって、どのように師僧を探せばよいのか、お聞きしたく存じます。
何卒よろしくお願いいたします。

2018年8月5日 1:10

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

在家出家の枠にこだわらなくてもいいのです。

ご相談読ませて頂きました。
天台宗とのご縁があったこと、まずは有り難く思います。

さて、出家の仕方というお話ですが、
まずは「出家」というものにどのようなイメージをお持ちでしょうか。
時代が違えば、俗世を離れて仏道を歩み、隠遁生活を送ることもできたかもしれません。
しかし現代日本を生きる我々は、山に籠ろうが何をしようが、
税金なり保険料なりを納め、食い扶持は稼がなければなりません。
それは現に今天台宗の住職を務めている私も同様です。

今の日本で出家などと言っても、
社会と繋がらざるを得ない、ということはまず心得てください。

天台の『摩訶止観』という書の中でも、
人里を離れ、仕事や人間関係を遠ざけることは奨められてはいます。
しかし現実的には、それでは生活ができません。

それを承知していただいたうえで、MYさんが出家に何を求めるか、ということです。

どこかのお寺の住職になりたいのか、
そうでなくても一生を仏道に費やせるのか、
あるいは仕事を続けながら仏教を学んでいくのか。

どうするにしても、まずは近所のお寺さんを訪ねてみるといいかと思います。
現代は良くも悪くもこうしてネットを通して遠方の人とも言葉を交わせますが、
経典に触れ、境内で時間を過ごし、教えを乞うのであれば、
やはり通える距離で師僧が見つかればそれが一番でしょう。

過去には直接比叡山を訪ねて師匠を探したという話も聞かないではないですが……
それで師匠が見つかるかどうかは、これはもうご縁としか言いようがありません。

天台宗のお坊さんとして一つ言わせていただくなら、
仏様のために人生を使いたい、という考え方は、少し改めた方がいいかもしれないです。

天台には一乗思想というものがありますが、
大雑把に言ってしまうと、誰もが悟りに至れる、という考え方です。
まずはMYさん自身の開悟のために励むことが、仏様の慈悲に適うことでもあるでしょう。
また、天台に限らず大乗の思想として、
上求菩提下化衆生、という言葉があります。
自らが求めるのは仏様のような境地であり、
そして他の誰かの為につとめることが大切なのです。

私はたまたま縁あって寺で過ごしておりますが、
仏教を学び、誰かの為に何かをするというのは、
在家という立場の日々の暮らしの中で、
自分なりにできることもあるでしょう。

良いご縁をお祈りします

2018年8月6日 0:48
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有り難し
おきもち

sramana kaden
天台宗寺院の住職をしております。 占い師さんや西洋思想の方面にも知り合い...

質問者からのお礼

今回出家に思い至った理由としては、
今まで自分本位に生きてきてみて、常に何かしらの不満・不平があり、
結局満足することはないと絶望しておりました。
そこで、天台宗では、忘己利他の考え方や、利他行を行っており、
また、天台宗についての記事を読んで、価値観が変わったことから、
天台宗で出家をすることで、世の中の人のため、仏様のために生きてみたいと考えましたので、
今回のような質問をした次第です。

今後も自己の向上に努めながら、人々に喜ばれるように行動していき、
またご縁を探したいと考えております。
ご丁寧な回答ありがとうございました。

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僧職を続けるかどうかについて

お世話になっております。 私は30代の会社員男性なのですが、 僧職を続けるべきかどうか悩んでおります。 元々仏道に御縁を頂いたのも 義父が地方の小さな寺院の住職を務めており 「棚経とか、休みをつかってやれば謝礼を出すから、得度しませんか?」と 副業感覚でお誘い頂いたので、深く考えず了承したという お恥ずかしい限りのものでございます。 (特に髪の毛に拘りも無かったもので(笑)) その後、棚経だけのつもりが… ・正月の会で、お経と儀式をやらされる(会前日の晩にやる事を聞く) ・本寺の副住職の「住職襲名の式」での役を勝手に受けてくる。  (その役が大変重要な役で、袈裟を3回しか着た事がない上、  お経を知らない者が出来るようなものでないものだった) ・「住職襲名の式」での内容に関しても、式の内容と問答が  書かれた本のコピーを頂くのみだった。  (その後、副住職のお寺での打ち合わせで、作法や動きの面で  知らないことが多い事が発覚、急遽義父に改めてお寺での  練習を依頼する) ・「襲名の式」当日にも知らなかった「やるべき事」がある事が  発覚。youtube等で検索して何とか乗り切る。 ・また私への確認無しに仕事を受けてくる。  (これに関しては「会社の仕事の都合があるから容易に受諾  出来ない」として保留にしています) というような事があり、会社の仕事もある中で 時間・体力の面と、何より義父の『報連相』の無さに 「これは続けるのは無理だ!」と考えているのが現状でございます。 その内、義父が勝手に「住職の修業の予約を入れてきた」などと言ってきそうで恐ろしいです… また、家内も家を空ける事に不満があるようで (お寺が地方の為、大体の場合は日帰りは不可能) 「やらないで欲しい」と言っております。 反面、文化的・歴史的な事が好きで、僧の儀式等に嫌な思いはありません。 「襲名の式」でお世話になった新命和尚様や 同年代の先輩の僧の方々には、大変感謝しており 他所者兼「にわか坊主」の私を仲間として受け入れてくれ、 大きな気持ちで導いて下さった事への恩も感じております。 (本来であれば師匠である義父が行う役割ですが(苦笑)) 「御恩や興味」と「現実」の間でどうするべきか悩んでおります。 また、厳しいご意見でも有難いので、ご助言頂ければ幸いでございます。

有り難し有り難し 15
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