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送り火を行う日

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こんにちは。是非教えていただきたいことがございます。
命日の8/19日に合わせてお盆のお墓参りをする事になっております。
送り火はそれに合わせて8/19に行ったほうがいいのでしょうか。
調べてみると16日におかえりいただくとなっていますが、16日に送ってしまうと
19日のお墓参りすること自体がおかしいことになってしまうのかな。
と、疑問が出来てしまいました。
アドバイスいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お墓参りは365日いつでも可

死者の霊があの世から帰って来るというのは、仏教的には正しいかどうかわかりません。
仏教では輪廻転生を考えますから、死者はすでに新しい生きものに生まれかわっている。
たとえば、私の前世が数十年前に日本のどこかで亡くなった老人だったとする。
じゃあ、お盆の時期に、現在の私の霊が身体から抜け出して、前世の老人が住んでいた町に帰るのだろうか?
ちょっと考えにくい気がします。
まあ、それはおいといて、お墓参りは、死者の霊が帰って来ているかどうかに関係なく、いつお参りしても良いのです。
春秋のお彼岸やお正月にもお墓参りはしますし、お墓のお花が枯れている日がないくらい、毎週お墓参りしている人もいますし。
お盆の慣習はお盆の時期に行い、お墓参りは別の日に(行けるときに)行く、という考えでも良いと思います。
お盆の行事は、クリスマスやハロウィーンや節分みたいに、決まった時期に家族で楽しめば良いと、個人的には思います。

お墓は、死者を思い出すための記念碑です。
死者がそこにいるわけではありません。死者の霊がそこに帰って来るわけでもありません。
ただし、遺骨を安置している場所ですから、重要な参拝スポット(死者を思い出すのに最適な場所)の一つではあります。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

送り火で一度帰っても、またすぐに戻って来てくださるでしょう。

こんにちは。亀山純史と申します。

私が所属している浄土真宗では、迎え火や送り火といった風習は行いませんが、お盆のお墓参りは、仕事の関係などでお盆期間中からずれて行うご家庭はあります。

私自身、このサイトでの回答で何度かご紹介した詩ですが、中西智海和上が次のような詩をお書きになっておられます。

『人は去っても その人のほほえみは 去らない
 人は去っても その人のことばは 去らない
 人は去っても その人のぬくもりは 去らない
 人は去っても 拝む掌(て)の中に 帰ってくる』

ご先祖さまはいつでも戻って来られているのです。送り火で一度帰っても、またすぐに戻って来てくださるでしょう。

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おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

お盆

拝読いたしました。

私のお寺では、お盆の期間は8月1日から8月24日までです。

8月1日。
ここからご先祖様はこちらへ出発されます。

8月7日夕方、家に到着。
家の者は、精霊棚に幡をさしお迎えをします。
昔は7月7日でした。

棚幡(たなばた)七日の夕刻。
七夕の語源との説もあります。

8月15日か16日、送り火。
ご先祖様を送り出します。

でもゆっくりと帰られるので、8月24日までかかるのです。
8月24日は地蔵盆。
お地蔵さまに見送られてお帰りになります。

あなたは8月19日に送り火を焚かれるのですね。
帰りゆくご先祖様を見送るという事です。

ですが、私の地域と、あなたの地域とでは風習が違うでしょう。

ただ、お盆のお経の冒頭にこんな言葉があります。
この世の中の見え方は、自分自身の心が決定していると。

皆それぞれのお盆があるのです。

8月じゃなくて7月だよ。
本来の意味合いとまったく違う、ご先祖様など帰ってくるもんか。
自分で手を合わせれば、僧侶を呼ばなくてもそれでいい。
お盆なんてわかんないから、知らない。

人それぞれの心が、自分自身のお盆を作り出しているのです。

8月19日。
ゆっくりと地蔵様に従って帰りゆく、ご先祖様の背中を感じながら、送り火を焚けたら素敵ですね。

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時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいったい何か?と、考えています。 僧侶としての根本は、朝のお勤めだと考えております。 週に2回、お寺で空手教室を開いております。 近隣の子供たちに、礼儀作法を伝える。 これも寺院の持つ役割である、地域貢献に繋がると、少なくとも私はそう思い、精進しております。

こんにちは。

 お盆はお盆の風習として.13日に迎え火をして、16日に送り火をして、ご命日はご命日でお墓参りをするのが一番かと思いますが、距離的に難しければ、合わせて行っても良いと思います。

 行事はなんでもそうですが、早めにやることはあっても、遅れてやることはあまりしません。
 ですので、合わせるならば16日に、送り火のお参りと命日のお参りをするのが良いんじゃないのかなぁ?と私は思いました。

 もちろん都合で16日が無理で19日になったのでしたら19日で良いです。でも送り火かぁ...質問から迎え火もしていないようなので、私は焚かなくても良いと思うなぁ。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

質問者からのお礼

たくさんの方からお返事を頂き、また貴重なお話もいただけて嬉しかったです。
私の実家の方ではお盆にお経をあげていただくことはあっても迎え火、送り火ということをしたことがないため質問するに至りました。

やらなきゃいけない!と思いより故人のことを思ってお参りするのが一番ですね。
家族にもゆっくりと話してみようと思います。
ありがとうございました。

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