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父が癌で入院治療中です。

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

初めまして。

父にがんが発見され、入院治療中です。あと2ヶ月はかかります。

まだ始まったばかりなのですが、治療の副作用に耐えられるか、ちゃんと治るのか、治っても元の生活に戻れるのか、再発するんじゃないか、苦しむんじゃないか。

と先の心配ばかりが浮かんでひたすら滅入ってしまう毎日が続いています。一番大変なのは本人だと思うので自分が落ち込んでもいけないのですが。

先回りして不安になっても仕方ないとは思うのですが、ネットで情報を入れるたびに落ち込んでしまいます。(最近はネットを見るのはやめた方が良いと考えています)

この不安をどうしたら良いのかアドバイスをいただけますか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

はじめての質問ありがとうございます。

私の家族も闘病中です。
なので、他人事に思えず回答させていただきました。

共有すべきはネット情報ではなく、父との時間。
病気の対応は医者が専門。
私が心掛けているのは病気でも変わらない部分です。
朝のおはよう、今日はなに食べるなど、家族との他愛のない世間話やいつも通りの対話を大事にしています。

苦しさだけが人生の全てではありません。
頭の中の不安に振り回されず内臓や身体は今までと変わらない役割を果たしています。生きています。

うちの身内も休憩と活動のバランスに変化がありましたが、精一杯生きてます。

質問文拝見しましたが、ちゃんと治る、元に戻るにこだわりすぎると辛さは増します。

私は数年前に喉にポリープができてから、以前のようなお経をあげることはできなくなりました。
あの頃の響きは出せませんが100点満点にこだわらず75%の回復で自分は納得しています。

それでも、家族の不安や負担は少なくないです。ご自身で抱えきれないときは、同じ悩みを共有する家族会などもあります。

あと、図書館で目にした山崎章朗さんの「死の体験授業」という本が私は参考になりました。
目を通すことで、少し冷静になれました。

これから、いろいろ大変なこともあるかと思いますが、もしよければ辛くなりすぎる前にこのハスノハも活用ください。

病だけがすべてではない少しでも健やかな生活が営めますよう念じてます。

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有り難し
おきもち

泰庵  一法
「変えるべきは自身ではなく歩む方向」「時間とお金の使い方」「向きが変われば...
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質問者からのお礼

泰庵様、回答ありがとうございます。

父は私にとってとても強く健やかな人だったので動揺が激しく、健康でいてほしいと言うこだわりが強く出てしまったようです。

不安に振り回されず、父と出来るだけ対話をして行こうと思います。

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