煩悩とエゴ
仕事の相談でメールや電話をしても無視するくせに私のメールの返信が少しでも遅いと、残念なひと、だと言われます。
忙しいから無視をした、自分でこたえを出せそうだと思っての無視だった、私からしたら言い訳です。
私のメールの返信が遅れたのも、その考え方でいうなら、こっちはこっちの予定があり残念なひととは失礼です。
そう腹が立ち、考えてしまう自分を何とかしたいです。
煩悩やエゴがなかったら面倒くさい生き方をしなくて済むと思うからです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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過去は幻
昔むかし、織田信長というお殿様が、家来に命じて自分と同じ生年月日の人を探したそうです。
信長は天下一の大名。一方、発見された信長と同じ生年月日の男は、天下一の貧しい男で、ボロをまとっている。
信長はその男を哀れに思いました。
しかしその男は信長に言います。
「たしかに殿様と私とは大違いですが、それは1日だけの違いです。」
どういうことか?過去は過ぎ去り、もう無い。未来はまだ無い。明日はどうなるかわからない。だから、あるのは今日1日だけ。
感心した信長は、男に褒美の金銀を与えました。男はその金銀で一生平安に暮らしました。
一方、信長はその後、家来の明智光秀に裏切られ、殺されることになります。
過去は過ぎ去りもう無い。
エゴや煩悩で腹を立てた昨日も、もう無い。
今日を平安に過ごしましょう。
気にしないで済ませると気持ちが楽になると思います。
御質問有難うございます。きっと自分勝手な人だと思いますねぇ。本当にお坊さんであっても同じ人間ですので、自分勝手な部分がありますが、決して自分勝手な部分(驕慢)な心で仏事を行う事は行けないと思います。やはりお坊さんも勉強(精進)が必要だと感じます。その事に触れずに、考えずに生活されると楽になるのではないかと思います。合掌
質問者からのお礼
願誉浄史 様
なるほど。そう思いました。
分かってはいるけど難しいです。
過去のこと、今はもうない。言い聞かせながら頑張ります。
堅田正樹 様
たしかに、見なければ腹が立つこともありませんね。
人間だから仕方がない中で反面教師とし、自分の言動を考え直していきます。