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金銭で知人と揉めました。

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昨年の11月に知人に50万円以上を貸しました。分割返済する旨の借用書を交わしています。
知人の都合で今月から返済開始することになりました。

私の諸事情で働けない期間があり、貯金も切り崩した為、無理を承知で全額返して欲しいとお願いしました。

当然、断られましたが知人の言葉にショックを受けました。「そちらの都合で返せと言うのは勝手だ、こっちは返済している。そんなこと言うならあなたから借りずにサラ金から借りれば良かった。働いている会社から前借りしたらどうか。」と。

私は知人の都合に合わせて返済期間や金額もかなり譲歩しました。人として信頼できると思って大金を貸しましたが、間違っていたようです。

当初知人はどこからも借りる宛てがなかったから、私が貸したということを忘れていて都合のいい解釈をしているのでさらに腹が立つのです。
知人には友人も多くいるのでそちらから借りてもらえないか?と言っても無視されています。
誰でも信頼関係を崩したくないですから、本当に無くしたくない友人からは借りないのは当たり前ですよね。私はすごく下に見られていた事も分かってなおさら悔しくて、辛いです。
過去は変えられないので仕方がないのですが、この悔しい気持ちとこれからの生活を思うと気持ちが塞ぎこんでしまいます。

誰にも話せずモヤモヤして辛いです。前向きに考えるきっかけが欲しいです。早くこんな気持ちから解放されたいのです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お金が絡むと人間関係は一変します

50万円以上とは大金ですね。50万円貯めようと思うと長い期間がかかります。
私もお金を貸した経験が何度かあります。
その経験から言うと、そのお金が返ってくることを期待しないほうが、いいと思います。借りるときはみんな必死です。絶対返すからとか、あなたに迷惑はかけないと言いますが、貸したらおしまいです。借りる方は、借りることで目的は達成され、それでこの件は完結するのです。想像しにくいかも知れませんが、あなたが逆の立場になったらわかると思います。ですから、貸すのではなくあげるという気持ちで貸すことが必要となります。当然、金額も制限され、返って来なくてもあなたが困らない範囲の金額になります。
お金は人の性格を変えることがあります。友情や愛情、信頼関係などは、簡単に壊れます。お金を貸すということは、そういうものをすべて壊しても構わないと判断するということです。これからは友達にお金を貸すことを止めましょう。
どうしても貸さなければならない状況になったら、寄付の気持ちで差し出すという気持ちになりましょう。そうすれば友情が壊れることはありません。

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有り難し
おきもち

鳥取市にある浄土真宗のお寺の住職です。36年間のサラリーマン生活を経て20...
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個人間で大金は貸すべきではないトラブルの元です。

読まさせていただきました。

知人と金の貸し借りで揉めたとのこと、当然かと思います。
貸し借りに当たって借用書を交わしたことはよいことですね。

ただ、その分割の借用書が有効なのに、自分の都合で全額返済をせまるのは
変です。友人の言う通りだと思います。

それこそ、突き放してサラ金からでも借りれるというのなら、そうさせたほうが良かった
ように思います。今はサラ金までも行かなくても、超低金利時代で銀行がカードローンで
簡単にお金貸してくれますしね。

なぜほかの知人から借りるように勧めるのですか?どこからも借りる当てがないほど、
サラ金や銀行のカードローンの審査に通らないような知人なのですか?だったら、ますます
貸すべきではなかったように思います。

分割で返済されているのが幸いですが、分割で返しているのが滞ったら、
借用書を盾に法的手段に訴えるしかありませんね。

額が大きいですし。知人関係が壊れてしまうのは当然ですが、お金を貸すリスクを
考えるべきでしたね。

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有り難し
おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
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質問者からのお礼

お言葉ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。

お金も人間関係も大切にして、前向きに進んでいきたいです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ