恋人の死
出会って4年、すぐに結婚を望まれていましが、私は子育て中。この間、様々な出来事ありましたが、この春、子も自立し、ようやく新たな生活をと思っていた矢先、彼の病気がわかりました。
今年に入って、彼の体調が悪く、病院に行くようにと言いましたが、仕事への責任感も強く、また、病院嫌いもあり、ケンカ絶えず、諦め?見守るしかない状況でした。もっと、アプローチの仕方があったのでは。と、とても悔いが残っています。
体調が優れない日が続き、説得して入院をしたのが6月、8月末までの治療を目標に治療に専念していました。彼は、本当に頑張りました。しかし、その治療も、症状が悪化して、半分も出来ませんでした。
彼は、8月半ば、余命告知すぐに、病状が悪化し、先日逝ってしまいました。
彼には、死ぬなど予定なく、無念だったと思います。
私達は、籍を入れるタイミングを失ってました。病気がわかってから、彼は、元気になって結婚しよう、と言っていたので、私も、彼に添いました。ただ、彼が、8月、籍を入れたいと言い出し、私もそのつもりでいましたが、結局、彼が意識消失して、お身内から入籍の許可がありました。彼が言った、その時、籍が入れれず、彼の落胆は大きく、口数も少なくなりました。
私は、婚姻届を私の宝物としました。全てが遅かった。
現在は、彼のお身内は、とても私を気遣い、彼の妻として接して下さいます。感謝しています。
ですが、私は、現実が受け入れられません。いつも、彼といるような、彼を求めて探しているような・・・
彼と、リスタートしたいです。
気持ちも身体も整わない状況です。仕事も休職しています。泣いても泣いても、どうしようもなく、私は、私の事ばかり思っているようで…
ホントに自分がイヤになります。
どうか、よいお導きをお願いします。
お坊さんからの回答 1件
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「供養」
えりみ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「供養」とは、「供(とも)に(仏教を)養う」ということでもございます。
彼と共に、(迷い苦しみを無くす)悟り、涅槃へと向けて、どうか仏教に取り組んで頂けましたらと存じます。
もちろん、彼は、もはや今の貴女様には知覚・認識はできないかもしれませんが、だからと言っても、彼は完全に「無」になってしまったわけではありません。
また、いずこか(できれば仏の世界)にてその心を相続しての存在としてあり得ており、今生でのご縁の繋がりも、この先のその心へと続くものでもあります。
今生でのご縁を、更に供養というカタチにて温めて頂けますれば、尚、確かなるご仏縁のもと、また彼とのご縁もきっとこの先にてもあることになるでしょう。
金子みすゞさん「星とたんぽぽ」
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
詩を読みながら
涙しました。