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親友を失って中々立ち直れません回答受付中

回答数回答 3
有り難し有り難し 5

前回の問答の続きになりますが
親友が亡くなってから3週間程経ちますが
唯一の友であり35年間の付き合いの長さと言いますか
心に穴が開いた感じがして生きづらい日々が続いてます
親友とホスピスで面会した3日間は本当に幸せでした
別れが来るのが確実の為寝ている顔さえ愛おしく見れましたし
沢山感謝の想いを伝えることが出来ましたので
不思議な事に親友の49日が私の誕生日の翌日で
私の母が親友はきっと自分の誕生日を祝ってから
旅立ちたかったのよと言われて母の前で泣いてしまいました
親友の母親は私の事を良く思ってないらしくて
私と親友の仲を腐れ縁と言われたり
何時までいるんですかと帰宅を促されるような扱いを受けたので
親友の葬儀には呼ばれず親友のお墓の場所も知りません
買い物に行く度に親友の自宅前を通おり
親友の車がまだ残っていて亡くなったのは分かっているのですが
今日は仕事が休みで家に居るんじゃないかと思ってしまう時もあります
恋人も昔はいましたが自分の努力不足で相手が他の男性を好きになり
別れたので自信を無くして作ろうと言う気力も起きません
相手から別れを告げられたのですが逆に辛い言葉を
言わせて申し訳なかったと未だに思ってる位です
こんな駄目な自分でも母は居なくなったら寂しいから
元気でいて欲しいと言われて嬉しいですが
私自身性格が歪んでるのが常に自分は駄目な人間だと思ってしまいます
親友からはこんなに思いやりがある人が駄目なわけないでしょと
✉で記載されていましたが私自身は親友の方が真面目で
何でこんなに良い奴が俺より早く亡くなるんだと思いながら生きてます
相談と言いますか母に余り心配かけたくないのと
私自身心が弱くて吐き出すところがないので書かせて頂きました
お忙しい中本当に申し訳なく思っております

2025年6月7日 22:15

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

エピソードをつなげると辛くなる場合も

親友のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌 南無阿弥陀仏。
さて、悲しい出来事があった後に完全に「立ち直る」ということがあり得るのかはわかりません。
記憶を抹消できない限り、完全回復は無理なのかもしれません。
ですから私達には、古傷があっても良いのです。
ただ、時間も場所も異なる別々のエピソードを心の中で一つの物語につなげると、悲しみや落ち込みが増幅されることがあるので注意が必要です。
昨日の悲しい出来事について悲しむのは普通ですが、そこから10年前の悲しかったことも掘り返して「なんで私の人生はこうなんだ」とかは、止めた方が良いですね。
そのような思考をしてしまう人にとっては、全く別々のエピソードが同じ物語の延長線上、同じフォルダー内のファイルに括られてしまっているのでしょう。
別々のエピソードを同じ括りに繋げて、「人生の不幸集」「私の人生は不幸ばかり」等のラベリング(概念化)をしてしまうと危険なのです。
ということで、親友の件は思いっきり悲しんで古傷になっても構わないのですが、他の古傷とつなげて考えないように、あくまで別々の出来事だと思いましょう。

2025年6月8日 9:58
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

これからもご縁を大切になさって下さい

拝読させて頂きました。
あなたとご友人との様々なことや思いを読ませて頂きました。言葉には言い尽くせないとてもかけがえのない大切なご縁なのだと感じます。詳細なあなたやご友人のことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
ご友人のお母様からはあなたは善く思われていなかったのですね、お葬儀に参列できなかったことはとてもさみしいと思います。

その方が心から安らかになります様にと心を込めて仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

あなたもその方が心から安らかになります様に心からお祈りなさって下さいね。
その方は必ず仏様や神様が導いて下さり、先に往かれた親しい方やご先祖様が優しくお迎えなさって下さいます。そして仏様や神様のもとでご先祖様と一緒に一切の迷いや苦しみから救われて心から安心し、清らかに何の憂いもなくご成仏なさっていきます。そして心穏やかにあなたやご縁ある方々をこれからもお見守りなさって下さいます。
その方はいつもあなたに心から感謝なさりあなたのことを大切に思っていて下さいます。
あなたとその方とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。

どうかこれからもその方のことを大切になさりあなたの人生にしっかりと向き合って生きて下さい。そして合間にその方のことを思い返しながらその方に心から語り掛けて下さいね、きっとあなたの思いをその方は優しく受け止めて下さるでしょう。

あなたがこれからもその方とのご縁を大切になさり、あなたの人生をこれからもしっかりと歩んでいかれます様に、素晴らしい出会いやご縁の中で心から豊かに生き抜いていかれます様に切に祈っております。至心合掌

そしていつの日かあなたが与えられた天寿全うなさる時には必ず仏様や神様が導いて下さり、その方がご先祖様と一緒にあなたを優しく迎えて下さり、その方と再会を喜び合い心から安らかになります様に切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏

2025年6月8日 11:06
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

悲しみと共に、あなたのペースでゆっくりと

hiroさん、再び、ハスノハにあなたの声をお寄せいただき有り難うございます。「心に穴が開いた感じがして生きづらい日々」とのお言葉、その深い喪失感と悲しみ、痛いほど伝わってきます。ホスピスでの最後の三日間、たくさんの感謝の思いを伝えることができたこと、そして親友の寝顔さえ愛おしく感じられたこと、それは本当に尊く、かけがえのない時間でしたね。その思い出は、これからもhiroさんの心の中で、温かい光として灯り続けるはずです。

親友のお母様との関係やお葬儀やお墓参りが叶わないという状況は、hiroさんの悲しみをさらに深く、そして複雑なものにしていることでしょう。お辛いですね。どうかご自身を「駄目な人間だ」などと責めないでください。親友が「こんなに思いやりがある人が駄目なわけないでしょ」とおっしゃってくださったように、hiroさんのその深い悲しみ自体が、親友への深い愛情と思いやり、そして35年という長い年月の絆の証なのですから。

お母様がhiroさんを必要とし、元気でいてほしいと願ってくださるお気持ち、本当に有り難いですね。そのお母様への思いやりから、心配をかけまいと気丈に振る舞っておられるのでしょう。でも、時には弱音を吐いたり、誰かに頼ったりすることも、決して悪いことではありません。「心が弱くて吐き出すところがない」と感じておられるのですね。だからこそ、このハスノハに言葉を寄せてくださったこと、それはhiroさんがご自身の心と向き合い、何とかこの苦しみを乗り越えようとされている大切な一歩だと、私は思います。

仏教では、「一切皆苦」と教えます。人生は思い通りにならないことばかりだ、ということです。愛する人との別れは、その中でも最も大きな苦しみの一つです。しかし、その苦しみを通して、私たちは「いのちの尊さ」や「ご縁の有り難さ」といった、本当に大切なことに気づかされるのかもしれません。

思い出を語り、時には涙し、そして親友からいただいた温かい言葉や優しさを人生の糧にして、今日一日を大切に生きていく。その積み重ねが少しずつhiroさん自身の心を癒やし、前を向く力へと変わっていくのではないでしょうか。焦らなくて大丈夫です。あなたのペースで、ゆっくりと歩んでいってください。そして、しんどくなった時には、いつでもこのハスノハにおいでください。私たちは、あなたのそばにいます。

2025年6月8日 10:54
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有り難し
おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

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