hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

これからの生き方が分かりません。仕事だけの毎日です。

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

はじめまして、こぱんだと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

公立高校で教員をしております。約20年間勤めてまいりました。やりがいのある仕事で定年までと思っておりましたが、昨年度末からストレスも原因だという突発性難聴・めまい…です。これごときで弱気になってはダメなのですが、このままでは身体がもたないだろうと感じています。

これまで20代、30代、40代と仕事を第一に考え、それがこの仕事をしている以上当たり前と思ってきました。恥ずかしながら、仕事のことしか考えてきませんでした。今、50歳を前にこのままで本当にいいのだろうかと思うようになりました。

平日は「今日」と「明日」の境目がなく、何とかかんとかつじつまを合わせ、綱渡りの毎日を送っています。土日も仕事のことで頭がいっぱいで、いくつも仕事を持ち帰なければならない状態です。

周りの同僚の先生方の中には趣味の時間を持たれたり、お稽古ごとをされたりしておられる方もいらっしゃいます。私は、仕事しかしていない人になってしまっています。いっぱいいっぱいしなければ仕事をこなせられない、私自身の能力に無理があると考えるようになりました。

いろいろと考えてみました。(1)退職し、転職する。(1の案)その1:現在抱えている仕事を考えると、すぐ退職する訳にはいかないので、仕事が一区切りつく頃に退職・転職することを考え、取りあえずは勤務校を変えずに今の学校で頑張る。(1の案)その2:現在抱えている仕事を考えると、すぐ退職する訳にはいかないが、転勤希望の意思を示し、私自身の労働環境を変えてみる。それでもだめなら退職・転職する。(2)経済的「安定」を手放すことに不安を感じますし、両親に心配をかけさせることにもなるので、退職・転職などはせず、とにかくどこの学校に勤務していようと辛抱し、我慢し続ける。
ですが、転職を考えたとしても、この年齢で実現可能なものか全く分かりません。また、勤務校が変わったとしても勤務内容に大した変化はないというのはこれまでの経験から分かっています。

相談内容がうまくまとめられておらず、大変申し訳ありません。私はこの先どのように生きていけばよいのか分からないのです。自分の時間を持ちたい、仕事にいっぱいいっぱいの毎日ではない生活を送りたいと願うのは、間違った考えなのでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を大切にする事も必要です

質問読ませていただきました。

ご自身の仕事に、誇りと責任を持たれているのですね。
とても素晴らしい事ですし、尊敬いたします。

さて「自分の時間を持ちたい」とのことですが、私は素晴らしい事だと思います。

私の知り合いの話ですが、会社に就職してがむしゃらに働いていた人がいるのですが、40歳くらいの時に体をこわし、血を吐いて入院する事になりました。
そのときに、その方が「一生懸命働いてきたけど、いざ体をこわしても会社は何もしてくれない。自分の体は自分が守っていかないと」と話してくれました。

全ての会社や職場がそうだとは思いませんが、やはり体調を壊して1番苦しむのは自分自身です。そして、その体でこぱんださんは一生生きていかなければなりません。
今の無理は、必ず将来たたります。

このままではもたないだろうと思われるのであれば、何か今までと違う事を考えた方が良いでしょう。
仕事以外に自分の時間を持つことで、ストレスが軽減されて心身共に楽になるのであれば、自分の時間を持つこともとても大切です。

自分を大切にし、将来の自分の体の事も考えながら生活を送られて下さいね!

{{count}}
有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

誠海様、ご回答をありがとうございました。ご返信が大変遅くなりまして申し訳ありません。もう土曜日になってしまいました。

さて、自分の時間を持ちたいとの考えは間違いではないとのお言葉、ありがとうございました。自分の単なる我が儘ではないか、甘えているのではないかと思うことがありましたので、とてもとても安心いたしました。

また、これから自分も大切にしながらお仕事も頑張っていけるようにするためには、何かを変えていかなければいけないということ、自分を守るのは自分だということ、あらためてお言葉を頂戴すると、やはり大切なことなのだなあと感じました。

この1週間も帰宅をすればぐったりで、気が付いたら朝がきている、そんな1週間でした。学校におります時に、「楽しい!」と感じる瞬間は1日のうちでも何度もあります。でもでも、「苦しい」です。この土日も籠っても仕事をいたしますが、しんどさを少しでも解消するために何ができるのかを考えていきたいと思います。考えないままでいたら、きっとこのまま、そして自分がなくなります。将来の自分のために考えていきたいと思います。

ありがとうございました。
誠海様、どうぞよい週末をお過ごしください。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ