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新興宗教に入信している母との関係

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誰にも相談できなかった悩みがあるのですが、ここでなら何かよいアドバイスがお聞きできるかと思い、質問させていただきます。

私の母はとある宗教を信仰しています(神道系だと思われるのですがよくわかりません)。毎朝台所にある神棚?に水をあげてお祈りしたり、お守りのような石を購入して家や車の中に置いていたりします。

それまでは全然知らなかったのですが、私が小学校高学年になった頃、突然母が信仰している宗教の説明(家にパンフレットがあった)をされ、神様に感謝しなさい、悪いことがあるのは感謝の心が足りないから云々などということを聞かされました。
中学校で私が不登校になった時には、私をその宗教団体のセミナーのような所に連れて行って、偉い人に相談したりということもしていました。

母は大学時代、友人の勧めで入信したそうです。父が知っているのかどうかは不明ですが、父がいる前では宗教の話はしません。姉には私と同じように説明をしたらしいです。

母には悪いのですが、私はどうしてもその宗教を信仰する気が起きず、母にその手の話題を振られた時も曖昧な返事をしてごまかしてしまいます。
母に無理やり持たされているお守りの石や塩も、本当は持ちたくありません。

母がどんな宗教を信仰しようと、それは母の自由だと思います。でも、子供も同じ宗教を信仰するのが当然だと考えないでほしいです。このままだと、就職や結婚にも宗教を持ち出されそうで少し怖いです。

親にはこれまで育ててもらった恩がありますし、まだ学生の身分ですので経済的には親に依存しています。ですが、正直に言って母とは距離を置きたいです。ひどい時には、絶縁したいとまで思ってしまうこともあります。

今年の四月から大学進学のため、実家を出ることになります。この機会に「お母さんが入っている宗教とは関わりたくない」と母に伝えてもよいでしょうか?

長々とまとまりのない内容で申し訳ありません。どうかお坊さんの智慧をお貸しください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

信仰の自由

信仰とは本来我々の心の奥底から自然と溢れてくるもの

例えますと自分が九死に一生を得たとき、救われたんだ、加護があったんだ、と自然と出てくる感謝
決して押し付けるものではありません

僧侶も布教致しますが我々はお釈迦さんの説かれた法や宗祖の解釈などをお話して分かっていただく、感じていただく、気づいていただく、ただそれだけであり押し付けるものではないと私は考えております
おさかなさんは神道でも佛教でもそれ以外においても信仰される場合、ご自身で心から信仰できる宗教にされればよいと思います

お母様からの勧誘に関してですが難しい問題ですがお母様はきっと良かれと思って勧誘してらっしゃるのだと思います、それもある種の母の愛、ではございますけれどもだからといって納得は出来ませんよね
家を出る機会にしっかり「お母さんが入っている宗教とは関わりたくない」とご自分の気持ちを伝えることをお勧めします
ただ、もしかするとお母様はお怒りになったりおさかなさんが傷つくような言葉が絶対に飛んでこないとは限りません
そのときはおさかなさんの人生です、生き方を決めるのは自分自身です、自分の信仰は自分で決める、押し付けられて入る宗教に何の意味があるのかと言っておやりなさい

ただ、どんなことがあろうとお母様はお母様です、生みの親であり育ての親です、絶縁はせぬように、今は何とも思わなかったとしてもいずれきっと後悔する日が来るかもしれませんから

おかさなさん自身の想いをお母様に伝えられてお母様の理解が得られることを願っております

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