hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

祖父母の墓の管理が宗派が違うことで困惑

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

まず、自分は、浄土真宗
祖父母と親族は、浄土宗です

亡くなった祖父母の墓を管理することになりました。
ただし、祖父母と孫の自分は名字が違うことで自分の墓は別にあります。本来は墓じまいをしてもいいかと思うのですが、見れるうちは見ていこうと思い管理することにしました。

しかし、宗派が違うので自分のやり方で進めようとしてたら
浄土宗の人たちからおかしいと言われて、浄土真宗との違いを気付かされます。似ているようで、成仏のタイミングや供養など両者と違っている点がちょっとずつあって親族間でトラブルが続きます。

ずっと見ていくなら、遺族の思うようにいっそ宗派を変えさせてもらいたいですが、きっと親族でトラブルになりそうです。かといって、浄土宗の考え方に寄せていくとなるとちぐはぐした気持ちになってしまいます。

どうすれば良い着地点になるでしょう


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大切なことは、故人の生きてきた道を尊重すること。

こんにちは。亀山純史と申します。

私個人の考えを書かせていただきます。
まず、「お墓は誰のためにあるのか」と言えば、それはこの世に残された人たちのためです。よく「子供たちに迷惑をかけたくないから、遺骨はこうしてほしい。」とか「お墓はこうしてほしい。」という言葉を聞きます。自分の意思を伝えることは悪いことではありませんが、残された遺族、親族がどのようにして故人を偲びたいのか、という点が最も大切なことだと思っています。
では、その残された遺族、親族がどのようにして故人を偲ぶべきか、ということですが、故人が信じてきた宗教(宗派)のやり方を尊重することだと思います。それが故人の生きてきた道を尊重することだと思うからです。もしも私がキリスト教の葬儀に参列したら、キリスト教のやり方に倣うでしょう。それが故人の生きてきた道を尊重することだと思うからです。
実際、私の寺でも、お墓の管理を他宗派を信仰している娘夫婦が引き継いでいる場合があります。そのときでも、浄土真宗の作法でお参りをしてもらっています。

以上が私からの回答になります。ご参考になれば幸いです。

追記:墓じまいのために、他宗派の遺骨を永代法要墓に改葬された方もいますが、そのときには、親族の方とも十分に相談なさる必要がありますね。

{{count}}
有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
このお坊さんを応援する

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ