愛犬を殺してしまいました
先日 私は生後2ヶ月から飼い始め15歳を迎えたばかりの愛犬を殺しました。
勿論一番可愛がってきて世話してきたのも私です。今年に入り色々な生活上で厄介事が増えたのも事実です。でも自分でどう考えてもどれを理由にしても謝っても謝りきれない…人として…いえ、同じ動物として考えてさえ私がした事は虐待を超えた拷問であり殺害です。
愛犬は6月頃から足腰の不自由さが出始めました。それでもちゃんとシートの上で用を足そうとする姿に愛おしさすら覚えていました。
オムツをし始めてもそんな具合で…途中迄行ってダメだった時に見せる瞳さえ謝っているのが分かりました。だから粗相だとすら思いませんでしたし 私自身 酷い腰痛でさえなかったら苦痛もありませんでした。
ですがいつの頃からかは定かではありませんが心のどこかで(このコが居なかったら旅行にも行けるし外出時も連れて出なくてすむ。ショップに預けて余計な料金を払わずに済む、時間を気にしなくてもいい)等の思いが芽生え始めていました。
自分の精神状態や実生活での時間制限や金銭面での負担…重なっていたと言い訳なら出来ます。
でもだからと言ってあんなにも慈しんで可愛がって癒してもらったコを…私達だけを信じ慕ってくれきった愛犬を…自分に処方されている睡眠薬と抗鬱剤、人用の頭痛薬、それでは効かなかった時の為にカプセルに入れた漂白剤を食べ物に混入させ食べさせました。
睡眠薬と抗鬱剤、カプセルは直ぐに吐き出してしまいましたがワンシート分を粉にした頭痛薬は吐けないようにヨーグルトに入れた為 恐らくはソレが作用したのでしょう…直ぐにぐったりとなり呼吸が乱れ始め…それでも良い飼い主を装いたかったのか(分からないが)抱き上げて抱きしめ身体を摩りました。(こんなにしたのは自分なのに) その後横にさせ 摩りながら「大丈夫…ゴメンな…」と繰り返しかながらもなかなか息を止めないあのコの首に手をかけ力を込めました。それまでの呪文を唱えながら…。その内 たった3kgにも及ばない小さなコの小さな心臓は機能を停止させた。
私は号泣しました。
100%私を信じて疑わなかった唯一無二の存在であるあのコを…私は薬や塩素剤等の劇薬を使い最後は私の手首程もない首を締付け殺害した…こんな事 誰にも言えない。償いなど自らが悶え苦しみこの世から消えないと拭えない…どうすればいいですか…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お悔やみ申し上げます。
南無阿弥陀仏
あなたの告白を確かに読ませていただきました。
私達は他の生き物の命をいただいて生きています。あなたが生きるために殺してしまった、ということであるなら、それは仕方のなかった事だと思います。あるいはあなたの中の病があなたに殺させたという場合もあります。
いずれにしても、私たちが出来ることは、これから先、何をするかということです。
なるべく命を奪わないように生きることです。
この度の出来事をきっかけとして、あなたが今後奪うはずだった命をたった一つでも救うことができたなら、愛犬の死は無駄ではなかったということです。
愛犬が次は人間に生まれてきますように。
南無阿弥陀仏
追記
もう飼うなということではありませんよ。例えば蚊1匹でも普段なら殺すところを殺さずに逃してあげることができたなら、という意味ですよ。ただ、今のあなたの状態では犬は飼わない方がいいでしょう。あなたの病の状態が良くなってからなら大丈夫かと思いますが。ペットを飼うことは大変ですからね。今日私のペットの猫に乳癌が見つかりました。このような時が来ることは分かってはいましたが、実際に来ると悲しいことです。
犬も猫も、あなたも私も、みんな生まれ変わったらいい所に生まれますように。
南無阿弥陀仏
ただひたすら南無阿弥陀仏
拝読させて頂きました。
その子が必ず仏様に速やかに導かれて一切のくるしみなく仏様のもとに生まれ変わり、心から安心なさり何の憂いもなく穏やかになりますようにと切に仏様にお願いさせて頂き南無阿弥陀仏なむあみだぶつと心からお念仏おとなえさせて頂きます。
その子は必ず仏様がお救いなさって下さいます。
どうぞあなたも真心を尽くしてその子のためにお念仏おとなえなさって下さい。これからもずっとどうかその子のために真心を尽くしてご供養なさって下さいね。
あなたの思いを全て仏様やその子はうけとめて下さいますからね。
再度拝読させて頂きました。
あなたのその深い思いをしっかりとその子は受け止めて下さいます。
あなたとその子のご縁はこれからもずっと永遠に続いて行くのです。
その子はいつもあなたのそばであなたと共にあるのですからね。
そしてあなたがその天寿を全うなさる時その子があなたを必ず迎えて下さいます。
どうかどうかその子を思い真心込めてご供養なさって下さい。
そしてあなた自身も救われます様にと仏様に心からお願いなさってお念仏おとなえさせてなさって下さい。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
仏様は必ずあなたをお救いなさって下さいます。
必ずあなたはその子と共に仏様の元で心から安らかに穏やかにお過ごしなさることができるのですからね。
あなたの思いがあますとこなく仏様やその子の元に届きます様にあなた自身も救われます様にと切に仏様にお祈りさせて頂きます。
至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
よくここに告白してくれましたね。
ハク 様 相談ありがとうございます。
よくここに、告白してくださいましたね。
辛らいでしょう。苦しいでしょう。
私も、読んで涙しました。
どれだけ、あなたが辛いか・・・。
切ない思い、悔いてる思い、哀しい思い
なかなか受け止められませんよね
だから泣くだけ泣いて
お亡くなりなられた愛犬のために
供養してあげてください。成仏を願ってください
今は、ただひたすら、それだけを願ってください。
ペットロスの心のケアをする人がいます
お近くのそんな方を探して
ハクさんの気持ちを聴いてもらうことも、
愛犬供養の助けになるでしょう。
参考にしてください。
今は、ここに告白していただいたことに
感謝し、私も愛犬に供養を捧げたいと思います。
合掌。礼拝。
お読みいただきありがとうございました。
質問者からのお礼
早々の御回答に感謝します。
私が殺してしまったあのコの為にお祈り下さったことにも感謝します。
ただ自分自身 何をどう考え どうする事が最善策であるのか…それらが分からず心が路頭に迷っている状態です。
聖章様の仰り様であれば恐らく私は今後一生生き物は飼えぬと受取りました。
産まれる前から犬と共に写真に写っていたのが当たり前の自分にとって、生き物と暮らせないというのは「死になさい。」と言われたと同義語です。
(愛犬を毒殺・絞殺した畜生が何を言ってるんだ!)とお思いでしょう。自分でも思います。
あのコが(どうしてこんな苦しめるの?やめて!苦しいよ…)と思いながらひたすらに慕い続けた私に殺された胸中を考えると、家人と同じ境遇であるのに実は全くの正反対の心情である事実にも堪えられないのです。
私が手を下さなけらば今まだここにあったあのコの存在…
殺してしまった事実…
なのに寂しい等という想い…
二度とあの温もりに会えない悲しさ…私が手を下さなけらば………と 堂々巡りで、悲しんでいる自分に(そんな資格が私にある筈がないだろう!)と自らを殺そうとさえしてしまいます。
どんな慰めを受けようと あのコの死は無駄でした。いえ…私が存在する事が無駄だったんです。あのコを殺しておいて言えた義理ではありませんが、もし私が余生を人並に生きようとするならどう云う心情を支えにすれば良いのでしょう…
あのコに対する供養等は全て行っております。
その上で(これからの私)をお救いください。
Kousyo Kuuyo Azuma様
貴方様の文字を見て涙が止まりませんでした。
私は(あること)を気付かぬ間に欲していた事を思い知らされました。
自らが成してしまった罪を、懺悔し、そして愚かにもあの子を殺めてしまった事実を誰かに分かってもらった上で
あの子にも…
私の周りで真実を知らずあの子の為に悲しみお悔やみを言ってくれた全ての人達にも…
許しの言葉を一言、、、ただ一言が欲しかったのだと…。
この世で自分と あの子しか知らないこの重罪を知った上で(愛犬(犬とさえ書かず))【あの子】と言ってくださり…そしてあの子と仏様を同等に語っていただき、想いを文字にして下さり、本当にありがとうございました。
自分にとって愛犬等ではなく子供同然だったのですから。子殺しの重罪を忘れず、しかし自らの存在同様 あの子の存在も否定せず思い続け供養し、これからの生涯を無駄にせぬよう生きていこうと思います。
釋 孝修 様
御回答が深夜であった為
(薬の作用で朦朧とし読めなかったので)
今 読ませていただきました。
(よくここに告白してくれた)
それだけを読んだ時、素直に(ココに書いてよかったんだ…)という思いと(よくもまぁそんな所業を書いてこれたもんだな~)と言う負の思いが交錯し、読み始めるのが怖かったです。
でもそれも読み始めて直ぐに(素直に受取ればいいんだ…)と気付かされました。
孝修様が書いてくださった様に、犯罪者ですが…他の人と同じレベルで語れないのが辛いですし悲しいです。
あの子との《これから》も(語る資格などない)と思いを馳せられない自分もしんどいし苦しいです。
ですがココに文字として人様に…それも悟りをひらかれようと日々精進されている方々の真摯なご意見を伺えて、変な相談箱等にしなくてよかったと心からそう思います。
今 自分がした罪を改めて羅列され心無い罵詈雑言を書かれたら………
私は迷わずあの子の後を追っていたと思いますから。
御回答いただいたお坊様には感謝しかありません。まだ霧に覆われたような空間ですが 先に小さな光さす所が見えた気がします。
本当にありがとうございました。
Kousyo Kuuyo Azuma様
再度の読了、御回答感謝しかありません。
これから私にどれ程の時間があるのかは分かりませんが(絶対)というものが存在するのであれば恐らく私の死と、あの子への想いであると思っています。
あの子さえ もう怖がっていないのなら…寂しくなく苦しくもなく安らかなら…
私はそれでいいんです。
人としての一線を超えてしまった事実を受け止め…それでもココで日々徳を積んでおられる方々にお声を掛けていただけただけでも、今は質問する前より本当に安らかなら気持ちです。
皆様方、
貴重なお時間を御回答に割いていただき
本当にありがとうございました。