考え方
私は 苦手な人 忘れられない事や失敗 後悔など
自分では、どうにもならない事に執着して
いつまでも 堂々巡りを繰り返し 苦しみます
よく人は変えられないとか言うけど
なら、考え方を自分が変えた方楽なんだとか言いますが それって 簡単な事でしょうか?
悩みがそれで変わるなら 私は どうしたら
いいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
念の起こるところを見よう
考えってはじめっからやってるわけじゃないのです。
鐘の音だって鳴らさなきゃ鳴らない。
思いや考えの鐘、ベル、鈴、たーりんさんのたー鈴(リン)はいつなるんでしょうかね。
鳴り始めがある。
鳴らし始めがある。
そうなのです。なっていない時だってあるのです。
よって「あの鐘を鳴らすのはあなた」なのです。(アキ子かい)
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修行道場では鐘などの鳴らしものを鳴らす仕事を最初に覚えます。
鐘司といいます。
鐘はむやみに鳴らすものじゃありません。
現代人は鳴らさんでいい時にまでむやみに鳴らすんじゃないでしょうか。
どんなに余韻が残る鐘の響きだってその響き自体が諸行無常です。
諸行無常の響きありとは、そういうこと。
思いの鐘自体も無常。もうさっきまで思っていたことなんて鳴りやんでいる。
「え、でもまたなり始めている」「どうしても鳴ってしまう」というのは「今」鳴らしたのです。自分を良く見つめてみましょう。
その思いの鐘が鳴り始める瞬間をまず知ること。
そしてその思いには鳴りやんでいる時がある。
もう先程の響きではなくなっている。
いつ鳴らしているのかを知る。
過去のことでも必ず、今新たにやっているのです。
いつ鳴らすのですか?今でsy…(林先生か)
そのツッコミが起こるのも必ず今新たに起こるのです。
お笑いだってボケもツッコミも大事なのです。
あなたが今思い起こしたことは、一種のボケだと思いましょう。
問題なのはその思いのボケが生じたときに、どんなツッコミを入れているか。
そのツッコミやリアクションによって自分が暗くなる方へ進めているのです。
その鳴っていることを問題にしている私が問題なだけだと知るべきです。
人は出来事直後、反応直後にすぐに何かを思い始めます。
そこを知りましょう。
反応やツッコミが自分を損ねてしまっているだけなのです。
考えてはいけないのではないのです。
考え直後に何を思っているかなのです。
自分がどういうボケとツッコミをしているかをよく見てみることです。
そして、それを今までとは違う方向へ引っ張って行ってあげることです。
だから「あの鐘を鳴らすのはあなた」なのです。(アキ子か)