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進路選択への不安

回答数回答 2
有り難し有り難し 22

初めて質問させていただきます。

自分は、現在大学に在籍しており、進路選択を目前に控えています。
進路選択について諸々の不安があり、友人や家族以外の意見もお伺いしたいと思い、質問させていただいた次第です。

簡単に書くと、次のようになります。

大学院に進学して法律家を目指すべきか、学部卒で公務員として就職するか決められない。

法律家に対するあこがれは小さいころからあるが、司法試験への挑戦は人生を賭けた勝負になる。更に、司法制度改革の失敗のあおりを受け、もし合格して法律家になれたとしても、不安定な生活になる危険性が高い。

一方で、公務員は安定しており、おそらく自分の能力ならほぼ確実に合格することができる。また、大学で学んだことを活かして、地元の活性化に貢献するのにも興味がある。

両親は、自分が好きな道を選んでくれて構わないといってくれているものの、恐らくは公務員として働くことを望んでいる。大学院進学する場合も経済的に支援してくれると言ってくれているが、負い目を感じる。

このような感じになります。

どちらの選択が、自分にとって適しているのかがわかりません。ひょっとしたら、どちらも間違いで、ほかの選択肢があるのかもしれません。でもやはり、2つのうちどちらかの方があっているのではないか。それでは、どちらがいいか…

このようなことを考えていると堂々巡りに陥り、不安で夜しか眠れません。

何か、ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悩み続けるべし

 こんばんは。「夜しか眠れません」は恐らくタイプミスだと思うので、早速。
 正直そこは、ご自身が答えを出さなければならない所でしょう。ご両親は、多分「自分たちの思いはあるけれど、それよりも息子の意志を尊重する」と考えていらっしゃる。それは親の勤め、尊い姿だと思いますよ。
 私は生まれながらにして「あなたは将来住職ね」と洗脳ばりに育ってきたので、殆ど迷うこと無く坊さんになる修行まで行きました。でもね。ちょうどその頃、色々と迷いがありましたの。数学が好きだった。パソコンも好きだった(当時はまだ1人でプログラムを組めるほど牧歌的だったのです)。電車も好きだった。でもね…父が病気になったんです。
 で、否応も無く「あんたがやるしかないでしょう」という周りに押され、明確な意志を持たないまま、現場に出始めたのでした。
 その後父は回復し(今も元気です)、私は坊さんをしていますが、その間つくづく感じたのは「何をやるか、よりもどのようにやるか、だなぁ」という事です。このhasunohaには100人のお坊さんがいるそうですが、全体から見れば一握り。他にもテレビに出る方もいるし、学問を重ねている人もいるし、儀礼を完璧に身に付けている人もいるし、社会活動を一心にしている方もあるしと、本当に色々です。一口に「坊さんです」と言っても、全員の個性が活きていると思うのです。その中で、「自分としてありたい坊さん像」を追っかけ続けているんだと思います。
 ですから、もちろん「何になるか」は重要ですけれど、願わくば「こんな○○」を目指せる、その自由度の高い所へ狙っては如何でしょうか。今は人材も流動的ですから、「○○をしてきました」をステップにしていく事も可能でしょうし、後から資格を取る道も多く用意されているようです。「取り敢えず」何かの職について、社会の一端を担ってみて、で考え続けるのはいかがでしょうか。そう。諸行無常とは変化し続けることです。何かに甘んじないことです。
 私の個人的なお勧めとしては、対人的なお仕事。対人の現場にいることは、多分一番刺激的ですから。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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どちらの仕事についても、求められるのは人間力

 一応、法学部に在籍し、某公務員試験に辛うじてひっかかり、数年間公務員生活を経験しました。ヒデコフ175さんに比べれば、駄目な阿呆学部生だったと思います。そんな阿呆ですが、法学部を卒業し公務員として働いた経験から少々申し上げます。

 弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、司法書士、これら士業と呼ばれれる方々ですが、以前は資格を有しただけで生涯安泰だというイメージがありました。現在は、弁護士開業したが、仕事が無い。公認会計士試験に合格したが、雇ってくれる監査法人が無い。そういう情報がたくさん飛び交い、士業をdisるエピソードには事欠かないようです。かって仕事の中で多くの士業の方々とお会いしましたが、「生涯安泰だというイメージ」は偏った見方であることはわかりました。弁護士だ、税理士だと言っても、本当に「有能な方だなあ。」と感服する場合も有れば、「有資格者でも、私だったらこの方には仕事を頼まないなあ。」と感じた場合もありました。資格試験で培った専門知識で仕事をするのは当然ですが、それは基本中の基本に過ぎません。むしろ代理人としての交渉力調整力が求められる場合の方が多いと思いますし、そういう能力にたけている方々が多くの顧問先を有していると言えます。
  お寺と若干関連するジャンルですが、最近士業の方々が終活支援や相続支援をウリにしようとしてます。こうした仕事の場合、民法、相続税法、不動産登記法、墓埋法等の知識は必須ですが、一番必要なのは調整力交渉力です。司法試験の厳しさは理解しておられると思いますが、弁護士としてどんな仕事をしたいのか、そのためにはどんな能力が必要となるか、しっかり見据えてください。その辺が固まれば、司法試験へのモーテイベーションは高まると思います。

 公務員の場合も同じことが言えます。行政法規の知識は必要ですが、それだけでは役に立ちません。「安定」なんて時代錯誤的なことを言っているような方は、これからは公務員になるべきではないと思います。限られた社会資本の中で、地域社会を如何にして維持し存続させていくか?そのための企画力行動力調整力が求められています。

 社会では専門知識が求められますが、飽く迄も必要条件に過ぎません。一番求められるのは人間力だと思います。以上を参考に、進路をお考えください。

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おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

貴重なご意見、ありがとうございました。
頂いたお答えを心に刻んで、もう一度自分なりに考えてみたいと思います。

また迷い、質問させて頂くことがあるかもしれません。
その時も、どうぞよろしくお願いいたします。

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